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さて、本日は「ラジオNIKKEI賞」の有力馬分析を行います。
本日は人気馬を中心に6頭をピックアップしました。では、早速参りましょう。

パンサラッサ
前走は0.4秒差の完勝。ただレースは前後半60.4‐59.6秒、良発表ながら水分を含んだ緩い馬場を考えると遅い流れでは無かったですが特別速くもない流れ(ちなみに1レース前の牝馬限定未勝利1800mの5F通過と同タイム)。にも関わらず道中2番手とは4~5馬身差、更に4~5馬身差で3番手馬と言う感じでかなり縦長になったのは流石にやりすぎ。12.0秒前後のラップを刻み続けたので捲るポイントが無かったのは事実ですが、それ以前にあのペースならもっと馬群は凝縮して然るべき。あれだけの縦長馬群を作ったのは2番手以下の騎手達に少々問題があったと言えます。あれだけ楽な展開なら逃げ切るのは当たり前と言えますし、確かに後半4Fを11.7-11.7-11.8-12.3秒とまとめたことは評価しないといけないですが、プレッシャーが掛かっている状況で出した数字か否かと言うのは非常に重要で、あれだけマイペースのノープレッシャー下で出した数字は信用なりません(競馬はタイムトライアルではない)。また当日は内・前有利の馬場でもありました。それ以前での同馬のハイライトと言える2戦=ホープフルS6着と若駒S4着は、それぞれ前後半60.9‐60.5秒、同61.3‐61.2秒と緩いペースでの逃げによる善戦。未勝利勝ち以降はペースに恵まれて好成績を残して来たという背景があって、逃げ先行馬がずらりと揃った今回でも同じようなレースをすることはほぼ不可能。未勝利勝ち時には前後半62.0‐66.4秒の消耗戦で圧勝しましたのでハイペースで他馬の脚を削いで強いという可能性もありますが、あれとてかなりの不良馬場と言う特殊な状況。常識的な馬場下では懐疑的な見方しかしていない、というのが現時点での評価です

ディープキング
そのパンサラッサを前走で唯一追い詰めたのがディープキング。前述通りにかなり楽な逃げを打ったパンサラッサより約1秒速い上がりを使って後続集団から唯一抜け出した内容は、メンバー中で最も評価出来る内容だったと言えて、3着には7馬身の決定的な差を付けました。前走で負けたことで52㎏の恵量で出走出来るのはプラスですし、超鞍上強化である点もプラス材料です。ただ全兄サトノキングダム、全姉サトノダムゼル共にどちらかと言えば前半はゆったり入って終いの脚を活かす競馬を得意とする馬で、また大箱コース向き。3戦連続で内回りコースを走っているので福島コース自体には問題がないとしても、近2走は前半緩いペースで好走しているだけに、淀みが発生しにくい1800mの流れに対応出来るかがポイントになります

アルサトワ
前走時「好走期待馬リスト」で推奨した同馬。まずはその際の推奨文の一部を転載します
未勝利勝ちが前後半60.8‐62.3秒と淀みないペースで逃げての圧勝。かなり重い馬場の中をハロン12.4秒前後のラップを刻み続けて後続の脚を削いだ逃げは正に圧巻の内容でした。あの強さを思えば近2走は物足りなさが残りますが、2走前は前半5F62.1秒と無駄にペースを落としすぎただけでなく、向正面では簡単にハナを譲ってしまうという考えうる最悪な騎乗を展開。直線ではそれなりに反応しましたが、完全にキレ負けという内容での5着敗退でした。肉を切らせて骨を断つような逃げで結果を残した馬が、スロー瞬発戦で勝ち上がった馬達に対してキレ勝負を試みた時点で勝ち目などあろうはずがなく、あれは鞍上の不勉強・予習不足が招いた敗戦でした。調教師もレース後に「中途半端」と苦言を呈しています。前走はハナを取ったと思ったところが外から強引にキメラヴェリテに逃げられて番手競馬を余儀なくされた結果。この2走は自分の形で競馬を出来ていませんから、昇級して頭打ちという評価は正しくありません。今回は最内枠で目立った同型不在なら強引にでもハナを切るでしょうから、持てる能力を100%発揮出来るはずです
その前走は最内枠から予想通りにハナ。前後半61.0‐59.3秒のマイペースに持ち込み、4角出口から11.1秒と速いラップを刻んで後続を出し抜くという完璧な競馬での完勝でしたが、プリンシパルS2着のポタジェを寄せ付けなかったようにハナを切って自分のペースで逃げられればやはり強いことを証明しました。ただ最内枠と同型不在でマイペースで運べたことが何より大きかったと言えて、前述通りにキメラヴェリテにペースを握られた若葉Sで良い所なく敗退したようにハナを切れないと平凡な馬に成り下がるのが同馬。今回はそのキメラヴェリテを含めて同型が多数存在しますし(キメラヴェリテは回避となりました)、ダッシュが抜群に速い馬でもないですからハナを奪える可能性は非常に低いと思えます。従って最低でも内枠は必須。枠の利を使って何とかハナを奪って初めてチャンスが生まれると言えるでしょう

