昨年からよく目にするようになった難聴と認知症の関係についての記事。
もっと前から取り上げられていたのかもしれないけれど、私が知ってからまだそんなに時間は経っていない・・・
難聴と認知症の関係については、随分と前から体感していました。
実際には、認知症という意識ではなく瞬時に会話を理解する能力の低下。
聞こえていない方が多い期間はおおよそ1年ほど
聞こえていない期間を正確に答えることは出来ないけれど、仕事が困難になり始めてから手術をするまでに1年ほどの時間を要しているため、おおよそ1年ではないかと思っています。
聞こえないことが多くなってくるということは、聞き直すことが多くなってくるということ。
聞こえない時の症状はその時々で変化しています。
- 声が響いていて聞き取れない
- 声が小さく聞こえていて聞き取れない
- 呼びかけられていても聞こえていない
- 声がこもっていて理解ができない
聞き返すことが多くなると、相手の反応ももちろん変化してきますよね。
- 解らないならもういいや
- あ、忘れて・・・
- 後で話すよ
- 聞こえてないならいいや
- 別に人に頼むからいいや
これら全てに「ごめんなさい」って思っていても、自分ではどうすることも出来ない・・・
それがまた辛くなってくるのですね(^_^;
これを繰り返すうちに、聞こえたふりをしたり適当に返事をしたりするようになります。
コミュニケーションが取れないことで、会話を避けようとしてしまうのです。
それが外からくる脳への刺激を妨げてしまうだろうと思います。
脳は常に動いているけれど、自分の思考だけ。
自分で問いかけて自分で答えている感じですね。
そのため、気がつくとしっかり音が聞こえている言葉でも、言葉がスルスルと頭の中を通り抜けていって理解できなかった・・・という事も実際にあったのです。
滑舌良くゆっくりと話してくれると理解できますが、さらさらっと話されるともうお手上げでした(T_T)
なんか全く脳が働かない・・・
病気かもしれない・・・
そんなことが頭によぎったこともあります。
現在は、当時よりも聞こえは良くなっているので普通のスピードの会話でも聞こえていれば理解は出来ていますが、聞こえの対策をしていなければ早く認知症になっていたのかもしれませんね。
「脳に刺激を与えてあげること」
コミュニケーションは大切なのですね(*^_^*)