子供のプログラミング教育は何歳から何を学ばせると伸びる?

子供のプログラミング教育は何歳から何を学ばせると伸びるのでしょうか?

気になったのでリサーチしました。

小中学校で義務化が決定したプログラミング学習

ですが英語などと同様、高学年になればなるほど難易度もあがります。

もちろん必修となった年であれば、以前は全く教わっていなかったことを踏まえてプログラミングも基本的な部分から学べるでしょう。

それでも学べた時間の違いは後々に影響することもあります。

反対に、低学年のうちから慣れていても、できて当たり前という認識になりがちです。

ゆえにお子さんのプログラミング学習において、不足や遅れを感じるようなら、学校以外の場所でも学ぶことをおすすめします。

国語や算数にも塾があるように、プログラミングにおいても専門のスクールが存在。

とはいえ、プログラミング教育の必修化に伴ってスクールも爆発的に増えたと言いますから、スクールの中にもピンキリがあるのは否めません。

たまたま近所にプログラミングスクールがあるからと言って、安易に申し込むのは注意が必要です。

スクール自体の信頼性と共に、お子さんの年齢や習熟度に見合う内容を提供しているかもチェックしてみましょう。

今回はその目安となる、お子さんの年齢ごとにおすすめのプログラミング教育の内容を探ってみました。

プログラミング学習は小学生から始めるのがベター

小学校でもプログラミング教育をスタートさせることからもわかるように、プログラミング学習を始めるタイミングとしては小学生がベストとされます。

それは小学生の時期が、もっとも学んだことを吸収し、今後に活かしやすいため。

そもそも国語や算数など、ほかの科目においても小学生から始める点からも、小学生の吸収力の高さが伺えます。

またプログラミング学習をしている小学生の中には、既に大人顔負けのアプリやソフトなどを開発している子もいるほど。

以降で細かく学ぶ内容についても触れていきますが、学ぶこと自体は小学生時点で遅いということはありません。

幼稚園以前でもプログラミング教育は可能?

では逆に、小学校よりも幼い段階から、プログラミング教育をお子さんにすることはありなのでしょうか?

結論からいうと、ありです。

とはいえ、ひらがなや数字などを理解している段階ですから、スクールでもいきなりプログラムを組ませるような学習方法は行いません。

幼児に対しては、まずプログラミングに役立つ思考や興味・関心を育てることから始めます。

プログラミングは、簡単に言ってしまうと「Aというプログラムを組むことでBという動作が実行される」もの。

Bの動作を実行するために、どのようなプログラムを組めばいいのかを考える力が必要です。

またその過程では、成功ばかりでなく失敗することもあるでしょう。

幼児のプログラミング教育では、失敗もまた過程の1つであり、その体験は成功に役立つものであると教えることも大切です。

小学校低学年で学んでいるとよいことは?

何?

では小学校のうちは、どんなことを学ぶのがプログラミング教育として活きるのでしょうか。

小学校は6年と長いので、低学年と高学年とに分けてご紹介します。

まずは3年生以下の低学年。

小学生になると、プログラミングそのものへの興味も湧きやすい時期です。

コンピュータやインターネットを、ただ便利だなで終わりがちな大人に比べて、どうしてボタンを押したらサイトが開けるのか、アニメーションが動くのかと言ったことに疑問を持てる時期とも言えます。

幼児に近い年齢ということもあり、スクールでは引き続きプログラミングに必要な思考能力を高める内容が多いです。

プログラムを組むのではなく、ゲームなど、既に組まれたプログラムを自ら操作し、プログラミングに対しての経験値を高めていきます。

またより興味を高める方法として、コンピュータではなくロボットなどのマシンを用いたスクールもあります。

画面の中の動きではなく、実際にロボットなどを動かしてプログラミングを体験するため、おもちゃが好きなお子さん、勉強というイメージが苦手なお子さんにも親しみやすいです。

