1本の腱

2020-01-24 12:52:48 | 透析・シャント
私は麻痺の右手にシャント作成を行っている。
右手の肘はまっすぐになるのは稀で、曲がった腕に穿刺するのは、透析スタッフに迷惑をお掛けしっぱなし。

右手のシャント作成時に、腱は1本を残し切ったと聞いている。
先日、シャントの先生から、今後のためにつかっていない人工血管は除去してはどうかとお話があった。
使っていない人工血管は肘付近にもあり、この付近の人工血管はV字のように曲がっており、先月シャント再手術の原因かもしれないと聞いていて、だから人工血管除去のお話があったと思った。

でも気になるのは、1本になった腱は残してくださるのかどうかであった。

私の右手はいわゆる廃用手と呼ばれ、見た目動かずほとんど使っていない右手である。
ところが片麻痺のとき全く動きがなかった右手が、2回目の脳出血で布団から出ていた右手が意志で布団の中に入ってくることがある。
このとき使っているのは右の肘関節である。
廃用手でありながら、動く右手を見てしまったので、1本の腱がどことなく愛おしい感じがするし、この右手の動きを残したいのである。

この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ▲立ち上がりの確認で、痛くも... | トップ | ▲足の付け根の自立 »

透析・シャント」カテゴリの最新記事