まさか日本でカルチャーショックを!

日本で技術者→中国広東省にて日本語教師→日本で技術者復帰→技術者+?
旧題名:まさか私が日本語教師に!(NO.3)

杓子定規で物事を決めつけないようにね

2019-04-25 21:10:55 | 国際交流
語学関係者や国際関係者等、異文化と対峙されている方であれば、言うまでもないこと。

それは「異文化とは何も外国の方、外国出身の方だけを対象とするものではない」とうこと。


こんなシチュエーションを考えてみる。

『初めてのデート』(お食事編)
初デートなのに、お食事はうどん屋(そば屋)さんだとする。
共にうどんランチ(そばランチ)を頼んだのだが、そこに目玉焼きがついてきた。
彼女は醤油をかけ、自分はソースをかけたところで始まる物語。

「○○ちゃん、目玉焼きにはソースでしょ!」
「何を言っているのよ、△△君、目玉焼きには醤油でしょ!!」


『初めてのデート』(ドライブ編)

「ちょっとぉ、△△君! 駐車場は最徐行運転しなくちゃ!!!」
「え、えぇぇえ゛・・・」


ちなみに私は目玉焼きにソースをかけるのだが、実家は醤油。
駐車場は徐行するということは建設業出身の私の中では当たり前。
だが、製造業だとか、実家などの教育でそういうことを言われていなければ、駐車場は徐行すべきことを知らない方は多い。

何にしても、異文化など身近な話なのである。


現在の日本。
様々な分野で外国人人材のお世話になっている。

しかし、お世話になっておきながら、あるとき外国人人材が行った行動が大きく非難されることがある。

「いったいどういう教育をしているのか・・・」と言われたところで、教育だけの話ではない。
いや、それ以前に「外国人」に大きく比重が傾いている自体がおかしい。

「育って来た環境が違う」=「考え方は違う」というケースが多い。


私など飲み会の席で、けっこう飲んでいるのに、カラオケで歌いながら踊る・・・。
私はけっこうサービス精神が旺盛であったりする。

しかし、これが通じるところと、通じないところがある。
そこで私も当然大丈夫である場所でなければやらない。

だいたい、上司や同僚たちが懸命に考えて練習して行ったことなど、どこかに飛んで消えてしまうぐらいのインパクトを持っている。

海外で日本語教師をやっていたぐらいであるので、正統派スタイルでの授業だけではなく、笑わせながら教えるという授業もできる。

いや、どちらかといえば、後者のほうが得意であったりする。
(だからこそ、日本で教えるときのことを考えると、ドキドキものである。
そんな笑わせてなんぼという授業だけではやっていけないので。)



どうでもよい話。
私も教師であり、見学者がいるときは真面目になる。
だが、学生がそれをさせてくれないとしたら・・・。

真面目に授業を行っているのに、学生たちはいつも以上に饒舌になる・・・。
「おいおい、俺は見学者を来期引きずり込みたくて、必死なのに・・・」と思いながら、懸命に軌道修正を行う。

だが、学生たちはいつも以上に盛り上げてくれる。

授業後「おまえらな! 見学者がいるのだから、真面目にさせてくれ!」と発狂気味に叫ぶ私。
だが学生たちは「いつもの先生のほうが、絶対にいいよ」と言う。

実際に次学期の開始前に事務所(職員室)で見覚えのある顔を見た。
授業見学のとき、母親と一緒に来ていた。
であるから、おちゃらけ授業では絶対に来ないと思っていた。

それなのに、その学生は父親と現れたのであった・・・。

言いたいこと。
「何が正しくて、何が正しくないかは状況による」

きまりが、礼儀がという前に、そうなった原因を良く分析してみて欲しい。
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