私の家の畑には、十数本の枇杷(びわ)の木が、植えてあるのですが、枇杷の実が、色づき収穫時期となった5月初旬、朝起きると、畑からもの凄い鳥の鳴き声が、響いていました。
驚いて、窓を開けて畑の方を見てみると、おびただしい鳥の大群が、枇杷の実を食べていました。
正確な数は、分かりませんが、とにかく、これまで見たこともない鳥の大群でした。
窓から、手が痛くなるほど叩いて、鳥を威嚇しましたが、まったく効果がありませんでした。
家に、防災用に購入していた、防災笛を取り出し、吹いてみると、「ピーィー」という音に反応して、鳥たちは、一斉に飛び立ちました。
防災笛の意外な効果に驚きましたが、しばらくすると、また鳥たちはやって来て、枇杷の実を食べています。
防災笛も、何度か繰り返すうちに、吹いても、効果が、あまりなくなりました(涙)
今度は、外に出て、焼き海苔の缶のふたがあったので、角材で叩いて、大きな音で威嚇すると、鳥たちは、驚いて、一斉に飛び立ちました。
最初、この鳥の大群は、各地で被害を出している「椋(ムクドリ)」ではないかと思いましたが、双眼鏡で確認してみると、「鵯(ヒヨドリ)」でした。
ヒヨドリは、例年、見かけていましたが、これほどの大群で、飛来したのは、初めてのことでした。
ヒヨドリの大群は、何度か海苔缶攻撃で、威嚇する内に、数日してどこかへいなくなりましたが、私が、威嚇している時、ヒヨドリが、私の頭上で、旋回して、私めがけて急降下して、急上昇、威嚇して飛び去って行きました。
思わず、物陰に隠れましたが、恐怖を感じました(汗)
テレビで、岡山の桃農家の方が、カラスの被害に悩まされており、「鷹匠(たかしょう)」の方に依頼して、桃農園の上に鷹を放してもらうと、鳴き声を響かせ、桃園の上空を旋回して、カラスを威嚇して、かなり、鳥害抑止効果に期待が持てると、放送していました。
岡山県のホームページにその記事が出ていました。
なるほど、鳥の世界では、鷹などの猛鳥類が、最強なのでしょう。
私も、今回のヒヨドリの大群の襲来を教訓に、今度、襲来したときのために、害鳥の天敵である10種類の猛鳥コールを発生させる「ソーラードッキリバード」という商品を発見して、購入してみました。
新潟の株式会社コンパルさんが、販売されている製品です。
害鳥が恐れる、オオタカ、ハヤブサ、コチョウゲンホウ、アカオノスリ、ノスリ、クーパーハイタカ、フクロウ、キンメフクロウ、ハイタカ、シロハヤブサの10種類の声が発生されます。
10種類の最強の鳥たち
ソーラー発電なので、煩わしい、電池交換の必要がありません。
設置用のマジックテープと、固定用のインサートプラグとタッピングネジ各2本が付属しています。
関知センサーが、正面、7メートル(天候の寒暖温度により誤差あり)なので、広い農園などは、複数箇所設置する必要があるかもしれません。
白い部分が、感知センサー
センサーが、害鳥を感知すると、約12秒間、猛鳥コールが発生されます。
残念なのが、10種類の猛鳥コールを選べないのと、音量が調整出来ないことです。
マンションのベランダの鳥害に設置すると、結構、音が大きいので、12秒間だけですが、近所迷惑になるかもしれません。
音をスマホなどで、前もって、猛鳥コールを録音しておいて、害鳥がベランダにきたら、スマホで、音を再生するとよいかもしれません。
ヒヨドリには、空気を入れて、膨らますカラスのおどしや、鳥害防止の糸、吊り下げ式の上下に揺れながらくるくる回転するタイプのおどしを、複数箇所仕掛けてみましたが、まったく、何の効果もありませんでした。
カラスのおどしは、カラスには効果がありましたが、しばらくすると、効果は無くなりました。
私も、購入しましたが、まだ、設置していません。
設置して、効果がありましたら、また、ご報告したいと思います。
たぶん、何らかの効果があるのでは無いかと、期待しています。