ルリアン
未勝利勝ちは前後半59.7‐61.0秒の前傾ラップも前2頭が後続を引き離しており、3番手馬基準で考えると5F61.3秒程度のスロー4Fロンスパ戦。1勝C勝ちも前後半62.2‐59.4秒もスロー4Fロンスパ戦。共に前半ゆったり入ってのロンスパ性能の高さで連勝を飾ったということになりますが、前走では最速地点で前との差を楽に詰めているように一定以上のトップスピードのレベルも証明していますので、後半の総合力は高いものを持っていると言えます。ただバレークイーンの牝系馬ですし(近親はフサイチコンコルド・アドミラブル・クラシックメタルなど中長距離型)前半ゆったり入る競馬で良さが出ている点を見てもいかにも長距離型。1800mへの短縮は少々心配ですし、序盤から淀みなく流れやすい福島1800mですがそういうペースパターンの競馬も未経験。これまで好走してきたペースパターンとは逆のペースに対応出来るかとなると、少々疑問符が付きます。それでも人気がないなら可能性に賭けてみる方法もありますが、人気必至の状況では・・・

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初勝利が前後半49.4‐47.3秒のスローラスト3F戦、2勝目も同49.5‐45.7秒のスローラスト3F戦。ただいずれもペースや馬場を考えると上がりのラップは平凡で、また下して来た相手も初勝利時のメンバーは未だ全頭未勝利で、2勝目を挙げた際のメンバーも1頭を除いてその後馬券内好走すらなし。ラップに特筆する点なし、弱い相手に勝って来ただけ、となればバッサリ切り捨てたくもなるところですが、注目したいのは2戦共にかなり道中は力んで走っている点。もしかするともっとペースが流れて基礎スピードを問われる流れになった方が良いタイプかも知れず、そう考えると上がりの競馬で平凡なラップしか刻めなかった点にも合点がいきます。父馬の特徴を出しやすい母産駒だけにその仮説はあながち間違っていないと思えて、ペースが上がることでもう一段階上のパフォーマンスを発揮する可能性があります。淀みなく流れる福島1800mはそれを証明する絶好の舞台と言えますので、期待は高まります。鞍上は○○騎手に決まりましたが、同厩舎のもう一頭との二択からこちらを選択したことも後押しになります。但し初戦では馬込みの中で他馬を気にする面が見られましたので、外目枠ベター

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前走は前後半61.5‐59.2秒のマイペース逃げでの勝利。開幕週馬場ではありましたが極端に速い馬場では無かった中、後半4Fの中に11.4秒の速いラップを2F含めたことは地味に立派。特に4角出口から出し抜くように脚を使えたことは、控える競馬を試みても対応可能だと思わせました。プリンシパルS3着ディアセオリーや1勝C上位常連のレザネフォールと言った面々に完勝出来た点でも価値は高く、ペースに恵まれただけの勝利と考えると痛い目に遭うかも知れません。まだまだ未知な面が多いのは事実ですが、全く人気はないでしょうから前走で見せた素質を信じる手もありでしょう。このハンデ、鞍上の存在もプラス