はじめに
私は既に日本へ帰国しております。
本ブログは海外生活がテーマですので、
他ブログで過去に執筆した記事を再アップしていきます。
本記事は2011年にアップしました。よって、基準は全て当時のものです。
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まず、自分のことについて触れたいと思います。
ここ中国に来たのは約7年前。
留学生としてでなく、駐在員的立場でやってきた私は1年で帰国しようと思っていました。
それがすでに、小学生が全課程を修了する以上の年月が経ってもまだこの地にいます・・・。
経緯はおいおいお話しするとして、こちらへ来て変わったのは【寛容になった】、
別の観点で言えば【いい加減になった】ということです。
今まで何人もの日本人駐在員の方を見てきましたが、
大方こちらの大らか過ぎると言える大陸精神に業を煮やすというか、神経質になっているように見えました。
そういう私も当初は、ストレスが溜まりっぱなしでしたが、
いつの日か「あっちがそうならこっちもそうすればいいんだ」と考えるようになりストレスが減少していきました。
例えば先日こんなことがありました。
一時帰国から戻り北京空港に降り立つと、入国審査官らしき人がたくさんいました。
外国人がたくさん列になって並んでいて開いていない窓口がいくつかあったのに、
その審査官らしき人の中には何もせずに立っている人も多く見られました。
「なんて効率が悪いんだ」とか「やる気なさ過ぎ!」なんて思っていらいらする方もいらっしゃるのでしょうが、
私は目ざとく中国人用窓口がガラ空きなのを見つけ、
「(外国人だけど)いいでしょう?」
と言って、ささっと通過できました。
来たばかりの頃の私ならば、「ちゃんとやってくれよ~」と思いながらも、
生真面目に外国人用入国審査レーンに並んだはずです。
我ながら、ずうずうしくなったなあなんて思いました。
ここではそういうことが日常茶飯事です。