タミヤ 1/24 トヨタ レクサスLFAの製作記1回目です。
初回はキット紹介。
あけましておめでとうございます!今年もゆるゆると模型作っていきますので、よろしくお願いします!
今回からはタミヤのレクサスLFAの製作日記です。
本当は去年末にこの日記書こうと思ってたんですけど、ダラダラしてたら明けちゃいました。
新年1発目(だけ)はマジメに行きますよ!
そしてね、「元旦」「正月」「新年」「年初」こういう言葉を聞くたびにね、私はいつもこう思ってきましたよ。
年の初めだなと。
■実車紹介
Photo by Tennen-Gas / cc-by-sa-3.0
レクサスLFAは「世界超一級レベルの運動性能と超一流の感性と官能を持ち合わせるスーパースポーツカー」という何やら凄そうな標語を元に、トヨタ自動車が2010年から2年間で500台を日本の職人が手作業で生産した和製スーパーカーです。
運動と性感で官能って何やら卑猥ですね。おっといけない、年始だった。
LFAという名称は「Lexus F Sports Apex」の略とされ、レクサスのスポーツカー「F」シリーズの頂点という意味が込められています。
トヨタの往年の名車2000GTと同様、エンジンはヤマハ製。V6エンジン並みの重量とV8エンジン並みのサイズの軽量コンパクトなV型10気筒4.8L 1LR–GUEエンジンが、アイドル状態から0.6秒でレッドラインの9000回転まで達し、最大560馬力を発揮します。最高速度は325Kmになります(日本仕様は180Kmでリミッターが効いてしまいます)。
ヤマハV10エンジンは90年代にF1でも活躍してました。LFAのエンジン音もさながらF1のような官能的な甲高い音を響かせ、“天使の咆哮”と言われています。このエンジン音はヤマハと共同でかなりの拘りをもって設計されており、車内にも綺麗なエンジン音が響くように設計されているそうです。
シャシー構造の7割近くはCFRPという高級なカーボン製、エンジンとサスの懸架部分だけアルミ製という豪華な構成で剛性と軽量性を確保。
MRレイアウトが多いスーパーカーですが、LFAは制御のしやすいFRレイアウトを採用。
エンジンをフロントに、ミッション等のトランスアクスル、冷却系をリア側に配置することにより、50:50に近い48:52というほぼ理想的な重量配分を実現。
外装はスーパーカーにしては控えめな印象で派手さはありませんが、それが逆に日本のスポーツカーっぽくて良いと思います。どことなく新しい方の86にもデザインが引き継がれているような気もしますね。ボディももちろんカーボン製。
車体下面はほぼフラットな形状になっており、後端のディフューザー、後述する可変リアウィングと相まって強力なダウンフォースを発生させ、地面に吸い付くような走りを可能にしています。
お値段は日本車としては驚異の3750万円。2000年頃から計画を開始しており、さらに拘りの設計で開発費が高くなったのと限定500台ということもあり、この価格でも赤字だったらしいです。
日産のGTRが1000万円前後、ホンダの2代目NSXが約2000万円なので、そのお値段も凄いものがあります。
それがプラモであればサイズは1/24なのに実売3800円という1/10000のお値段なんだから、買わない訳にはいかないでしょう!(謎理論)
とかなんとかうんちくを書いてみましたけど、LFAには特に拘りがあるわけではなく、(前回のレベルのキットを作っているときから)タミヤの新しめの作りやすいカーモデルを作りたいなぁと思ってこれを作る事にしただけなんですけどね。
複雑すぎないボディ形状とデカールの少なさが作りやすそうだし。同じトヨタのTS-050は難しそうだし、最近発売されたスープラはあまり好きではないし、ヤリスWRCはなかなか出してくれないし。タミヤさん、ヤリスWRC早く出してくれないかなぁ。
とは言え、世界中のスーパーカーを超えるべく日本の技術の粋を集めて製作されたLFA、戦艦大和のようなこの車両を日本人なら作らないわけにはいかないでしょう!
■キット紹介
外箱は高級感のあるブラック地で表面にはホワイトのLFAのパッケージ絵が。
滑らかなボディラインが滑らかでクールでセクシー!