小学校高学年におすすめのプログラミング教育

プログラミングを自分で組んでみるのは、高学年になってからというスクールが多いです。

こちらも画面上でプログラミング言語をただ見るのではなく、ゲームやロボットという作品として関り、完成を目指すのが主な内容。

ただ小学校の段階では、プログラミングという科目は存在せず、国語や算数などの中に、プログラミングに通じる要素を含めて学びます。

ゆえにプログラミング言語を1つずつ細かく学ぶというより、ゲームやロボットの完成に必要なプログラミング言語を、その都度把握していく方が大切。

なぜこのプログラムでゲームは動くのかといった、低学年以前で培った思考を、実際にプログラミングを組んでみることで確信に至らせるイメージが近いかもしれません。

仮に失敗しても、なぜこのプログラムでは予想したとおりの動きにならなかったのかを考えるきっかけになります。

そこから別の考え方に切り替えたり、ベースはそのままに補足して続ける、更にどちらの方が効率よく行えるかなど、様々な検証の機会にも繋がります。

ちなみにスクールでは学年別ではなく、基礎と発展・応用という形でコースを分けていることも多いです。

もしまだプログラムを組むのが早いと感じるようなら、高学年でも基礎コースを選んでも良いですし、反対に基礎の内容をどんどんこなしていくお子さんなら、低学年で応用を学ぶのもよいでしょう。

中学生で知っておくべきプログラミングの知識

中学生になると、情報・技術と言った科目で既におおよその知識は得ているケースもあり、プログラミング教育はより専門的な内容に。

小学校以前では、これと決まった動作のためのプログラミングを構築する内容でしたが、中学では特定の動作を行うためにはどんなプログラムを組む必要があるのか、問題解決という形が採られます。

作るべきプログラムが決まっておらず、まずは問題を解くにはどうすればよいのかを考える必要があるんです。

加えて自分だけで行うプログラミングに限らず、インターネットなどを介した双方向型のプログラムの開発もテーマに。

ゲームやロボットなどに限らず、ウェブサービスなどのプログラムになることも多いため、遊びよりも勉強というイメージになりやすい内容です。

ただプログラミング教育は、必ずしもエンジニアやプログラマーを育成するためだけに行われるのではありません。

幼児の学習内容のところで思考について触れていますが、小学校や中学校でも、根底にあるのはプログラミングとしての考え方を養うこと。

お子さんがプログラマーを目指しているというのなら話は別です。

しかしあくまで学校の授業の補足、一般教養の範囲でプログラミングを学ぶのであれば、技術をひたすら教えるスクールより、問題提起と解決方法など、思考力を鍛えてくれるスクールをおすすめします。

高校生以上からプログラミングを学んでも遅くない?

では、もう大人に近い高校生以上はどうなのでしょうか?

高校生も情報という科目があるので、プログラミングは独自の教科になっており、中学生までの学習内容をさらに応用させるのが特徴

特にプログラミングを活用する力を学びます。

中学生の段階でプログラミング及びプログラミングの考え方による問題解決を図りましたが、高校ではその解決方法をほかにも活かせないかを考えます。

ゆえに高校からスクールなどで始めるには、中学以前の考え方を身に着けていると有利ですが、まだ身についていなくても、必ずしも遅いということはありません。

それこそ、スクールの基礎コースで、きちんと学習することによって、授業の内容も理解が進みやすくなります。

もちろん大学生、大人になっても、それは同じです。

↓中学生、高校生からでも学べるプログラミングスクールも参考にどうぞ

早いうちからプログラミング教育を受けるメリットは?

メリットデメリット

ここまでお子さんの年齢別に触れてみましたが、イマイチ理解できないということはあると思います。

そもそも私たち大人は、インターネットやコンピュータに対して、それこそ実際にホームページを作っている方や専門職でもない限り、ふんわりとした認識しかないケースも少なくありません。

ただ英語などもそうですが、早いうちから身に着けることで将来にプラスとなるのもプログラミングの特徴。

IT関係の仕事や、フリーランスでも働ける可能性はもちろん、プログラミング的な考え方はIT関係に関わらず、物事を筋道立てて論理的に説明することができるようになります。

