こころの庭 (1) ブックカバーチャレンジのこと。 | 風のたまごを見つけた   

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医療従事者のみなさまへ、

エッセンシャルワーカーのみなさまへ

心からの感謝を申し上げます。

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つぶやきをシェアするっていうのが

いまだに、不得意で(キマジメ?かも)

あまりSNS投稿をしておりません。

 

 

なのに、、

その私に、まさかの

7日間ブックカバーチャレンジの

バトンがまわってきました。びっくり

 

わ~~!?

 

 

本のこだわりをシェアするのって

執着にとらわれそうだし、

私の偏狭な読書なんて、

誰の役にも立つまい、、とか、

 

ちょっと迷ったけれど、、

説明は要らないというし、

本は、仕事の思い出と繋っていたりして

人生整理のつもりで、受けました。キョロキョロ

 

私からの指名は控え、

バトンは自由受託制。

 

 

思いっきり、

自己中なチョイスですが、

問い合わせがあったりして

案外役立ったりするのかも! 

と思い直し、

7日分を一気に、こちらでもシェアすることにしました。


 

 

 

なので、いつもと少々趣向がちがっておりますが

過去のブログ文とリンクする本もあります!

 

 

ちょうど母の日にバトンがまわってきたので、

セレクトテーマは「母・Mother」赤薔薇

に設定。

 

 

始まりは映像ものから♡

 

【第一日目】

 

 

Life写真集

『Life with Mother』

 

 

母子の無意識の一瞬を切り取った、

プレゼントブック。

 

レンズは誠実だと思う。

言葉にならない、ささやかな間合いほど

ずっと心に残る。

 

母性、女性性ともに、男女を問わず

人間に備わった性質と言われます。

 

どんなとき、自分の中の「母」を感じますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

【2日め】

 

 

『緑の世界史(上・下)』

クライブ・ポンティング著 

朝日選書

 

 

政治的な視点ではなく、

自然環境の視点から人間の歴史を眺めた大著。

母なる視点の歴史書(厳しめの母です)と感じて、

セレクトしました。

 

 

声を持たぬ側から眺めた人間の発展は

破壊の歴史であることが、客観的に示される怖さ。

本来、地球の主権者は自然であり

自分たちが「お邪魔している」存在であることを忘れて

拡大発展志向に精を出す文明は滅びる。

史実を細密に、淡々と追いながら、そう納得させる歴史書。

 

データが豊富なので、資料用に保管して

時代を横断する物語を書く際の、背景考察などに

利用すると便利だと思う。

 

 

 

 

 

【3日め】

 

『禅マインド ビギナーズ・マインド』

鈴木俊隆著 松永太郎訳 

サンガ 

 

 

アメリカにわかりやすく禅を広めた入門書

zen mind beginner's mind』の素晴らしい邦訳。

私の所有する単行本は、大好きな佐野元春さんの帯♡

新書版では、本書を愛読したと言われる

スティーブ・ジョブスの帯に変わっていた。

確か、iphoneのボタンを「ひとつ」にしたのは

禅の影響だと聞いたことがある。

真偽は不明。

それにしても、今アマゾンで見ると

法外な値がついているのは何故?

 

 

この本を取りあげたのは何より、

翻訳された松永太郎先生へのオマージュです。

松永先生は、いわゆる「仕事」を超えて、ハートから

筆を執られる希有な方。繊細で、母なる資質を持たれた

翻訳家でいらっしゃいました。

拙著を読まれ、ご自身で翻訳をつけて下さった

お心のつながりを、決して忘れることは出来ません。

帰天される10日ほど前にサインをいただいた貴重な本です。

 

感謝と敬意をこめて。

 

*松永先生のエピソードは下記に書きました。

https://ameblo.jp/keeffe33/entry-12051213852.html

 

 

 

 

【4日め】

 

 

『Fairy Tales』

E.E.Cummings

Voyager Book

 

敬愛する米詩人、E.E.カミングスが

娘のために書いたという短編集。

 

4本の珠玉の童話からなるが、

決して子ども向けの童話とは思わない。

「合理より、無垢な子どもの心の愛した」

と言う、カミングスの、大人へのプレゼント。

 

『小さなわたしさん』のタイトルで

「旺文社ジュニア図書館」版が出されたが、絶版。

翻訳本を紹介できないのが残念すぎる。

版元さんには申し訳ないが、

「ジュニア図書館」という子どもオンリーな位置づけが、

ダサすぎたんじゃなかろうか。

 

洋書は単行本もあるが、Johon Eatonさんの

エアリーなタッチの挿絵によるペーパーバックの方が、

断然素敵だ♪

言葉づかいがそのまま、生きたリズムに、

自然な息づかいになっているカミングスの文体と、

イートンさんのやさしい絵が溶け合っている。

 

 

アート性が高い、文芸本なのに、

いかにも、スーパーのラックなんかに気軽に置かれて

買い物帰りに手をのばせそうな作りで、

そういう在り方も含めて素敵だと思う

(今は変わったろうか?)

 

 

『愛についてのちいさなおはなし』(小峰書店)も

推薦したい大人の童話で悩んだけど、

これも絶版。

 

私の選ぶ作品ってなぜみんな絶版なのだろう??

どれも不朽の名作なのだが。。

読書文化の普及に貢献してるだろうか。

疑問。。

 

『Fairy Tales(小さなわたしさん)』詳細はこちらにあります。

https://ameblo.jp/keeffe33/entry-12361140782.html

『愛についてのちいさなお話』の概要はこちらの後半。

https://ameblo.jp/keeffe33/entry-12465765317.html

 

 

 

 

 

【5日目】以降は、

こころの庭(2)に続きます♪

 

 

 

 

 

 

 

 

●耳のふろく●

 

 

動画サイト「本の向こうへ」より

 

 

 

 

 

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