LFAと言うと白のボディ色のイメージがありますね。あとはニュルブルクリンクパッケージの山吹色。
箱絵側面に描かれているレッドやシルバーの塗装も良いですね。何色で塗装するか迷うな。
ボディがクリアパーツのフルビューキットが出ていた事もあり、エンジン、サス、ドライブトレイン、排気系は全て再現されてます。
キットの全パーツ。いろんなパーツが盛りだくさんでワクワクしますね。
ボディパーツと内装パーツ。ボディパーツはかなり一体成型されており、表面は滑らかでヒケやバリは見当たりません。
エアインテーク等の淵はかなり薄く整形されてます。
ただボディ上面のフロントフェンダーからピラー、リアフェンダーにかけて左右2本パーティングラインが走ってます。
また、リアの上下のエアインテークのパーツは別パーツになっているので、(それほど目立たないですが)合わせ目消しが必要。
ボンネット、リアウィングは同梱されている極小マグネットでの着脱式。これも面白いですよね。
リアウィングは実機では車速に応じて自動的にせり上がってくるアクティブリアウィングという方式が採用されているんですが(三菱のGTOもアクティブエアロシステムという似たような空力システムを採用してましたね)、キットでは格納状態と最大に伸ばした状態をパーツ差し替えで再現出来るようになってます。
エンジンと足回り、エキゾースト系のパーツ。
フロントのダブルウィッシュボーン式、リアのマルチリンク式サスペンションの形状が精密に再現されてます。上下には動かないけど。フロントタイヤは左右に切ることができます。
フレーム・シャシー、冷却系、内装パーツ。
シャシー裏面のアンダーパネルまでしっかりと再現されてます。
ウィンドウ、ライトカバー等のクリアパーツとホイール、ライトレンズ等のメッキパーツ。
メッキパーツはホイール類のランナーはつや消し、ライトレンズ類のランナーはつや有りと、メッキの質感を変えてあるのが芸が細かい。
前回作ったレベルのキットではクリアパールの合いが悪くて苦労しましたけど、このタミヤのキットは成型もシャープで綺麗だし、そんな事無いんだろうなぁ。
デカール、ミラーやエンブレム用のインレットマーク、ウィンドウマスクシール、タイヤのゴムパーツ、極小ネオジム磁石とポリキャップ。この写真には写ってないけどエッチングパーツも付いてます。プラパーツ以外も盛りだくさん。
キットにインレットマークやマスクシールが付いてるのは嬉しいですね。
タミヤのキットにしては高めの価格設定の税抜き5000円も納得の構成ですなぁ。
インストは特に紹介する必要もないとは思いますけど、わかりやすい構成です。
外装の塗装指示はありません。内装の塗装指示も参考です。
何故ならインストにもざっくり書いてありますが、LFAは注文時にボディーカラーは30色、ブレーキキャリパーは6色、室内のシート、シートバック、ステアリンググリップ、センターコンソール、インパネ、ドアトリムはそれぞれ別に12色、フロアカーペット、フロアマットが5色。ホイールは3色から選択可能で、それを組み合わせると無限に近いカラーパターンが出来てしまうからです。
中古車市場でも気に入る色の組み合わせのLFAを見つけるのは大変そうですね。もっとも中古車市場にはほとんど出回らず、プレミアム価格になっているLFAを買うような人は買った後の塗装変更なんて大した事ではないんでしょうけど。
というわけで、プラモでもどういう塗装にしても純正カラーになるという事です。
レーシングカーのキットと違って自由な配色が出来るのも市販車キットの良いところですよね~。
実車解説の紙も付いてます。
こういうところもタミヤのキットの良いところですよね。詳しい解説読んでると実車への愛着も沸くし。
そしてアフターパーツモデラーとしては外せないエッチングパーツ。
HOBBY DESIGN(ホビーデザイン)というメーカーからLFA用のものが出ていたので迷わず購入。
ちなみにSTUDIO27からもLFA用のディティールアップパーツが出ています。値段やパーツ数はだいたい似たようなものなんですが、STUDIO27の方はGTカーまたはニュル仕様に近づけるパーツが入ってて、HOBBY DESIGNの方はノーマル仕様をそのままディティールアップするパーツ構成。また、HOBBY DESIGNからは別途ニュルブルクリンクパッケージを再現する為のディティールアップセットも出ています。
今回はキットを生かしてノーマル仕様を綺麗に作りたいのでHOBBY DESIGNの通常のディティールアップパーツを使用。
AFVばかり作ってたのでカーモデルのアフターパーツメーカーには詳しくないんですが、HOBBY DESIGNは中国は湖北省にある模型メーカーで、元々はカーモデルの製作をしていたそうです。
公式ホームページのABOUT USのページでは前書き、歴史、栄誉と章分けしてあるものの、どの章にも同じ文章が書いてあるという斬新な構成でした。
タミヤ、アオシマ等を始めかなりの数の車、バイクキット用のアフターパーツを販売しています。
カーモデルの場合はこのHOBBY DESIGNかSTUDIO27か、KA MODELSが対応キットが豊富ですね。
2枚目の写真の右側のエッチングパーツはキットに付属してるもの。
メッシュ状のパーツはキットのものと被っていますが、ホビーデザインの方がエッチング自体が薄い(というかタミヤのエッチングが作りやすさ重視で厚過ぎな)事もあり、網目などが繊細な作りになっています。
ディスクブレーキのエッチングは仕上がりの効果が高そうですが、元のパーツを削って円形のプラ板を挟み込まないといけないのでちょっと難易度が高そう。上手く出来るかな。実車がアルミやステンレス製のディスクだったら塗装無しでも良さそうでけど、LFAのブレーキディスクはカーボンセラミック製なのでそれっぽく塗装しないとなぁ。
リアのメッシュは綺麗に曲げられるかがポイントですな。
ワイパーも細くて繊細なパーツの組み上げになるので難しそう。
今回のキット製作でも課題というかやりたいことがあるので、それも含めゆっくり作って行こうと思います。
ところで、こんな感じで長すぎる製作記を書いているとどうなると思いますか?
そう、なかなか模型製作が進まないんです。
今年はその事を真剣に、そして真摯に皆さんにお伝えしていきたいと思っています。
小泉 キン次郎
■キット情報
メーカー:タミヤ
スケール:1/24
製品名 :レクサス LFA
型番 :24319
発売日 :2011/02/26
定価 :¥5,500
購入店 :ヨドバシカメラ
購入日 :2019/09/24
購入価格:¥3,850
■使用ディティールアップパーツ
種別 :エッチングパーツ
メーカー:Hobby Design(ホビーデザイン)
製品名 :レクサス LFA ディテールアップパーツ (タミヤ用)
型番 :HYDHD02-0163
購入店 :ホビーリンク・ジャパン
購入価格:¥2,052
■レクサスLFAの目次(リンク)
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