気がつけば、悪党
今度の税制改正で寡婦控除は女性にも所得制限がつきそうですね。
やっと男女平等になりそうです。
そうすると
私は裁判を続ける理由が無いような気がします。
この裁判にはなんの意味があるんでしょうか?
今まで、差別撤廃を目指してきましたが、
上告して、これから最高裁だという時になって
差別がなくなりました。
ちゃんちゃん。
めでたしめでたしです。
こうなると、私は味玉チャーシュー麺替玉付きを食べる口実のためだけに裁判をすることになります。我田引水、私利私欲です。
気がついたら悪党になってました。
男女平等のため、女性にも所得制限を付けるということに対して、世論はどちらかというと賛同しているようです。今まで過剰な優遇だったと認識されているのでしょう。私もこの裁判を始めた当初は同じ認識がありました。
しかし、今、私はこの主張に違和感を感じています。それは立法の経緯を知ってしまったからです。
元々出費が多くなることを考慮して作られたのが寡婦控除です。そして父子家庭も同じだとして寡夫控除が作られました。その時に、「男性と女性では区別すべき」「あらゆる寡夫に控除を適用することはしない」という考え方から所得制限が付けられました。女性を過剰に優遇したのではなく、男性を冷遇したのです。それを今になって女性も冷遇して男女平等にするというのは、道義にもとる行為ではないでしょうか?
平成29年に、富裕層への優遇だとして配偶者控除には所得制限が付けられましたが、その額は1000万円(年収1220万円)です。
甘利さんが言うように何千万も稼ぐ女性には必要ないというのはごもっともかもしれません。
ですが、500万円は富裕層の境界ではありません。
母子世帯にも所得制限が付けるということは、共働き世帯の父親と同じ税額を負担させるということです。これは垂直的公平負担の原則に反します。
もし、私が勝訴したとしても、その前に母子世帯への所得制限が付けられてしまったら、それを判決で撤廃させることはできません。
もしかしたら再見直しのきっかけぐらいにはなるかもしれませんけど。
ええい
こうなったら、もう、もっと悪党になってやろうかと思います。
目指すは味玉チャーシュー麺替玉2回を
3人の息子達と
食べる事にします。
これで、野望が4倍に膨らみました。
私は悪党から大悪党になりましょう。