40代からの転職に失敗しないための転職術

40代が転職に失敗する典型的な特徴を教えます。転職が失敗して絶望している中高年の多くが、転職市場の背景を学ばずに行動を開始してしまっています。人材紹介会社に断られないためには?ハローワークの有効な活用法とは?40代の履歴書はどのように書けばよいのか?自己PRできるネタがない場合はどうすればよいのか?等具体的に説明しています。

優秀なのにクビになる40歳代以降の転職の落とし穴

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40代でリストラされて内定をもらった8社のうち4社に入社して、うち3社で失敗してしまった原因は自分自身にあると今では思っています。

ひとつは、新参者であるにも関わらず、会社に批判的態度を取ってしまったこと

もうひとつは、本音と建前の区別ができていなかった自分が原因だと猛省しており、転職支援をする際も、ある種のネタと化してしまいましたが、警告を放ち続けています。

 

新参者なのに上から目線な中高年 

このタイプの中高年には、ごく稀に遭遇するのですが、とにかく上から目線で何でもコンサルティングしたがる人種です。

職場の真の問題点を何も把握していない上に、当事者意識が薄く、何故か外部目線。その他人ぶりに、ついつい「 いやいや、あなたも同じ職場の人間でしょう 」と思ってしまいます。

基本的に実力が伴っていない中高年が多く、結局は職場で居場所をなくし、早期退職するハメに陥っていくのでした。

 

優秀なのに何故かクビになる中高年

仕事ができる人ほど注意が必要だと考えています。「 君が成し遂げてきた数々の社内改善を当社でもドンドンやってくれたまえ 」との言葉を真に受けて、社長が言っている本音と建前の区別もつかず、 既存社員の迷惑も顧みず、強制的に仕組みを変えようとして失敗してしまった男がここにいます。

そもそも、40代以降の転職には、この間違いともいえる根本的な原因が付いて回ります。「 自分の思い通りに仕事ができなかった 」というジレンマを抱えたまま転職するハメに陥った中高年が抱える闇です。

会社の方針が違う、上司の考え方が間違ている、自分だったらこうするのに、何故会社はこうしないのか…等々といった不満を爆発させてきました。結局は、これらの不満が転職の原因になったのですから。

 

生き残りたければ本音と建て前を区別しよう

私はプライドが高い人ほど転職に走る傾向にあるのではないかと考えています。プライドがない人であれば、「 ワンマン社長の言うことを聞いてさえいればよい 」と考えます。

もっとも自分が主導して仕事をしたいから転職に走った訳であって、新しい会社に入ったら今度こそ社長の言うことを素直に聞いて、その延長線上で成功していこうなんて発想は持ち合わせていません。

優秀がゆえに「 この会社の本質とは何なのか? 」ということを追求してしまう優秀さがついつい出てしまいます。

その優秀さで物事を判断したり、発言したり、行動してしまうのが、40代以降の転職における最大の落とし穴といえるのです。

 

私は、なんとか4社目にして「 出過ぎず目立たず 」で3年経とうとしていますが、どうしても「 本質の追求 」に走ってしまう自分が嫌になることがあります。

もう少し大人しくできていれば、もう少しイエスマンでありさえすれば、もう少し従順でいれさえすれば、苦悩は続きます。