まさか日本でカルチャーショックを！

昨年の夏ぐらいからであったと思う。
急にこのブログの閲覧数が上がった。
そして、今年に入ってからは、新型コロナウイルス関連の記事や、父親の旅立ち関連の記事により、さらに増えた。

たまにアクセス解析を見ては、何かの検索中に発見されたらしい過去の記事に飛んでみたりしている。

このgooブログだけでも、7年10か月ほど使っており、自分でも覚えていない記事に遭遇することも多い・・・。


さて、明日を境に妹のひとりとはそうそう顔を合わせられなくなる。

そんな私も長男でありながら、長く異国に住んでいたわけであり、家族親族からしてみれば、寂しさもあったのかもしれない。
2014年春節時はそれまでの中で一番長い一時帰国となったのだが、中国に戻る前、両親は寂しそうであった。
私もなるべく早く日本に戻るつもりでいたところ、1か月後のある夜、瞬時にその夏の完全帰国を決意する出来事に遭遇した。

私がすぐに日本に戻れるきっかけとなったのは、2012年夏から秋の尖閣問題であった。
小さな日本語学校には大打撃であった。

2013年春・秋はまだ前年度からの学生がいたので、何とかなっていた。
しかし、2014年春学期には上司のひとりが消えた。
私はすぐに「他の業界へお金を稼ぎに行った」ことに気づいた。

たったひとりの外国人教師にの私。
そして上司夫妻同様にトリリンガルであった中国人同僚への給料を払うのも大変であったと思う。
実際学生数を見れば、瞬時に計算できる話・・・。

今現在、上司夫妻も私も日本語教師とは離れて生活している。
教師以外の社会人経験があった私でも、帰国後はそれなりに大変であったのだから、教師以外の仕事をしたことがなかった上司夫妻はあ本当に大変であったに違いない。

ただ、SNS上の投稿を見てみると、上司夫妻の転職はお子さんたちの将来のためにも良かったのだと感じる。
そして、上司夫妻も教師時代とは比べ物にならないほど潤いのある生活をしている。

人生何があるかわからない。

今回の新型コロナウイルスによる様々な規制。
職を失った方もいらっしゃる。

今のところ、普通に職場に行き、普通に仕事ができている私であっても、いつ在宅勤務になるかわからない。
私の場合はその気になれば、週の半分以上は自宅でも仕事ができる。
ただ、「(情報漏洩を避けるための）仕事の持ち帰り禁止」を解除していただければ・・・。

しかし、私の仕事の次に動く方々の場合、在宅勤務では仕事を動かせない。
それを考えると、これ以上ウイルスが蔓延した場合、私の仕事にも影響を与えることとなる。
簡単にいえば、計画だけでは物事が進まないのであるから。
私のように直接企業の収入と結びつくことができない職種は実行部隊が稼がない限り、自分の収入にはつながらないのである。

今回の新型コロナウイルスによる様々な規制。
日本など、ホームタウンに戻りたくても戻れない方々は多い。
帰国・帰郷できても、自宅などで経過観察を受けざるを得ない方々も多い。
もし、私の大切な方々が、このような状況下に置かれた場合、精神的動揺から自分の仕事にも影響を与えることとなる。


そんな私が最近心掛けていること。
それは、「周りを見渡す」ことである。

同じ景色でも、心に余裕があるときに見るのと、謀殺状態時に見るのとでは響き方が全然違ってくる。

数年前から、己に対する無駄を減らしつつはあるのだが、実は無駄な時間こそ、豊かな自分を作ってくれたりもする。

アニメ『ＨＵＮＴＥＲ×ＨＵＮＴＥＲ』のエンディングでも使われていたゆずの『表裏一体』。

昨年夏場などに大きな建物の日陰と日向の端境を歩き感じたことがある。
二次元で考えると、その差は線1本なのである。
そこに三次元を持ってくると、体の一部は太陽に照らされ、一部は影の中。
差の面積は大となる。

つまり、考え方と身の置き方によって、太陽の暖かさと影の涼しさ、暑さと寒さは違ってくるのである。

今の私は恵まれた状態にいる。
様々な感覚を養うことにより、この先何が起きても生きていられるだけの知恵を身につけておきたい。