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みあれ祭とは?神迎え神事の流れと世界遺産宗像大社の三女神について

福岡県の神が宿る島・沖ノ島といえば、2017年に世界遺産に登録されました。

他にも福岡本土にある宗像大社・辺津宮や玄界灘に浮かぶ離島の宗像大社・中津宮なども世界遺産になり、世界中に知られることになった場所。

その世界遺産に登録された宗像大社の一番大きなお祭りが、みあれ祭なんです。

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みあれ祭とは?神迎え神事の流れを紹介

みあれ祭とは、田島放生会(たじまほうじょうえ)とも呼ばれる、福岡県・玄界灘の海上で行われる秋のお祭り。

 

10月1日 宗像のみあれ祭に行ってきました 🛥 #みあれ祭 #世界文化遺産 #大島

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地元の漁師達が数百隻の船を出して、航海安全や五穀豊穣、豊漁を願う盛大なパレード

天照大神(あまてらすおおみかみ)が生んだ三人の女神(宗像三女神)が、宗像大社・辺津宮に集まるという年に一度の秋季大祭です。
宗像三女神は普段は沖ノ島、大島、本土それぞれの宗像大社に祀られています。

みあれ”とは新しい霊力を授かる、生まれ変わるという意味があるそうな。
約750年前から行われている祭事ですよ。

長女:離島・沖ノ島にある沖津宮の田心姫神(たごりひめ)
次女:離島・大島にある中津宮の湍津姫神(たぎつひめ)
三女:福岡県本土にある宗像大社の辺津宮の市杵島姫神(いちきしまひめ)

三女(いちきしまひめ)が長女(たごりひめ)と次女(たぎつひめ)を沖合で出迎え、本土にある宗像大社・辺津宮までお連れします。

みあれ祭りでは最初に神職が沖ノ島まで沖津宮の長女(たごりひめ)を迎えに参り、10月1日のみあれ祭当日まで大島にある中津宮の次女(たぎつひめ)のところでお過ごしになります。

沖津宮のたごりひめが大島に帰ってこられる神事を実際に見てきました。
沖ノ島から大島への神迎え神事。

そして10/1に中津宮で神事が行われた後、長女たごりひめ、次に次女のたぎつひめの順番で中津宮を出発します。
花火を合図に大島を出港し、神職が船の先頭に立って海上を祓い清めながら進みます。
海上パレードをしながら本土の辺津宮へ。

地元の漁師たちの漁船に囲まれながら海を渡り、本土の辺津宮に近い神湊(こうのみなと)港まで約1時間かけて向かいます。
漁船の数は現在300~400隻と言われていますが、昔は漁船を持っている人は必ずみあれ祭に参加しなければいけない暗黙のルールがあったとか。
半強制的に参加みたいな感じでしょうか…。

神湊港に到着すると漁船が御座船の周りをゆっくりとまわり、漁船から御座船に賽銭が投げ入れられます。

三女神の御神体が海・陸を神幸し、辺津宮に入って神事が行われるまでが“みあれ祭”となります。

宗像大社・辺津宮に三女神一同が集まり、海上安全や大漁をお祈りする行事が毎年10月1~3日まで行われているのです。

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宗像三女神とは?

宗像三女神はアマテラスとスサノオの誓約により生まれました。
海の道を外敵から守るよう、福岡県宗像に降臨させられた女神たちです。

ちなみに長女たごりひめが鎮座している沖ノ島は、島全体がご神体であり女人禁制の島。
男性であっても立ち入ることは禁止されており、沖津宮の神職のみが立ち入ることが許された聖地です。

沖ノ島で見聞きしたことは口外してはならず、枝や草木を持ち帰ることもタブー。
四つ足の肉を食べることも禁止されています。

宗像大社の詳細な地図や周辺情報はこちら【楽天たびノート】

みあれ祭を楽しむためのまとめ記事一覧はこちら。

まとめ

みあれ祭り期間中の宗像大社では、屋台が出店するなどかなりの賑わいを見せます。

世界遺産に登録された宗像大社のお祭りとなれば、国内からも海外からも観光客が殺到しそうですね。

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