おうちライフ

都内在住30代。共働き子なし夫婦の嫁が送る、気ままなおうちライフ

GoToトラベルで秋の日光・紅葉狩りの旅へ

GoToトラベルを使って日光へ行ってきたよ。

新型コロナ、毎日の感染者数はなかなか減らず、GoToの施策は早すぎたとか中小店舗は参画しがたいとかEATは逆に店を苦しめるだとか制度がそもそもわかりづらいとか、いろいろ言われているGoToキャンペーンだけど、新しいスタンダードを手探りするいい機会になると思えました。

参加したのは日光紅葉夜行というツアーで、23:55浅草発の夜行特急で2:16日光着、4:30のバスで奥日光の湯元温泉へ。5:45に着いて放り出され各自ハイキング楽しんでね〜というハードなものでした。

tobutoptours.jp

0〜1日目 深夜の浅草と早朝の奥日光。乙女(?)、日の出に感動

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奥日光の気温が1℃程度と聞いて慌てて浅草のドンキへ走り、防寒具を購入。完全になめた装備だった。写真は23:30ごろの浅草。夜、人の少なくなった東京の街ってどこか切ないよね。

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日光紅葉夜行スペーシア。ド派手。
2:00過ぎに着いてバスがくる4:00すぎまでは車内で仮眠。

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6:00の湯ノ湖。キンとした空気が気持ちよく、日々の喧騒を忘れて静かな気持ちになれました。こんな早朝に奥日光にいるの、不思議な気持ち。

ちなみに気温は-2℃でした。そりゃ霜も降りるわという気温。ドンキに行っていなかったら到着30秒でリタイアするレベル。

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湯ノ湖まわりのハイキングコースを歩いているときに日の出が見られた。 

そのまま想像を超えたハードなハイキングに突入し、湯滝〜戦場ヶ原〜光徳とかなりの山道を2時間以上ひたすら歩く(熊が出るらしく、熊よけの鐘があるレベルの山道)。山道からひらけて戦場ヶ原に出たときがかなり感動的だった。幻想的で、まるで別世界だったなー。

このあとは中禅寺湖付近にバスで移動して、華厳の滝中禅寺湖という定番の観光コースをまわる。ツアーにチケットがついていたので日光自然博物館にも行った。

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JR日光駅も見学。2階には一等旅客専用の特別待合室があるよ。

行きの夜行特急(スペーシア)ではほとんど眠れず、持ってきていた本を読みながらうとうとする程度。そのあと極寒のなかでかなりストレッチの強いハイキングに突入してかなり疲れていたので、15:00ごろホテルについてからはずっとホテルで過ごしました。すぐに温泉に直行、夕飯もホテルのビュッフェ。

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朝食もホテルごはんにしたんだけど、満足度が高くてどちらも予定以上に食べすぎました。日光グルメといえば湯葉ですけど、ホテルごはんでおいしい湯葉が堪能できて、一生分くらい食べたかもしれない。

コロナ禍の観光ホテルとしては日帰り入浴の中止、ビュッフェ時短+マスクにビニル手袋着用などの工夫などがみられたけれど、いちばん効果的だなと思ったのは温泉の更衣室。ドライヤーが置いておらず「ドライヤーは各自部屋でお願いします」というスタイルで、女性更衣室においていちばん時間がかかるだろう工程がカットされたことで人の流れがとてもスムーズだったと思う。着替えて化粧水を軽くたたきこんだら部屋へ。そもそも空いていたということもあり、密にならず快適でした。

2日目 世界遺産日光の社寺をまわって紅葉狩り

今年の2月に夫とともに世界遺産検定3級を受けて以降、旅行に行くなら世界遺産を見に行こうねと話すようになった。なので今回の旅は世界遺産に行くのがメインでした。(紅葉は裏テーマ)

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日光東照宮は人生で3回目なのだけれど今回は音声ガイドを使ってがっつり履修。よくよくみてみると家紋の主張すごいな(直訳:自己主張うるさい…)となったり龍や獅子などかっこいい系の彫刻が多いなか実は鳥がいちばん多いんじゃ…?と気づいたり夫とまわる日光東照宮、楽しかった。

