はい、どーも！井上です！
関西を中心に精神科医かつ産業医しています！
ラフな人生をめざしていきましょう(^^）
全くイライラしない人は
この世の中にはいないですね。
たま～に
『精神科医って、心穏やかで
怒ったりしなさそうですね』
なんてことを言われることもありますが…
少なくとも私に関しては
そんなことはありません（笑）
イライラもする時もあるし
大きく凹む時もあるし
心穏やかなんて、遠い世界です。
まぁ、個人的なお話はおいといて
誰でもイライラする世の中でも、
その感情の表現の仕方は
大切になってきます。
典型的なパワハラのように
その怒りの表現方法として
他人にぶつけまくる人がいるので
困ったケースもありますね。
ただ、それとは逆に、イライラしても
その感情を上手くコントロールして
バランスを保てる人もいますね。
先日、とある企業さんで
”部下への怒り方が上手”と
部下から褒められる上司（笑）の人と
たまたま、お話する機会がありました。
その人に
『イライラとした時に
どのようなことを考えているか』
についてお話をきけましたので、
ぜひ、ここで共有したいと思います。
その人を、Aさんとしましょう。
Aさんは、40代後半なのですが
本人曰く、部下の態度とかに対して
普通にイラっとすることはあるみたいです（笑）
でも、イラっとした時に
『部下を、本気で息子と思うようにしている。』
とのことでした。
『自分の息子のように』ではなく
『自分の息子だ』と
強く自分に言い聞かせているとのことでした。
イライラした時こそ、一呼吸おいて
自分に対して暗示をかけると
『さすがに、自分の息子を
大勢の前で怒鳴ったり、いじめたりできないし
存在を否定するような言葉は言わないでしょ。』
ってことでした。
そして、自分の息子だからこそ
『心底、成長して欲しいと思えるのよ。
だから、アドバイスや提案も丁寧になると思う』
ってことでした。
Aさんは、特別に
アンガーマネージメントを学んだ訳でもなく
昔からこのスタンスで
やっているとのことでした。
ただ、Aさんとしては
悩みもあるらしく
『最近は、距離が近すぎてもダメ。
飲み会などにも誘いにくいから
自分がイラっとした時だけ、息子だと思っている（笑）』
とも言ってましたね。
そもそもですが
イライラすること自体は
決して悪い事ではありません。
怒りが出てくるのは
自分の大切なモノが
傷つけられた証拠ですから
改めて、自分が大切にしているモノを
振り返るチャンスになります。
そこで、求められているのは
湧いてきたイライラを
何とか力で抑え込もうとする能力ではなく
どのように自分の中で
バランスをとって扱う能力が大切になります。
そのバランスのとり方が
アンガーマネージメントになるのでしょう。
ただ、どれも簡単にやり方が
身につくようなものではありません。
その中でも、今回紹介した方法である
相手を自分の家族だと思う方法は
まずは簡単にトライできる方法です。
それに、相手を変えようとする方法ではなく
自分の認知を変えるといった意味でも
優れている方法ですよね。
最後に、何度も言いますが
誰だってイライラするような時はあります。
ただその時に、自分に心の余裕がなく
不適切な伝え方をしないためにも
今回の方法を知っておけば
役に立つのではないでしょうか。
良かったら、参考にしてくださいね。
では、今日はこのへんで！
See You Next Time Bye－Bye!!
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