はい、どーも!井上です!

 

 

 

関西を中心に精神科医かつ産業医しています!

 

 

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

 

さっそくですが、皆さんは

 

メタメッセージという言葉を聞いたことがあるでしょうか。

 

 

 

 

メタメッセージとかは、

 

他人とのコミュニケーションにおいて使われる要素の1つです。

 

 

 

 

 

私達は、他人とコミュニケーションをとる時に、

 

話している言葉以外のモノも利用して、相手に伝えていきますよね。

 

 

 

 

それこそが、メタメッセージです。

 

 

 

例えば、

 

 

・言葉の選び方

 

・声の調子

 

・トーン

 

・表情

 

・話すスピード

 

 

などは、全てメタメッセージになります。

 

 

 

 

 

しかし、このメタメッセージを使ったり、理解したりするのが、生まれつき苦手な人がいます。

 

 

 

 

今日は、そのあたりのお話をしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

私達は、会話の中で、

 

相手から発せられた言葉の文字だけでなく

 

メタメッセージから相手の気持ちなどを、探ることができます。

 

 

 

 

 

しかしながら、発達障害の人々はこのメタメッセージを扱うのが苦手です。

 

 

 

 

 

逆にいうと、発達障害の人は、メタメッセージの解釈が苦手なため、

 

相手が発した言葉のみでの解釈しがちになります。

 

 

 

 

 

その結果、言葉の裏の言意味が読めなかったり、

 

相手の気持ちに沿った受け答えができなくなります。

 

 

 

 

 

 

では、例えば、相手が急いでいて、

 

話を切り上げたいと思っている場面を想定しましょう。

 

 

 

日本人ならば直接、相手に「はやく話を切り上げたい」と、言葉に表すことなく

 

メタメッセージを利用して伝えるでしょう。

 

 

 

 

例えば、

 

時計を見る回数が増えてくる

 

話すスピードが速くなる

 

 

などでしょうか。

 

 

 

 

でも、このようなメタメッセージに、発達障害の人は気づきにくいのです。

 

 

 

 

相手が焦っていることは、一切気にならずに、延々と話つづけてしまいます。

 

 

 

 

 

ちなみに、これは、混んでる病院の外来で

 

発達障害の方の診察時に、よくある風景です。

 

…((((oノ´3`)ノ

 

 

 

 

なので、私は診察の時は、

 

「次の人も待っているので、今日はここまでにさせて下さい」

 

と、そのまま直接お伝えさせてもらっています。

 

 

 

 

 

 

また、発達障害の方は、メタメッセージを読み取るのが苦手なだけではなく

 

 

メタメッセージを使いこなすことも苦手でもあります。

 

 

 

 

だから、一般的には、

 

言いづらい事やこの場で言うべきでない事でも、

 

相手にズバズバと言ってしまうことがあります。

 

 

 

 

例えば、少し髪の薄くなってきた上司に対して、気づくやいなや

 

「最近は男性型脱毛症ってTVでもよくやっているので、病院いくのもアリだと思いますよ」

 

など、言ってしまうこともあります。

 

 

 

 

 

このような事が、続くと、

 

人間関係に摩擦が起こりやすいのは誰もが想像できるでしょう。

 

 

 

 

ただ、勘違いしてほしくないのは、

 

本人は決して、わざとやっている訳ではありません。

 

 

 

上司を怒らしてやろう、との思いは一切ありません。

 

 

 

 

 

だから、このような事があったら、

 

怒るのではなく、発言が不適切であることを教えてあげて下さい。

 

 

 

 

 

 

今までも、このような経験で他人から怒られることも多いでしょうが、

 

そればかりだと、絶対に自己肯定感は下がってしまいます。

 

 

 

 

 

大人でも子どこでも、発達障害の人は、

 

このように現場で学んでいく必要があります。

 

 

 

 

 

そのような意味でも、これからも

 

周囲の理解と協力はたくさん必要になってくるはずです。

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

 

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

 

(精神医学や産業医学などの内容を楽しくツイートしています。)

 

 

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