はい、どーも!井上です!

 

 

 

関西を中心に精神科医かつ産業医しています!

 

 

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

 

今日は少し自分の診療スタイルに関わるお話です。

 

 

 

全ての精神科医がそうしてる訳ではありませんでの、悪しからず。

 

 

 

 

 

双極性感情障害、つまり躁うつ病ですね。

 

 

 

 

 

躁うつ病の患者さんの診察では、1つお願いしていることがあります。

 

 

 

 

それは、出来る限り、同居の家族に同伴などで診察に来て欲しいことです。

 

 

 

 

もちろん、毎回ではありません。

 

 

 

 

半年に1回くらいでも、1年に1回とかでもいいのです。

 

 

 

 

 

 

家族もお忙しいので、実際に来院できなくても、

 

 

本人の様子などの簡単なメモや手紙だけでも、やり取りできたらと思っています。

 

 

 

 

 

今日はその3つの理由を解説していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

では、主治医が家族さんにお会いしたい理由を、お話していきましょう。

 

 

 

 

 

1つ目として、家での情報を得るためです。

 

 

 

ウソを言っている訳ではないですが、

 

 

患者さんの背景によっては、患者さん自身が本当の調子を言えない時があります。

 

 

 

 

 

例えばうつ状態などで、不調を感じていても

 

 

『正直に答えてしまうと、休職の診断書を書かれるのでは…』などを勘ぐって

 

 

本当の状態を言えないケースもあります。

 

 

 

 

 

 

さらに、患者さん自身が感じている状態周囲からみた状態が違っている時もありますね。

 

 

 

 

 

特に軽い躁状態の時に、そのケースが多くみられますね。

 

 

 

 

 

診察の時は、本人は「調子いいですよ!」と、感じてしまって

 

 

常にそのような発言が続く人がいます。

 

 

 

 

 

この「調子いいですよ!」って言葉が、

 

 

本当に調子がいいのか…

 

 

それとも

 

 

躁状態で調子良く感じてるだけなのか…

 

 

明らかであれば、いいのですが、

 

 

軽い躁状態なら、10分くらいの診察で見抜けません。

 

 

 

 

 

あっ、これは私の場合ですw

 

 

あなたの主治医の一流の精神科医は、そのあたりも見抜いていますよ!!

 

 

私は、ポンコツ三流精神科医なので分かりませんw

 

 

 

 

 

だからこそ、家族の目線が必要になってくるのです。

 

 

 

 

 

診察の時は、本人が『調子いいですよ!』と言っていても、

 

 

実際には家では、

 

 

 

・普段より声が大きくて口数が多いとか…

 

 

・すごい早口だとか…

 

 

・イライラして、高額な買い物をしたりとか…

 

 

・夜でも寝ずに遅くまで何か作業していたり…

 

 

 

などの、こともありますからね。

 

 

 

 

 

 

二つ目の理由として、 家族の協力を得るためです。

 

 

 

 

多くの家族は、普段から精神医療の支援者ではありません。

 

 

 

なので、家族としても、本人にどのように対応すれば分かっておらずに困っています。

 

 

 

 

そのために、アドバイスなどをするために、家族と面談したいですね。

 

 

 

 

 

たまに、患者さん本人が『家族が治療に対して、全く協力的でない』と、述べる時があります。

 

 

 

 

 

もちろん、実際がどうなっているか分かりませんが、

 

 

1つ言えるのは、【この時は患者-家族の関係が良好ではない】ことです。

 

 

 

 

 

そんな時は、介入の時期かなと思っています。

 

 

 

 

 

精神疾患は、やっと最近になって受け入れられてきたのですが、

 

 

家族さんが高齢であったりすると、精神疾患に関して理解が乏しいこともあります。

 

 

 

 

 

 

実際に、うつ状態で休職してる本人に対して、

 

 

ダラダラ期であっても、

 

 

「家で、そんなダラダラしてたらずっと仕事に戻れないよ!」

 

 

などの、 厳しい声かけをする家族さんはまだまだたくさんいます。





 

休職してなくても、「気持ちの問題」「怠けているだけ」

 

 

本人にプレッシャーをかける家族さんもいます。

 

 

 

 

 

 

でも、このような発言をする家族さんも、

 

 

どうしたらいいのか分からずに困ってるハズです。

 

 

 

 

 

なので、主治医やカウンセラーからの少しのアドバイスによって、

 

 

家族さんの疾患に対する意識を変える必要があります。

 

 

 

 

 

 

三つ目の理由として、 家族のサポートです。

 

 

 

 

二つ目の理由に似ているところがありますが、少し違います。

 

 

 

患者さんと同じ時間を過ごすのが長いのは、やはり同居している家族です。

 

 

 

 

 

時に、本人の病状が安定しないと、

 

 

家族も、経済的にも体力的にも余裕がなくなっているケースがあります。

 

 

 

 

さらに、家族が抑うつ状態になってることすらあります。

 

 

 

 

 

 

そんな精神的な余裕の無さから、本人に対しても

 

 

 

家庭内で否定的な厳しい言動をぶつけることもあります。

 

 

 

 

 

 

お分かりのように、これは完全に負の連鎖です。

 

 

 

 

 

この連鎖を少しでも切るために、

 

 

家族さんの精神的なサポートも必要であり、

 

 

主治医に辛さをぶつけるくらいの目的で、同伴してもらうこともあります。

 

 

 

 

 

もちろん、主治医が話を聞いたところで、

 

 

何かが解決する訳ではないですが、家族としてのはけ口を作ることも大切です。

 

 

 

 

 

 

 

今日は、ポンコツ三流精神科医の目線が少しでも、伝われば嬉しいですね(^^)

 

 

 

 

 

そこで、病院以外に家族が利用できる社会的なサービスや機関なども

 

 

紹介していこうと思いましたが…

 

 

今日は少し記事が長くなりましたね!

 

 

 

 

その点に関しては、また今度お話しましょう!

 

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

 

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

 

(精神医学や産業医学などの内容を楽しくツイートしています。)

 

 

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