はい、どーも！井上です！
関西を中心に精神科医かつ産業医しています！
ラフな人生をめざしていきましょう(^^）
たまに、
『発達障害の人に、向いてる職業がありますか？』
との質問を頂きます。
実際、発達障害が生まれつきの特性がある以上、
職業の向き・不向きはあると考えられいます。
便利な世の中になり、
どのような職業が向いているか
本やネットで調べる人も多いと思います。
もちろん、その手の内容は参考になりますが、
実際には、そこに書かれているうように、
一筋縄ではいきません。
それは、私が産業医として実感するところです。
今日は、具体的に、発達障害の中でも、
自閉症スペクトラム障害（ASD）の人にとっての、
向いている仕事・向いていない仕事についてお話しようと思います。
少しネットなどで調べたら分かると思いますが、
ASDの人に向いている仕事と言えば、
下記のような内容で記載されていることが多いです。
・総合的より、専門的な仕事
・ある程度パターンでこなせる仕事
・一人でコツコツする仕事
さらに、ここから具体的な職業として、
IT関連のプログラマーなどが、あげられています。
たしかに、そこに大きな間違いはないと思います。
しかしながら、実際には、プログラマーの仕事は、
社内での役割にもよるでしょうが、
一人でコツコツやるだけではなく、
チームで一丸となって１つのものを開発をしたり、
お客さんと打ち合わせをしたりすることがあるので、
思った以上にコミュニケーション能力が求められることもあります。
要するに…
向いていると言われる仕事についても、
その会社、次第だったりします。
会社として、発達障害に対して
ある程度は理解があって、
配慮してもらえる環境なら、特性を活かせるので、
そこで初めて、”向いている仕事”と言うのでしょう。
ネットなどに”向いている職業”などが、
具体的に列挙されているでしょうが
鵜呑みにしすぎないで下さいね。
まずは、参考程度にしておくスタンスでOKです。
しかしながら、”向いてる仕事”の情報とは対照的に
”向かない仕事”に関しての情報は、
しっかり把握しておくことが大切です。
ASDの人にとって、
向かない仕事の典型例としては、
臨機応変な対応を求められる仕事です。
すこし具体的に記載すると、
次のような仕事になります。
・環境が変わりやすい職場
・他人とのコミュニケーションが前提で成立する仕事
このような業務が満載な職種には
最初からは、首をつっこまない方が無難ですね。
しかし、このように
「自分の向いていない仕事は、絶対にやめておこう！」
と、0か100の思考で、決めてしまうと、
大きく選択肢を減らしてしまいます。
そもそもが、
環境が変わらなくて、
他人とコミュニケーションをとらなくていい仕事って
ほぼ、ないと思います。
要するに、特性上、苦手な業務があっても
最初は許容範囲をもって、始めてみて、
あとはどこまで、会社が配慮してもらえるかがポイントになります。
ネットや本に載っている、
発達障害の人に
”向いている仕事”や”向いていない仕事”は
とても参考にはなりますが、
鵜呑みにしないで下さい。
発達障害の人にとって、
向いている職場は…
発達障害に理解のある会社です。
では、今日はこのへんで！
See You Next Time Bye－Bye!!
＝（下記、”お願い”です。ペコリm(__)m）＝
2019年8月7日、私の本が出版されました！
「職場の「しんどい」がスーッと消え去る大全 」
ぜひとも、買って読んでみて下さい！
本屋さんに在庫たくさんありますｗ
ネット購入は、下記のいずれかからヨロシクお願いします。
① アマゾン
② 楽天
④ honto
⑤ ヤフー
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
（精神医学や産業医学などの内容を楽しくツイートしています。）
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
これからも私は戦いますので、応援していただける方は、ぜひともポチっとよろしくお願いします(^^)
⇓
