こんにちは。
あおい堂鍼灸院の今泉です。
あおい堂鍼灸院の今泉です。
昨日６月４日にフジテレビ『直撃！シンソウ坂上』において
アイドルpippiさんの円形脱毛症が特集されていました。
ビジュアルが重要な要素であるアイドルと言う世界の中で
円形脱毛症とうまく付き合われているお姿は
大変すばらしいものだと思いました。
さてこの番組をとおして
私の思うところは沢山あったのですが、
その中でも印象に残った一つとして
円形脱毛症は自己免疫の異常が引き起こすといった
下りが有ったように思います。
くどいようですが、
コレは本当の事なのでしょうか？
髪の毛を免疫が攻撃しているのは
事実だと思います。
でも本当に免疫に異常が生じているのならば
免疫細胞をつぶさに観察すれば
きっと今頃何かしらの免疫細胞の器質的な異常や
特定のたんぱく質が見つかっていても
おかしくないように思えます。
私が不勉強なのかもしれませんが
そのような話は聞いたことがありません。
そして免疫と一括りに言っていますが
全部でしょうか？一部でしょうか？
それともＴ細胞だけでしょうか？
またそれも全部か一部か？？？？？
免疫の異常と言うのはあくまでも
当人の意識や都合に反しているから
異常と呼んでいるだけであって
免疫細胞自体は正常で
通常の営みを維持しているだけであるのが
シンソウなのかもしれないと以前から考えています。
そうすると異常の有るのは
免疫ではなくて髪の毛である。
と、言うのが従来からのあおい堂の主張です。
そもそも円形脱毛症には
萎縮毛、感嘆符毛と呼ばれる
分かりやすい異常や
髪の根元の色の変化が既に出ています。
これを何とするか。
「いやいや、免疫が攻撃したから異常毛になったんだ」
と反論されるかもしれません。
でもそれなら萎縮毛になる前の
髪の根元の色の変化はどう説明するか。
だいたい（絶対ではない）、髪の太さの変化の前に
根元の色合いの変化が起こります。
以前メラニン色素が枯渇して白髪になるという
ハーバードの研究結果を記事にしたことがあります。
その時はノルアドレナリンの調子によって
メラニン色素が大量に産生された結果、
枯渇して白髪に成るという事でした。
抜ける前の髪の根色が変化しているという事は
白髪と全く同じでないまでも
何かしら神経伝達物質の異常が
関与しているのではないかと……。
なので最初はノルアドレナリンの様に神経からの
ホルモンの分泌の異常によって髪に変化が生じ、
その変化によって作られた不安定な髪の毛を
正常な免疫が見逃さず攻撃して始まるのが
円形脱毛症なのではないかと考えています。
そうでもないと……。
例えば世の中には『免疫力アップ』なんて言葉が
沢山あります（個別に本当かどうかは別として）。
素直に受け取れば免疫の働きが向上して
ウイルスなど身体の敵となるものを
撃退する能力があがる事と考えられます。
そしてアップさせるためには……
温泉に入る、笑う、感謝の言葉を言う、
食事のバランスを整えるetc,etc……
一般的には生活習慣の中でも良い事に思えますね。
でも、こんなことしたら免疫力がアップして
余計に抜けてしまうのではないかっ！(;'∀')
んなこたぁ無い。
免疫力はバリバリ上げられれば宜し。
と言うのが私の考えなのですが、
あなたはどう思われますか？
そして話は戻って昨日の番組の話です。
もう一つ発言を抑えられないのが
『子どもの頃に円形脱毛症を発症した』
『遺伝的要素がある』
これが円形脱毛症のリスクファクターだと、
医師の方がお話しされていました。
こんな事は知らなくても良い事だと思います。
知って何の役に立つのか甚だ疑問です。
西洋医学で完全に解明された病ならば
これを周知の上、
発症したらすぐ治療して治るというのなら
役にも立つ知識だと思います。
でも残念ながらそうとは限らないですね。
これを知って自分も子どもの頃になったから
日常の抜け毛が少し多かったり、
脱毛部が一つできただけで
番組の事を思い出し、
「汎発性になってしまうのでは…」
と本当に恐怖を感じられる方々がいると思います。
これはとても罪な事だと思います。
こうなるとただ脅しているだけで、
番組を盛り上げるための
悪意の様なものを感じてしまいます。
以上、批判めいた記事になってしまいました。
でも番組の構成は……でしたが、
pippiさんは素晴らしい方だと思いますし
応援したいです（ｶﾜｲﾗｼｲｶﾀﾃﾞｽﾈ）！
本日の記事はココまでです。
こちらものぞいて欲しいです。
円形脱毛症の事がまとめてあります。
そして、お蔭様で
あおい堂鍼灸院は
鍼灸治療専門院として
円形脱毛症一筋１５周年を迎えました。
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