例えば大学での論文や、会社でのプレゼンテーションなどでも論理的思考は欠かせません。

誰かの解説を聞いて、結論と過程がごちゃごちゃになっていたり、何を言いたいのか分からないというケースは少なくありません。

また自分は理解できていても、それを他者にも理解できるように説明するのは、とても難しいです。

プログラミング教育は、そうしたコミュニケーション力を高める上でも役立ちます。

さらに日常においても、親子間での対話がスムーズに進むようになるメリットが。

お子さんが不満をただ喚き散らすのではなく、なぜ、どうして不満に思うのか、自分はどうして欲しいのかといったことをきちんと説明できれば、お子さん自身だけでなく周囲にとってもありがたいですよね。

デメリットはある?対策は可能?

では反対に、プログラミング教育をすることでデメリットは生じるのでしょうか?

単純に考えれば、ほかの教科に費やす時間が減るのはデメリットと言えるでしょう。

スクールに通うのも、その分ほかの教科の塾に通える時間は少なくなりますね。

ただ上でも触れたように、プログラミング教育は論理的な思考の構築に役立つもの。

量より質というわけではないですが、プログラミング教育を受けることによって、ほかの教科への理解度が深まる可能性もあります。

またプログラミングに対して興味関心を深めるのは良いですが、ほかのことには関心を持てなくなるリスクも注意です。

特にプログラミングは、パソコンをはじめとしたツールがありますから、興味を持ちやすいのも当然かもしれません。

しかしパソコンやプログラミングのツールにかまけて、ほかへの興味を失ってしまうのは避けたいところ。

小学校の段階では、ほかの教科の中にプログラミングを含ませた学習となりますから、プログラミングが独立する前に、各教科への興味関心も育てて欲しいところです。

さらに学習のほとんどをツール上で実践するため、学んだことをノートに記録するという手書きの機会が減るのもデメリットと言えます。

書いて覚えるとはよく言ったもので、パソコン上で入力するより、ノートに鉛筆などで書いた方が記憶しやすいことがあります。

プログラミングの作成自体はツール上で行っても、なぜそのプログラムが適しているのか、成功・失敗の結果などは、逐一ノートにまとめて手書きの機会を増やすのもおすすめです。

学習タイミングはお子さんが興味を持った時

ただプログラミング教育が大事だからと言って、お子さんに無理強いするのはあまりおすすめしません。

これもほかの塾にも言えることですが、やる気がなければいくらスクールに通わせても、お子さんがサボったり成績がふるわないことはよくあります。

お子さんが自ら、習い事をしたいと言い出した時がベストタイミングです。

もしお子さんがなかなか興味を持てないようなら、パソコンやタブレット、あるいはプログラミングに関わるおもちゃをプレゼントしてあげるのも手。

お子さんをスクールに通わせるのではなく、通いたいを思うきっかけを作ってあげましょう。

パソコンやタブレットには、プログラミング学習ができるゲームやアプリが入っているとなおよいですね。

小さいお子さんにパソコンはまだ早いと思うなら、親子で一緒にプログラミング学習をするのも手です。

子ども向けアプリであっても、親御さんにプログラミングに関する知識が少ないなら、親子で理解を深めるチャンスにもなります。

学校やスクールの課題で、お子さんが行き詰ってしまった時に助けてあげることもできるでしょう。

子供のプログラミング教育は何歳から何を学ばせると伸びる?まとめ

まとめ

プログラミングの教育は早いにこしたことはなく、小学生がベストではあるものの、幼稚園以前から始めることも推奨されています。

ただいきなりプログラミング言語を与えて、アプリを作れという内容ではありません。

幼いうちはプログラミングへの興味や、「なぜそうなるのか」というプログラミングの考え方を身に着けるほうが大事です。

反対に関心ややる気があれば高校生や大学生、大人になってからでも、プログラミングを学ぶに遅いということはありません。

プログラミングの考え方はIT関係に関わらず、日常においても役立つことが多いですから、お子さんが関心を持っているなら、授業以外でもぜひ、プログラミングを学ばせてあげてください。

森 水絵森 水絵

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