こんばんは。
動画でピアノレッスンです。



あんなに練習したのに
発表会で上手く弾けないんです。


メンタルを鍛える方法は
ありますか?



とご質問もいただきます。



せっかく練習したのだから、
本番も成功させたいですよね。



どうしてピアノの発表会って
あんなに緊張するんでしょうかね?



これは、
私の推測ですが、



「止まってはいけない」

「間違えてはいけない」

「先生からのアドバイス守らないと!」

「左右のバランスも聴いて」

「テンポも気をつけなくちゃ!」

「こうしなければならない」



と「ねばならない…」と思うと
緊張感が倍増する気がします。



というか、



これでは
楽譜通りに正しく弾く事にとらわれて



自分の音楽が
表現できないんじゃないでしょうか?


しかも
やり直しが効かない一回勝負!



しかもしかも、
みんなから注目されている!!!



文字にしただけで
緊張して
できる気がしないです…



同じ弾き方はしないという
ショパンも



「そんなにシビアに
ならなくても…」って



天国から思っているんじゃ
ないでしょうかね?



でも、緊張しつつも
ほぼ普段通りに
弾けている方もいます。



どうしたら
緊張しても
ほぼ普段通りに弾けるのでしょうか?



私の場合をお話ししましょう。


私も、ここ4,5年は
あまり緊張しなくなりました。



いや正確には、
緊張はしているけど


条件が揃えば、落ち着き
平常心をキープできて、
ほぼ普段通りです。


もちろん完成度という
視点からみると


ある人から見れば
50点に満たないかもしれないけど、



今の自分を100とした時、
だいたい90点はできていると思います。



なので当然、
できていない所は
できていないまま^^;



その条件とは、


①準備をしっかりしておく


②緊張しそうになった時
それに負けないくらい集中する


です。


やはり
不安要素が多いと



脳も萎縮するし、
血液の流れも悪いし、
筋肉が固まるので



普段通り行かない率は高いです。



でも、
冒頭の不安要素は、
テクニック要素なので



きちんと順序立てて練習すれば
ほとんどの方が
解消できます。



でも
一足飛びに練習したり、
闇雲な練習では、



できていないイメージや感情
記憶されている。



間違えた時の指の動きや音
記憶されている。



ので、



その脳内の間違った情報を
書き換える(払拭する)のは、
結構大変です。



だから
一見遠回りな練習のようでも



質の良い練習
積み重ねた方が


再現性が高いので
人前でもうまく行きやすいです。



次に、
②緊張しそうになったら集中する。



まず、
「あ、緊張し始めた…」と
感じる事が大事。
緊張しない人はいません。



「緊張しないようにします!」
なんて方がいますけど
緊張はするものです。



でも、緊張しそうになった時に、
何か集中できるものを1つ考えて
練習しておきます。


たまに、
いきなり当日先生から
「集中してね!」と言われて、
何に集中するのかがわからない…
と余計混乱する時もありますね。



何でもいいんです^_^
ただ、いきなり当日は難しいかな…



例えば、
「今回は、『音を聴く』にこだわろう」
「歌い続けることをしよう」
「呼吸をしよう」


など、
その発表会での自分のテーマ(課題)
などを決めておき


その1点に向けて練習します。



そして、
緊張しそうになったら


「何を気をつけるんだったっけ?

そうだ!歌うんだった。

緊張している場合じゃない!

今から楽屋で歌いながら
エアピアノ(弾く真似)をしよう」



など、


頭の中にイメージや
音をいっぱい鳴らして



やるべき事を
冷静に遂行します。



集中すると
邪念が入らないのか


人も目に入らないし、
緊張するヒマなんてないんですよ。


そして
この集中するものがないと、



昔の私のように
「どうしよう…」と混乱するだけで



何の解決にもならないまま
終わる事になります。


要は、
スケートの羽生結弦さんが得意とする
イメージトレーニングですね。



不安なら、
当日のシュミレーションも
イメトレしておきます。
(実際会場を下見する方もいますし、
会場ピアノを弾いたりする方もいます。)



「会場に向かう時、
緊張するだろうな…」と
イメージしておくと



イメージ通り緊張しても、
「あ、やっぱり…」と
自分を客観視できるので、



少しは緊張という感情を
思考でコントロールできます。

(そこで「緊張しちゃった…」と
落ち込む必要はありません。想定内ですから。)



そんな感じで、


・会場入りした時
・着替えた時
・待っている時
・他の人の演奏が気になった時
・舞台袖にいる時
・おじきをする時
・演奏中
・演奏後も!



ありとあらゆる事を想定して
対処方法を考えおきます。


ちなみに昔の私は、
人の演奏聴くとわからなくなるから
聴きたくなくて、

イヤホンで自分の上手くいった演奏を
聴いていました。
(プロの方の演奏は、
私とは違うので自分の演奏です。)

また音楽の邪魔にならない
音楽のない雨や風、海などの
環境音を聴きながら
自分の曲をエアピアノしたり…


などなど
どうしたら良いパフォーマンスができるか?の
作戦を色々練っていました。



おばけ屋敷でも、
いつお化けが出るからわからないから
怖いんです。


「ここでこんな感じに出るよ!」


なんて知っていたら
心の準備ができるので
怖くはありません。


もっとも、おばけ屋敷に行く
意味がなくなりますが。



そんなものです。
アクシデントは起こるもの。



でもアクシデントの
対処方法を保険のように考えておくと、
安心感が増しますし、



それが本番に向けての
練習だと思います。



そこを意識して練習しないと
単に回数を重ねた練習では、



「あれだけ練習したから大丈夫!
練習は嘘をつかない!」と
言い聞かせても
簡単に嘘をつかれます^^;



単に練習量ではなく、
もっと具体的に



この対策もしたし、
あの対策も大丈夫。
やれる事はやった!



と思えると
かなり安心感があります。



そして次に
もっと良い演奏がしたければ、


「もっと練習しなきゃ…」
だけでおしまいにせず、


どこをどうしたいのか?
そのためには何をするのか?
方法はどうするのか?


と具体的な行動に移す事が
大事です。



・緊張はするもの。

・目の前の課題から逃げず
不安要素はなるべく解消しておく。

・緊張したら、決めたやる事に集中する。



そうして次第に
自分の音楽が演奏できるようになり、



ピアノ以外にも
自信がついてくる事は
間違いありません。



メンタル向上にも、
やり方と順序があるんですよ。


滝に打たれるような
修行をする必要はありません。



暑いグラウンドで
1000本ノックなんて
受ける必要もありません。



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