Tomo Best Speech

さて、たらふく食事をした感謝祭も終わり、今日は年内で最大の買い物の日、ブラックフライデーの到来です。買い物に興味の無い私は家でゆっくりしてますが、アメリカのセールの買い物のすごさを見たい方は、先日の記事にビデオをアップロードしましたのでご覧ください。

サンクスギビング

ちなみに、この時期はサンクスギビングの名前にちなんで、どんな事をありがたく思うかを言い合うのも習わしです。私もトーストマスターで感謝(Gratitude)にちなんで、父の死から学んだ事をスピーチしたところ、ベストスピーチに選ばれ、トーストマスターズ(パブリック・スピーキングスキルを向上する為のグループ)のウェブサイトに掲載されましたので、興味のある方はご覧ください。

A Cathartic Speech - by Tomo Osako

元々私は英語で人前で話すのが苦手で、スピーチが上手くなりたくてトーストマスターズに入りました。(今でも得意とは言えません)そして、ビデオを見てもらうと分かるように、私の英語はアクセントもあり完璧ではありません。でも、アクセントを直す為に「スピーチセラピストなどに行こうか?」などという相談をすると、100%のアメリカ人が「行く必要はない」、と言います。何故かと聞くと、このアクセントも私のユニークさであって、無くすと私らしさが失われる、というのです。

自分は自分らしくあるべきで周りの人の為に変わる必要はない、という考えは、個人主義らしくもっともな意見です。(笑)でも、こういう、個人の欠点もすべてユニークさに捉え、何でもポジティブに取ろうとするアメリカ人の考え方には実は結構救われたりします。(日本の小学校でいくら努力してもずっと体育が1だった私が、アメリカの学校に来たら努力が認められBを取れた時、どれだけ心が救われたかわかりません。)

先日パナソニックさんでセミナーをさせて頂いた際に、一人の方に質問を受けました。その方は駐在でこちらに来られていて息子さんがいらっしゃるのですが、内容は「アメリカの学校で馴染むのが大変だが、上手くやっていくのにはどうしたら良いか」、というものでした。そこで私が答えたのが、「上手く行かなくても良いから強気で色々とチャレンジすると良いですよ」というような事でした。

私は計20年程アメリカに住んでいますが、その経験から思うのは、アメリカではガッツが好まれる、と言う事です。自己主張ともちょっと違うのですが、勇気を出して何でもやってみるとそれがどんなことであれ、みんながその勇気を応援してくれる、という気質がある気がします。言っている内容よりもその事を勇気を出して言った事実をたたえる、という感じでしょうか。これはパイオニア精神の強い国だからかもしれません。

以前も書きましたが、私はどちらかというと内向的な性格なので、大勢のグループの前で話すと言う事は苦手ですし、とても緊張します。でも、このようにトーストマスターズなどで思い切って話してみると、英語が下手でも勇気を出して話したと言う事で、それなりに評価してもらえる気がします。そして、こういう時は、「スピーチのここが悪かった」とか、「ここを直した方が良い」、と言う事はほぼ言わず、良い所を全面的にほめてくれます。そういうアメリカ人の気質も私は好きです。
(もっともブラックフライデーで見られるような物質主義的なところは苦手ですが。。。爆)

それではみなさん、よい週末をお過ごしください。





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