苦楽園オフロード雑記帳

兵庫・京都・鳥取・岡山の自然と林道をSHERCO TY125、 TRRS XTRACKで楽しんでいます。乗れない時などはスノーシュー、クロカンスキー、たまに料理ネタも入ります。

Happy go Lucky!

但馬で遊び、但馬で食す、これ愉快なり 8/22 但馬


今年はいろいろとありながら、もうすぐ8月も終わりとなっていきますね。
長梅雨の後の猛暑で、ツーリングを躊躇しているアナタ、そうそこのアナタ!
但馬は12月に入れば雪が降り始めて乗れなくなってきてしまうってこと、本当に分かっていますか?
つまり今シーズンは残りたったの3ヶ月。
そのうちこれからの台風シーズンもあって、全体の1/3くらいは雨や悪天候でしょうから、週イチでしか乗れない場合、チャンスは8回前後ってことですゼ!!
で、この前の冬は例外でしたが、例年GWの頃までクローズです。
近場の温暖な場所で乗るのは冬に後回しにして、さあ今のうちに但馬をたっぷりと楽しみましょう。

ということで今日はソロなので7時スタート、まずは黒田笠波池で定点撮影。
今朝は大きな蛇がいなかったけれど、この先運は良いのか悪いのか?

村岡まで走りこの夏の宿題だった2つの未踏エリアの探索を、今日はやる気ムンムンです。

それは以前にも来た但馬大仏の奥にある廃放牧場の周囲に広がるラビリンス。
衛星画像と地理院地図を照らし合わせると、北側の大きな牧場牛舎につながっているのではないかとの仮説を立ててみました。
つまり、かつては牛舎から放牧場まで、牛たちを移動させていたのではないかと・・・?


とにかくここは立派な支線がたくさんあって、どれもがどこかに繋がっているような錯覚に陥ります。

前回の時は1日の最後だったのでガソリンの残りも気にしながらでしたが、今日は徹底的に調べ尽くします。

しかし行けども行けども・・・・

どこも行き止まりばかりで、斜面の一番下はもうそこに国道が走っていて、バイオマスセンターの建物も見えています。

一番山頂側のルートは途中から急坂のシングルトラックになっていて、トライアル車でもソロではためらってしまう程でした。
でもやはり丸太階段のようなものが残っていたので、ワタシの推理は正しかったのではないかと思います。
ただ仮に到達できたとしても、牧場内に入ってしまったらバツが悪いですね。

結局こちら側はいくつかループでは楽しめたものの、抜けられることは遂にできなかったので、一旦戻って入り口側から反対方向に伸びているルートに入ってみます。

するとどうでしょう・・・

こちらもまた広範囲なラビリンスで、幾分フラットなことがかえって方向感覚を失ってしまいそうでした。
ここはまた、次回の繰越課題として置いておきます。

少し北に移動して、前回発見した歌長林道の繋がりで、さらに北の熊谷まで走れるかどうかの検証です。
黄色のラインがそれですが、青のラインも匂うモノがあるんです。

う〜ん、いい感じです!
途中に表示板があり、ここは歌長峠という名称が付いていたので、もしかすると古道の一種かもしれません。

かなりの期待を持って進んで行ったのですが・・・

う〜ん、残念!
シングルトラックで危険度アップの様相となってきて、ソロではこれ以上はリスクが高いのでギブアップ。
お好きな方がいらっしゃれば、ぜひどうぞ。

二股に分かれていたもう一本の道も耕作放置地に出てそれ以上は進めず。

青の矢印の入り口も後で調べましたが、やっぱりこちらも変態レベル。

でもこんな余禄があるからやめられません。
行き止まりにはダンドボロギクの綿帽子が一面に舞って、おとぎ噺のような世界です。

今日は1匹ゴーグル に激突してきたかわいそうなヤツがいましたが、コイツは目の前の枝に止まってシャッターを押すまでずっとポーズを作ってくれました。

足元に目をやれば、カラスアゲハと殿様ガエルのコラボレーション。

さて、暑い中イゴイゴと未踏エリアの探索で体力も使ったので、そろそろ爽やかなフラット林道を走りましょう。

久斗山を過ぎて池ヶ平林道はスカッとした青空が広がっていました。

もう探索は終わりと言っていた、舌の根が乾かぬうちにまた支線調査。
だって、目に付いたらやらないと気が済まないんですよね〜。


ただひとつ言っておきますが、私のように頻繁に行けるのであれば良いですが、なかなか時間的に行ける余裕の無い人が、メジャー林道を走る以前に探索に寄り道するのはどうかなと思います、気持ちはわかりますけどね。
特に但馬はたくさんの良いメジャー、メインの林道があり、2、3日かけてもすべては回りきれないほどですから、まずはそれらを一通り楽しんでみることをお勧めします。
気が付けばガソリンが足らない・・なんてことも起こりかねません。
最近さらにガソリンスタンドの閉店や日曜日休店が増えているので、その意味でも準備と把握は必要です。

