メンタルヘルス

たばこ1日15本分の害!外国での孤独感 ホームシックの原因と4つの対策

寂しい、友達がいない、一人だ、誰かといたい、誰もわかってくれない……海外生活で感じることが多い孤独感の原因と対処法を考えてみましょう。

自己肯定感! 

今回考えたいのは孤独感。なんだただのお一人様、寂しいってだけじゃないですか、そう思われたあなた、実は最近の研究で孤独感はとても体に悪いことが判明しました。なんと「肥満2有害」で,「1たばこ15吸うこと匹敵」するくらい体に良くないらしいです。あなたももしかしたら、毎日一箱煙草を吸うくらい健康を害しているかもしれませんよ。これは対策を考える必要がありますね。ということでこの記事では、海外でなんとかして孤独感を弱めていく方法を考えるべく、原因とその外国独特の悪影響、そして対処法を考えてみたいと思います。

メモ

自分は価値がない、死にたい、というような極端な考えが頻繁に続くようなら、「うつ病」や「双極性気分障害」などの脳の病気が考えられます。そのようなときは無理せずに医療機関に相談してみましょう。

原因:自己肯定感の低さ

周りに沢山人がいるのに寂しさを感じることがあります。毎日仕事やその他の機会に多くの人と話し、ともにいることがあるのに、家に帰ると急に孤独感に見舞われる、そのようなことがないでしょうか。海外では顕著にこのことが現れます。孤独感を打開すべく、頑張って外に出て誰かに話しかけて友達を増やそう、SNSで多くの人とつながろう、そのように努力するものの、実際多くの人に出会っているのに満たされない気持ちになるかもしれません。

実はこれ、人がいるかどうかではなく、自分が役立っているかどうか、自分は周りに好かれているかどうかという点が論争点になっているからなんです。いくら周りに多くの人がいても、周りの人は自分なんてなんとも思っていない、もっと言えば迷惑に感じているだろう、そう思っているならば孤独感を感じてしまいます。

自分が役立てている、ここにいていい存在である、こう思えることを「自己肯定感」といいます。この自己肯定感が低い状態が続くと、自分だけがぽつんといるような孤独感を感じてしまいます。つまり孤独感とは、「自分は人の役に立てていない」と自分を責めることから生じるストレスへの心のSOSなんです。

海外ではかなり容易にこの自尊心が低下してしまいます。なぜなら……

言葉の壁

まずは言語、習得するのにかなり時間がかかります。スムーズにコミュニケーションができないと無力感を感じやすく、自分はなんの役にも立たないと感じてしまうでしょう。

仮に英語かその地の言語を上手に話せたとしても、母語ではない言語をずっと使っているとだんだん疲れてきます。会話中に疲れてくると、会話している相手に申し訳ないという気持ちが出てきて、そこでも自分を責めてしまうかもしれません。

不便な海外生活

日本では当たり前にできることも海外では一苦労です。買い物するだけでぐったりなんてことも。日本ではまだまだ他の人に良いことをしてあげる余力があったのに海外では生きるのに精一杯、他の人の助けを借りねばなりません。みんなに迷惑をかけている、役立ててないと容易に感じてしまう環境です。

他の人との比較

海外には日本にはいないような優秀な強者達がたくさんいます。特に海外に住む日本人、どこで何を食べればそんなに優秀になるのってくらい。そんな相手と自分を比べると「自分は役に立ててないな」と感じてしまうかもしれません。

あ! YouTubeも見てくださいね!!

孤独感の悪影響

孤独感は、ストレスへの心からのSOSです。これを無視するといろんな悪影響が出てきます。

仕事の能率が下がる

努力したところで誰も自分など気に止めていない、そのように感じると仕事のモチベーションが下がります。結果仕事の能率が下がり、やらないといけないのに仕事が終わらない、という状態になってしまいます。

もしくはみんなに認められたいので、無理して多くの仕事を引き受けてしまうかもしれません。しかし自分の分を超えているので、消化不良に終わり仕事は完成せず、結果、より自分は役に立たない人間だと思い、孤独感が増してしまうかもしれません。

パートナーが欲しくなる

自分が役に立っていないという自己肯定感が欠如した状態が続くと、自分を認めてくれる、欠如した自己肯定感を補ってくれるパートナーが欲しくなります。恋愛したり結婚したりすることで孤独感を満たそうとします。俗に言う、恋に恋をするという状況ですね。

しかし、そもそも結婚は受けるよりも与えることで結びつく関係です。自分の自己肯定感を高めるためだけに結婚するのは、いわば自分勝手な発想ですね。相手は疲れてしまいますし、自分も結局完全に感情的必要が満たせず、結局は残念な結びつきになってしまいます。

