こんにちは。
泰山流四柱推命 メール占い師の周利庵です。
またまた教科書の考察です。
これは、先月の記事の続きになります。
十干鑑法と通変星
上の記事では、通変星を「十干相互の生剋の作用が、実際の人間世界の人間関係や出来事に現れるときの範囲を示したもの」と書きました。
でも、「範囲」と言ってもよく分かりませんね。
それで教科書を見ますと
その第四章には、たとえば〔通変星と人物〕の項目があって、それぞれの通変星が表す人物が挙げられています。
それは、どういう性格の人かではなくて、親子とか夫婦とかの人間関係の内の誰なのかを表しています。
ただし、これ、書いてあるまま受け取れるかというと、そうでもなさそうです。
古人の努力の蓄積として聞くべきもので、生剋の理論としてはそういう解釈が成り立つけれども、実際に使ってみるとどうかなというのもあります。
終わりに書かれている『これには異論も有ります』というのも、そのへんの含みがあるのかなと思います。
その中で、最も実際によく当てはまるのは、比肩・劫財が表す人物と、男性にとって偏財・正財が妻・愛人を表すこと、女性にとって偏官・正官が夫・愛人を表すこと、この辺でしょう。
なお、妻・夫のほかに愛人なんて出てきますが、偏○の方が愛人で、正○の方が正式な妻・夫?というわけではありません。
偏○が付いているから愛人がいるとか、誰かの愛人になるとか判断するわけではありませんよ。
教科書には、このあとにも、〔通変星の意味〕という項目が続きます。
次には、これについても「人間関係や出来事に現れるときの範囲」という観点から考えてみようと思います。
あなたの安心と幸せを。
周利庵でした。
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