話は戻り、この支線もまずまずの気持ち良さで、大きな展望ポイントはありませんでしたが木立の間からこれから向かう香住漁港が見えています。

本線に戻ると、大陸育ちの軽く爽やかな風が吹き抜けていました。
こんなドライな風を浴びるのはいつ以来だったでしょう。

そして日本海・香住に到着!
今日は特に来ようと思っていた訳ではなく、なんとなく流れでこうなりましたがこれで3週連続ですね。

先週に比べると人混みはすっかりと落ち着き、波も穏やかになって透明度が増しています。
海を眺めるには最高の季節になってきました!
きっと海中も小魚が増え、それを狙う大型魚が回遊してくる頃でしょう。
あ〜釣りがしたい!!

お昼は先週ありつけなかった美味な海鮮丼.。
ボリュームたっぷりで1500円也。
釣り人だけに素性の知れない魚は食べたくはないので、普段の生活では最近すっかりと魚介類が減ってしまいました。
なのでこんな機会があれば逃すことはできません。

4号線で戻る途中で美しい盛りの稲田をパシャリ!

昨年から蘇武三川線からは伐採工事で入れなかった大野林道に麓からエントリー。
予想通り、こちらからならば何の問題もありません。

駆け登る途中には、先ほどの稲田が眼下に広がっています。

中間地点で新たな作業道ができていました。
なるほど、このおかげで入れなかったのか?

大野集落側はやや荒れていましたが、それを過ぎれば路面は大好きな土質フラット!

もうすぐ三川線と合流という地点で大型の木材運搬トラックが停められていて、その向かいには信じられないくらいのスケールで伐採が行われているではありませんか!

入り口側の様子がこちら。
今日は作業員の方はひとりも姿がありませんでしたが、平日ではこちらから入るのは絶対に無理なのでしょうね。
今日はそのまま蘇武岳に向かうのはヤメにして、ピストンで同じ道を下ります。

林道を出て大野橋を過ぎようとする時に、面白そうな道を発見しました!
これ、土手道ではなく『河原道』なんです、スケールが段違いですゼ!!

ヒャッホー、楽し〜!!
一度こういう石がゴロゴロしたところを走ってみたかったのですが、やっとその機会に出会いました。
トラ車であっても、ゆっくり走るよりもある程度スピードを乗せて走るとスムーズですね。

深い淵の色も美しい!
ここ矢田川は鮎釣りなどでも有名な場所でもあります。

ところで拙ブログを読んでいただいているジムニー乗りの方がいらっしゃったら、もしかすると関心が沸きそうな場所かもしれませんが、残念ながらここは四輪では入ることはできません。
もちろんバイクでも大勢で荒らすようなことは厳に慎みましょう。

さてと、後半戦の仕上げ3連チャンへと進み、まずは宮神山田線。
崩落修復の後は多過ぎるバラスに手を焼きます。
誰ですかー、こんなに過剰発注したのは!?

支線分岐路は最初にここに来た時のことを思い出されます。
夜な夜な林道店長さんのブログとバイブルを照らし合わせて、一大決心のソロツーリングでした。

継いで本谷奥線に入ります。
こちら側は新ルートを構築中で舗装化が着々と進んでいます。

ここまでするかっていうくらいなんですが、木材価格低調の中でも但馬の林業は活発のようです。

それでも中間地点を過ぎれば、昔のままの良き雰囲気。

一旦県道に出てから、フィニッシュはお気に入りの用野和佐父線。
季節によっても変わりますが、私的但馬ベストスリーの林道のひとつです。
他の2つは仏ノ尾と中辻肥前畑もしくは栗ヶ尾となります。

ここでもちょっと支線探索を←まだやっってんのかい!

あ〜これですね!ある方のブログで見た風景です。
もう少し空がすっきりとしていたら、さらに絶景だったでしょう。

『まぼろしの池』は悪い予想通りにただの湿地帯になっていました。
写真を撮ろうとするとクロメマトイ(ヒゲブトコバエ)かブユが猛烈にまとわりついてきたので、ほうほうのテイで逃げました。
なにせ今週は我が家でアブに刺されて左腕が腫れ上がっていて、これ以上の虫刺されはゴメンです。

チカレタ〜、でも今日も楽しかったな〜!
来週こそはオールフラットで1日爽やかに走ろうかな?
でもあの大物をそろそろなんとか解明しないとなぁ・・・。

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