妹が住んでいる地域の図書館でこんなイベントがあったそうです。
『ぬいぐるみのお泊り会』
ぬいぐるみと一緒にお話し会に参加。
→ぬいぐるみをバスタオルで作った布団に寝かせて「また明日ね」と子供たちは帰る。
→翌日お迎えに図書館へ。そこでお泊りしている間のぬいぐるみたちがどんなふうに過ごしていたか映像で見せてもらう。寝相の悪いぬいぐるみ達の画像や図書館で絵本を眺めているぬいぐるみ達の画像に持ち主たちも大喜び。
→その写真をもらって、ついでにその絵本も借りて一緒に帰ると。
なんという名案でしょう。✨。
2日連続で図書館に足を運ぶきっかけとなり、ぬいぐるみ目線で紹介された絵本を読みたくなり、楽しい場所というインプットがされて。
あぁ、わが子が幼少期の頃にこんなイベントに参加させたかったです。
中学受験の生徒さんにも大学生にも話をしているのですが、今後AIがますます生活の中に入り込み、20年後には職業の約半数がなくなるのではないかと言われています。
単なる暗記は役に立たなくなります。
知識のインプット・アウトプットはコンピュータがしてくれますから、人間はその「活用」が求められます。「知恵」「発想」「創造」「展開」とそれらの部分がより評価されていく時代となります。
もちろん暗記が役に立たないからしなくていいというのではありません。
発想には、その素材となる知識が必要です。
知識を得る、流れをつかむ、考え方や価値観の多様化に触れる、他国の文化に触れる、、、改めて読書は子ども達にとって大切な時間になりそうです。
文科省が出した読解力のデータを御存知でしょうか。
たった3行の日本語を正しく図にしたものを4つの選択肢から選ぶのですが、中高生の正答率が3割程度しかないというのです。
スマホ世代は、文章の中でキーワードを拾うという読み方になってしまっていて、丁寧に関係性や意味合いを掘り下げる力が著しく低下しているとのこと。
食い止めるのは読書習慣ではないかなと思います。
中学受験の問題集に取り組むことももちろん大切なのですが、私はその問題数は必要最低限に絞り込んで、本を読む時間の確保も大切だと考えています。