はい、どーも！井上です！
関西を中心に精神科医かつ産業医しています！
ラフな人生をめざしていきましょう(^^）
あなたは、多くの人の前で発表したり
何かを失敗した時に、恥ずかしくて
顔が赤くなった経験はありませんか。
それどころか…
自分の顔が赤くなっていることに気づいて
さらに、恥ずかしさが増してしまって
より、いたたまれなくなったことも
あるかも知れませんね。
とくに、HSPさんは
些細な刺激に対しても
敏感に反応しがちなので
このような傾向があります。
また、社会不安障害の１つの症状として
急に汗がふきだしたり
顔が赤くなることを悩みとして
病院を受診される方もいますね。
しかし、この顔が赤くなること（赤面）は
悪い事ばかりではありませんので
今日は、その点をお伝えしたいと思います。
そもそも、あなたが赤面する時は
俗に言うところの
何か”やってしまった…”と
感じた時だと思います。
また、過去に赤面による辛かった経験と
同じような場面に遭遇した時は
今後は、失敗しないように
事前に、一生懸命に
準備をするのではないでしょうか。
しかし、本番では
いつも以上に肩に力が入ってしまって
また同じような経験をしてしまったことも
あるかも知れません。
この繰り返しで
心が潰れそうになるくらい辛い思いから
少しでも赤面が軽減したくなる気持ちも
十分によく分かります。
しかし、安心してください。
実は、赤面というのは
人間関係の潤滑油のような働きもします。
ここで、興味の深い実験を
紹介したいと思います。
それは、コリン・ダイクという
心理学者によって行われた実験です。
60人程の被験者に対して
・交通事故の現場を見たが立ち去ってしまった…
・他人にコーヒーをかけてしまった…
などの、ある人の
”やってしまった話”を聞いて貰いました。
そこで、各々の
”やってしまった話”の主人公の顔写真を
被験者の60人に見てもらいました。
ただ、その顔写真は
次の４パターンの表情で準備しました。
①恥ずかしく決まりが悪い表情
②恥ずかしく決まりが悪い表情で、赤面している
③普通の表情
④普通の表情で、赤面している。
そこで、被験者の60人に
『この中で、思いやりがあって
信頼できると思える表情は？』
という質問をしました。
すると、圧倒的に
赤面している表情が選ばれたのです。
ここからも、お分かりのように
赤面していることが
相手への信頼などのポジティブな印象に
つながるのです。
その理由の１つとして
赤面しているということが
相手の気持ちを考えられる人であることを
示しているからです。
もう少し具体的に説明すると
『周りが、どう思おうが結構！』などの
独りよがりな判断をする人ではなく
倫理観や道徳観を持ち合わせている人だと
相手には伝わるからなのです。
では、今日のおさらいです。
HSPさん等にも多いのですが
ちょっとした失敗で
すぐに顔が赤くなる人のなかには
そのことを…
とてもマイナスに感じている人がいます。
しかし、顔が赤くなることは
決してマイナスなことではなく
人間関係の潤滑油のような
素敵な役割を果たしています。
顔が赤くなることは
自分でコントロール出来ないからこそ
心からの反応であることを示しており
それが、相手に対して
自然な形の自己開示になっているのです。
だから、相手からの信頼などの
ポジティブな結果につながっていくのです。
もし、あなたが、赤面で悩んでいるなら
それは、きれいな心を持っている証拠です。
決して、ネガティブに考えることなく
”顔が赤くなる素直な自分”を
受け入れてあげてくださいね。
周りは、あなたのことを信頼できるし
悩んでいるあなた以上に
あなたを受け入れる準備が出来ていますよ ^ ^
では、今日はこのへんで！
See You Next Time Bye－Bye!!
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