レッスンをはじめてから

今日で、25日め。

きのうは魚座の新月だった。

土日、忙しいお寺を後目に

イチゴ狩りだの、テニスだの

予定をつめこんで遊んでいた母の

具合が悪くなっていた。
 
比較的いつも健康で珍しいなと思ったが

そういえば

イチゴ大福だのおはぎだのケーキだの

見てて気持ち悪くなるくらい

食べまくっていて

テニスからもどると

「気持ち悪い」と

顔を青くしている。


吐いたら楽になるんじゃない?


と、勧めても

「もったいなくて吐けない」と言う。

この

もったいない

という感覚。

それは何も食べ物だけでなく

物質全般に向けられている。

捨てれなくて溜め込むと

どんどん物が溜まる。

空いてるスペースにテトリスのように

物をのせていくのだが。

何がどこにあるのか、わからない。

快適さを圧迫するレベルまで

とっておこうとするので

捨てようとすると

「あ、それ、使う。捨てないで」

と、抵抗。


以前

ドイツ人の友人が何軒か日本の家を見て

「日本人の家って、なんでこんなにどの家も、物があるの?」

これって日本特有の問題だと思う

と、断言されたことがある。

なんとも言いかえせない。


日本特有かどうかはわからないが

傾向としてあるのだとすれば

もったいなくて捨てれない

というのは

“なくなったら死んでしまう”

といった

欠乏感からくる一種の病気

サバイバルな感覚

なのではないだろうか。

と。

首をかしげてみる。

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