音声ガイドでは三猿の物語を知った。
三猿で有名なこの猿の彫刻は全部で8面あって、人の一生を描いている。いちばん有名な「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿は幼少期の教えで、悪いことを見たり聞いたりしないで善良な心のまま成長しなさいというもの。 

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そして側面にあるこの3面は、左から「恋に悩む様子(心ここにあらず)」、「結婚した夫婦が荒波を乗り越えていく様子」、「妊娠して子を授かる様子」(そして一面に戻る)。「人の一生」という観点ではこのスタンダードが変わる日も近い。でも人生のドラマを猿たちが表現しているというのは見応えがあってよかった。なぜ猿かというと、この建物は神馬のいる神厩舎(しんきゅうしゃ)で、猿は馬の健康を守るという信仰があったからだそう。

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とにかく紅葉が見事でした。

日光東照宮に行くなら、昭和初期に日光東照宮を酷評したブルーノ・タウトについての資料を読んでみるのもイチ意見としておすすめです。

忘れられた日本 (中公文庫)

忘れられた日本 (中公文庫)

 


日光スイーツで有名な雲IZUも日光ぷりん亭も、日光東照宮近くにあるよ。しかし道路にはみ出すほどの人混みで、若さパワーの足りない私たちは早々にあきらめました。日光ぷりん亭のハーフぷりんソフトはぜひぜひに食べたかったんだけどなー!

日光は総じてかなりの混雑でした。1日目はド早朝に奥日光まで連れて行かれ街に向かう流れだったのでそんなに混雑を感じることなく快適に過ごせたけれど日光駅方向のバスはめちゃくちゃ渋滞して進まなかったし、2日目も9:30の時点で渋滞半端なかった。特に中禅寺湖日光東照宮がかなりの人混みでした。

人の多さに疲れ、お土産を買ったあとは東武日光駅前にあるカフェ・フルールでチーズケーキを食べながらゆっくり本を読んで休憩し、夫と将来について語り合いながら特急スペーシアで帰ってきました。

GoToトラベル・地域共通クーポンの使い道。"計画的"が意外とムズカシイ

今回悩みどころだったのは地域共通クーポンの使い道。2人分で紙クーポン4,000円分、電子クーポン5,000円分がついてきたんだけど、電子クーポンは1日目の15:00以降にならないと使えないので早々にホテルに退散した&夕食も朝食もホテルごはんだった私たちは2日目が勝負でした。

地域共通クーポン、使えるお店が限られており(使えるお店は自体は結構多いので安心)、そして紙クーポンは使えるけれど電子クーポンは使えないよっていうお店が多く、電子クーポンの使い道に悩みました。結局駅前のお土産に全振りしたけれど、お店に行かないとわからないことも多かったので、計画的に買い物するのはムズカシイなーという感想。あと電子クーポンの使い方がわかりづらい。これは各方面で言われていることですね…私の場合はQRコードが表示されなくて焦ったりした。

コンビニで使えるというのはよかったかなーと。お茶だのお酒だの、チェックイン前ってなんだかなんだ買ってしまうので。

ただ出会った日光の人は総じて観光客に好意的で、特に地域共通クーポンの使い方については嫌な顔せずにいろいろと教えてもらえてありがたかった。

追記

こんなサイトがあったみたい!

map.goto.jata-net.or.jp

こんな世の中だから、日常からちょっと距離を置く時間が必要

実はここ最近生き方・働き方について考える日々で、(自分的には)かなり大きな決断をしようとしている。東京から離れて、頭空っぽにして、自分自身に問いかけ直したいという思いもあったので、日常から無理やり切り離した時間が作れたことはとても有意義だった。

コロナ禍は明日あさって解決する問題ではなく、この事態が将来を改めて考える大きなきっかけのひとつになったことは確か。自分の意識も環境も大きく変わろうとしている中、どう生きていくかを模索していきたい。

 

gintomochi.hatenablog.com

 

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