うつ病などの病気につながる

孤独感は心のSOSとして発せられます。孤独感があるということは、「自分は役に立っていない」「認められていない」という思いで、あなたの心に一定のストレスがかかっているということ。この状態が続くと、うつ病のような精神疾患を発症してしまうことがあります。

また先程も述べましたが、体への影響もおおきなものがあります。先程もお伝えしましたが、研究たち148研究結果分析下し結論よると,他交流少ないことは,早死に前兆あり,危険因子は,「肥満2有害」で,「1たばこ15吸うこと匹敵」するようです。

あまり効果のない解決法

わたしもついついやってしまうことですが、寂しいからと言って、ずっとテレビや音楽をかけっぱなしにしたり、スマホを使って気を紛らわしたりすることがあるかもしれません。しかし、スイッチを着ると結局「ヤクタタズの自分」に戻ってしまい、寂しさが帰ってきます。

またSNSで多くの人とつながったとしても、結局は本当に自分を助けてくれたり、自分が役立てたりする環境ではないので、寂しさは残ってしまいます。逆に「いいね」の要求ばかりの薄い関係ばかり時間を取られ、よりストレスを感じてしまうでしょう。

あなたが私と同じ独身者であれば、結婚が解決策のように見えるかもしれません。しかし結婚は先程も考えたとおり性急に判断すべきでない事柄です。コミュニケーションが上手く行かない結婚は「世界の中で最も孤独な人に数えられる」といわれています。それで、結婚する前に、良い友達を作り、孤独に対処できるスキルを身に着けておくほうが勝っています。

孤独感の対処法

それでは、孤独感の対処法を考えてみましょう。孤独感の根本原因が「人がいないこと」ではなく、「自分は役に立っていない」と自分が思っていることだということがわかりました。この点を踏まえると対処法が見えてきます。

1.ポジティブに考える

外国人との集いで、その言葉が話せないのでずっと黙ってばかりだった、という状況で、もしかしたら「自分はみんなをしらけさせてだめな存在だ。みんなに嫌われている」と思うかもしれません。でも、もっとポジティブに考えられませんか?例えば、あなたが話さなかったので誰かがその分色んな話をしてスッキリできたかもしれません。あなたが静かに笑顔でいるのを誰かは見ていて好感をもっているかもしれません。私達は全ての事実を知っているのではないのですから、物事をマイナスではなくポジティブに考えるようにいたしましょう。

2.ひとくくりに考えない

誰の役にも立っていない」「じぶんは全然だめだ」。そもそもこのような、いつも、ぜんぜん、だれも、と物事をひとくくりに、0か100か、白か黒かで判断してしまうと、自尊心が下がってしまい、孤独感がまします。「誰の役にも立っていない」と考えるのでなく「あのときはうまく行かなかったけど、違うときはあの人に喜んでもらえた」「自分はたしかにだめなところもあるけどいいところもある」このように平衡の取れた考え方を心がけましょう。

そもそも、あなたは、もし誰かがごく些細なミスをしただけで「お前はなんの役にも立たない」とすぐに指差して言うでしょうか?人に言ってはいけないようなことを自分に対しても言ってはなりません。

3.自分がしてもらって嬉しいことを人にする

よく、自分にしてほしいことは人にするようにしましょうと言われますね。このアドバイスは孤独感を根本的に打破するのに役立ちます。なぜなら「誰の役にも立たない」という気持ちを根本から解消するからです。

自分ではなく他の人を助けることに目を向けましょう。あなたが仲良くしてもらいたいなら、あなたも仲良くするようにしましょう。他の人を助けるために時間を費やすなら、幸せな気持ちになるだけではなく、良い友達もできます。

4.一人の時間を大切にする

一人になるとすぐ寂しく感じる人がいます。しかし先程も言ったとおり、孤独は人がいないこととは関係がありません。一人でも孤独を感じる必要はありません。一人でいることは悪いことではありません。その時間を使って、本を読んだり、自分磨きをしたりすることができます。一人の時間を使って、あなたが感謝できる点を思い巡らしてみるのはいかがですか。そうすれば、あなたは感謝の念があるもっと魅力的な人として友達から見てもらえるようになります。

孤独と上手に付き合いましょう

この記事では、海外で感じやすい孤独感への対処の方法を考えてみました。もちろん、絶対に孤独感を感じないということはないでしょう。しかし今日の対処法で孤独感と上手に付き合うことができることと思います。ポイントは? そうです!

自己肯定感! 

そうですね。自分にはある程度の価値がある、ここにいてもいいんだ、そう思えると孤独を少しづつ消化していくことができます。今日考えた3つの五体的な方法で、ぜひぜひ少しづつ自分を良い方向に変化させてゆきましょう。

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  • この記事を書いた人

俊教授

言語、文化、アイデンティティ、未来を越えた夢の実現を願う仲間たちとともに台湾高雄で海外移住の研究を行っています。

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