為せば成る、為さねば成らぬ、何事も

ヨルダンのパレスチナ難民キャンプの小学校にて音楽を教えてました。

鍵盤ハーモニカでBillie's Bounceを弾く

今回はジャズ・ブルースを演奏することにした。

 

ジャズ・ブルースの進行の楽曲は様々あるが個人的にBillie's Bounceのテーマが一番完成されたテーマのように感じる。

その分、初見で演奏しやすいテーマではないし、ある程度テーマの練習は初心者であれば必要な楽曲だと感じている。

 

そんなBillie's Bounceのテーマにおける運指を考えてみた。

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コード進行は譜面によって8小節目とかが時々異なってたりするけど一般的なジャズ・ブルースのコード進行を記載した。

冒頭の運指に関してはいきなり指をくぐらせることにしてみた。

くぐらせないとドからファまでの運指が人差し指と中指を開かせることになるのであまり好ましくないように感じた。

別にそれらの指を開くことに抵抗がなければ最初のドを人差し指にしてシから親指で上がっていってもいいとは思う。

 

6小節目では3拍目のタイミングで指が一気に移動するので注意が必要である。

8・9小節目もなかなか辛い運指であるがこれがベターであるように感じる。

9小節目の16分3連に関しては難しければファ#の八分音符だけでもいいと思う。

 

このBillie's Bounceのテーマの良いところはテーマ自体にビバップらしさが詰まっているところだと思う。

ぼくの師が時々「アドリブをやる前にテーマをきっちり研究しろ」ということを言っていたがまさにその必要性と意義を感じさせるテーマである。