実際に届いてから何週間がたったが、本当に役に立つ本である。
『ジンのすべて』 きたおかろっき 著 2800円程度
この一冊があれば、超マニアックな領域を除いてジンに関するこれまでの流れを把握できると思われる。
ただのジンのカタログ本なら高すぎる値段だが、今日におけるジンのあり方や歴史、今現在のムーブメントや一部作り手のインタビューがあり、読んでいて非常に楽しい一冊。
個人的にありがたいのは、近年すごい勢いで数を増やした「ジャパニーズクラフトジン」が範囲に入っていること。
基本的に国産ジンは値段が高く、そしてジンはウイスキーにくらべて情報やレビューが目に入りにくい。
そのような中でジャパニーズジンが扱われているのは嬉しい。
いやあ、本当に良かった。
最近ではチラホラとジン本もあるにはあるのだが、ちょっと物足りなく感じていた。
しかしこうして現在の国内ジンシーンに触れている飲み手が出す著書が生まれ、後続へと続いてくれたら、お酒に対する世の認識も変化が生まれるだろうか?