いい日旅人

いい日、旅日和、きれいな夕日を追いかけて日本をめぐります。
備忘録としての股旅紀行。時には異国を歩くかも。体力次第。

天城越え(2日目)

2020年02月07日 | 股旅
風の音鳴(こえ) 踊り子の唄(こえ) 天城越え(こえ)


今朝の外気温3℃
思いのほか寒さを覚えない。
マイナス25度の耐寒仕様寝袋、なかなかの優れもの、
真冬の車中泊の必須アイテムのひとつ。
今日は、伊豆半島西側の岬を遠回りして、そこから、
天城越えで東海岸を目指してみる。


本日の走行ルート













途中、湯ヶ島温泉の谷底にある共同湯で冷えた身体を温めたのち、
石川さゆり、浄蓮の滝経由で天城峠に向かった。
1970年に新しいトンネルができるまでは、
さらに高所にある旧トンネルが
天城山隧道という名で使用されていた。





















天城山隧道は、天城峠の下で、静岡県伊豆市と、
同県賀茂郡河津町を結ぶ国道414号のトンネル。
川端康成の小説『伊豆の踊子』や、
松本清張の小説『天城越え』で有名なこのトンネルは、
1905年(明治38年)に完成した。全長445.5メートル。
アーチや側面などすべて切り石で建造された日本初の石造道路トンネルであり、
日本に現存する最長の石造道路トンネルでもある。(ウィキペディアより)


今回は、その天城山隧道を訪ねてみることにした。
未舗装のダート道を上ること15分、
踊り子たちには会えなかったが、なかなかの文学的な雰囲気の場所であった。
入り口脇に、トンネルができる以前の峠道の標識があったので、
山肌の路から峠を目指して登山を敢行してみた。







凍えながらの往復1時間、標識だけで何もない峠であったが、
気温3℃。そこは風の通り道であった。
風は口笛、はしだのりひこ、

~人は誰もただひとり旅に出て
 人は誰も故郷を振り返る
 ちょぴりさみしくて振り返っても
 そこにはただ風が吹いているだけ~







河津町に出ると河津桜まつりの真っ最中。
稲取温泉、北川温泉、熱川温泉経由で
伊豆半島東海岸を伊東温泉まで北上したところで、
日が暮れて今日はおしまい。
夕方の外気温7℃
週末のせいか、道の駅には多くのキャンピングカーが。
全国各地ナンバーの、車中泊車も多数。
目の前には伊東港、海を渡る風はヒジョーーに冷たい。
さて、極寒の夜を乗り越えられるか。





~人は誰も人生につまづいて
 人は誰も夢破れ振り返る
 ちょっぴりさみしくて振り返っても
 そこにはただ風が吹いているだけ~



本日の走行距離 163.0km
本日の宿営地 道の駅 伊東マリンタウン


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