先日、夏目三久さん司会で人気の、「あさチャン !」を見ていたら、車窃盗の最新の手口「リレーアタック」と呼ばれる、驚くべき犯行の映像が、放送されていました。
深夜、二人組の窃盗犯が、被害に遭われた方の自宅駐車場前の道路に車を横付けしました。
駐車場には、手前に、白のワゴン、そのとなりに、高級車のトヨタのレクサス、狙われたのは、その「レクサス」でした。
一人の男は、レクサスの横に立ち、もう一人の覆面をした男が、機器を入れたリュックを、お腹側に背負って、両手にアンテナのような物を、頭上にかざして、被害者宅玄関へ近づいていきます。
すると、ハザードランプが、二回点滅して、簡単に、車の鍵が、解錠されてしまいました。
掛かった時間は、わずか10秒です。
幸いなことに、人が通りがかったために、二人組の車窃盗犯は、車を盗まずに逃げ出してしまい、窃盗は、未遂に終わりました。
最近の車は、便利なスマートキーを採用した車が増えています。スマートキーを所持していれば、キーを使うことなく、触れるだけで、車の開け閉めや、始動が、出来ます。
「リレーアタック」は、このスマートキーの便利な機能を悪用した手口です。
ドアを開けるために、車体に触れると発生する、スマートキーへのリクエスト信号を、犯人の中継者が増幅し、自宅内にあるスマートキーへ、その信号を送り、それに反応したスマートキーから出る電波を、受信して車へ送り、車のドアを解錠するという、これまでに例のない、驚くべき手口です。
通常は、車から送信される、このリクエスト信号が届く範囲は、約3m未満だそうですが、「リレーアタック」で、この信号を増幅させると、何と、約50mくらい飛ばせるそうです。
どうりで、自宅に、無防備のスマートキーがあれば、外にある車を、簡単に解錠出来るはずです。
最近、日本でも被害に遭う方が、徐々に、増えてきているそうなので、わずかな時間で、簡単に車が盗まれてしまう恐るべき、この「リレーアタック」には、十分な警戒が必要です。
あさチャン !で、見た同じ映像が、YouTubeのTBS NEWSさんのチャンネルにありましたので、注意喚起のために、共有させて頂きます。
TBS NEWSさんが、2019/01/21 に公開(Nスタ 1月18日放送)
「Nスタ545:車が狙われる・・・リレーアタックとは」
動画でも説明されているように、この恐ろしい「リレーアタック」盗難を防ぐためには、スマートキーから出る電波を遮断することが、費用も安く一番簡単です。
スマートキー 電波遮断ポーチ リレーアタックによる車の盗難防止 ZealBea Focus カーセキュリティ ブロッキングポーチ 防犯対策 スキミング防止 高級皮革 カーボン調 ブラック |
「リレーアタック」対策をいろいろ調べてみると、空き缶に入れるのも、良いとされていたので、試しに、家にあった、ジャイアンツの空き缶に、スマートキーを入れて、車が解錠出来るか試してみましたが、電波を遮断する効果は無く、解錠する事が出来ました。
また、動画にもあるように、アルミ箔でスマートキーを包むのも、いいらしいので、試してみましたが、アルミ箔を一枚巻いただけでは、電波は遮断できず、解錠出来ましたが、アルミ箔を二重に巻くと、電波は、遮断され解錠出来ませんでした。
アルミ箔で、いちいち巻くのが、めんどくさい方は、やはり、スマートキーの電波を遮断できるキーケースを、使用するのが、よいと思います。
この「リレーアタック」は、深夜だけではなく、白昼においても、、コンビニなどに、車を止めたときなどに、数秒で、解錠され、車の貴重品を盗まれる危険性もあります。日頃から、電波を遮断できる、キーケースなどに入れるようにするか、貴重品は、車の中に置かないなどの注意が必要かもしれませんね。
お持ちの車の、スマートキーには、スペアーキーもありますので、そちらの方も、忘れずに電波を遮断する事をお忘れないようにして下さい。
車の販売会社にも、早急な「リレーアタック」対策されたスマートキーの開発を、期待したいと思います。