タミヤ ドゥカティ 1199パニガーレS #04 細部塗装 | kingmanの模型製作記Ⓐ

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カーモデル・戦車模型を中心にバイク、艦船、飛行機、ガンプラ等々いろんなプラモデルの製作日記をゆっくり書いてます。


タミヤ 1/12 ドゥカティ 1199パニガーレS(14129)の製作記4回目です。
今回は外装以外の塗装、デカール貼り、ディティールアップ、墨入れの製作日記。

 


・エアブラシ塗装

ブログ記事では時系列が前後しますが、外装のクリアコート乾燥中にそれ以外のパーツを塗装していきます。
各パーツの配色は、外装のカラーリングの邪魔にならないよう、派手になり過ぎないように気をつけました。
カスタム仕様って事でついつい色んな色で塗りたくなってゴチャゴチャにしがちなんですよね~(以前作ったニンジャがまさにソレ)。今まで所有してきた実物のバイクも大体そうなりましたけど(^^;)
配色を決めるだけでかなり悩んだ気がします。

とりあえず、実車でもカスタムしにくいエンジンやフレーム等のパーツはノーマル状態のままの色(インストの指定色の近似色)で塗りました。
カスタム仕様とはいえ、この辺の考慮がリアリティに繋がると思うんですよね~。知らないけど。


エンジン、ラジエーター等はタミヤラッカーのフラットアルミで。

トップブリッジ、ステップ等はタミヤラッカーのチタンシルバー。

マフラーはタミヤラッカーのチタンシルバー、ガンメタルの混色。

ヘッドカバー、オイルパン等は、インストだとX-31チタンゴールドとX-33ブロンズの混色が指定色になってますが、ブロンズはタミヤラッカーでは出てないので、チタンゴールドにメタリックオレンジとガンメタルを混ぜてそれっぽい色にしました。

実車に比べるとちょっとオレンジ味が強すぎたかもしれません。

でも夏っぽくて良いんじゃないでしょうか。塗装を夏にするとカゲキで最高だし、夏を制するものだけが恋を制すると昔から言われていますし。

フレームやメーター周り等のセミグロスブラック指定になっているバーツは、実車のパーツの質感と雰囲気でガイアカラーとタミヤラッカーのセミグロスブラックを使い分けました。
光沢強めの半光沢にしたい箇所はガイアカラー、つや消し寄り(ざらつきのある)の半光沢にしたい箇所はタミヤカラーという感じで。
ここまではほぼインストの指定色通りのカラーリング。



ヘッドライトやテールランプのリフレクター部分とエキパイは艶々のメッキ調にしたかったので、一旦Ex-ブラックで艶々に。

メッキ塗装は下地の滑らかさが大事。

その上にMr.カラー スーパーメタリック2 スーパークロームシルバー2を塗装。
まあまあですね。本当はもっとメッキ感の出るプレミアムミラークロームとかを使いたいところなんですけど、ちょっと触ると塗膜が剥げたり上からクリアー吹けなかったりするので、敢えて使いやすいスーパークロームシルバー2を使用。

バイク模型では定番のエキパイの焼け表現は、やるかやらないか迷いました。オッパイだったら迷わないんですけど。
エキパイが目立つと外装と喧嘩しそうだし、そもそも塗るの面倒だし失敗しそうだし・・・
ま、結局やる事にしたんですけどね!
パニガーレの場合はエキパイがカウルやカバーでほとんど隠れるので、それ程目立たない&あまり見えないところに拘ってある風なのがシャレオツかなって。

チタン製マフラーは温度が低い箇所から順に、黄色⇒オレンジ⇒青⇒紫で焼き色がつきます。
社外品の見た目重視のチタン製マフラーに交換している体で、この辺のクリア塗料を使って派手目に塗装していきます。

まずはパイプの接合部で分厚くなっている箇所は熱が入らないと思うので、シルバーのままにする為マスキング。

温度低めになりそうな箇所にクリアイエローを吹き付け。

接合部をさらに太めにマスキングした上で、クリアイエローとオレンジを混ぜたものを吹き付け。

黄色とオレンジだけにしたい箇所をマスキングした上で、クリアブルーを吹き付け。
ちょっと緑っぽくなっちゃったけど気にしない!

最後に紫を吹いて完了!
全体にクリアー乗せすぎだし色の境目がはっきりし過ぎて変!、な感じに見えてしまうのは俺の目が加齢から来るドライアイでこのまぶしさに耐えられないからだろう(ぺこぱ風)。面倒臭いから時は戻さない。



ブレーキディスクのインナーには”控えめに”GXブルーゴールドを。
ちなみに、フローティングピンの部分だけタミヤのディティールアップパーツの物を無理やり差し込んで使ってます。

カスタムバイクではお馴染みのアルマイト仕上げのパーツは今回は控えめに。

ホースのジョイント部分はGXメタルブルー

ブレーキ&クラッチレバー、バーエンド、タンクキャップ、スプロケのインナーはGXメタルレッドでアルマイト風に塗装。
控えめですよね?ね!?



ハンドルは、パイプ部分にスーパーチタン2、ノッカーはメタリックグレイ、スイッチとグリップはセミグロスブラックで細かくマスキングしながら塗装。



チェーン&スプロケットは、ギア自体は黒サフのまま、チェーンローラーはメタリックグレイ、その部分をマスキングした上でEx-ゴールドを吹いて、ゴールドチェーンの出来上がり。

 

・筆塗り

(下手だから)汚くなりがちな筆塗りは最小限に。
ブラシ塗装のリタッチ箇所以外は、ほぼタミヤエナメルを使用。


フロントキャリパーのブレンボのロゴ

スタンドの車輪

リザーバータンク

マフラーエンドとか

 

・デカール貼り


カーボンデカール貼りは、いつも通り使いやすいタミヤのカーボンスライドマーク(綾織り・細目)を使用。
カーモデルのときは極細を使っていますが、1/12なので細目を選択。
今回はカーボンデカールも控えめに3パーツだけ。
というのは言い訳で、パーツが細かい&曲面が多いので面倒だっただけなんですけどねー。


マフラーの真ん中は貼りやすいので、いつも通りマスキングテープで型どりしてデカールを切り出し、貼り付け。

小さくて若干面倒な形状のリアショックガードも同様に。
タミヤのカーボンスライドマークはマークソフター塗りまくっても溶けないし、ちょっとやそっとじゃ破けないのが良いですね。

貼ってから1日乾燥させた後、クリアを吹いて出来上がり。綺麗に出来ました^^



貼っても貼らなくても分からなそうなクソ地味なデカールも一応貼り付け。

デジタルメーターは上からUVレジンを盛ってグレア液晶ぽくしておきましたが、毎回そうなんですけど表面張力で丸くなっちゃうのがイマイチですよね~。
平らに仕上げるにはどうすればよいんでしょうか??


・エッチング工作
工作っていうか貼り付けただけなんですが、無塗装のまま使う(使っても違和感ない)エッチングパーツはこのタイミングで接着。


ラジエーターは表裏のフィンやチューブの留め具に貼り付け。
写真は無いけど留め具のエッチングは接着が若干難しい。


そして地味ーに時間かかったのが、ボルトヘッド部分へのエッチング貼り。
銀色の筆塗りで再現するのは定番ですが、TopStudioの専用エッチングにヘッド用のものが付いてたし、同じくTopStudioの汎用ナットも持ってたので、今回はこれらを使ってディティールアップしました。
実車写真を参考に、キットのボルトヘッドのモールド(ただの円柱)の直径に合わせて、ちょうど良いサイズのエッチングをチマチマ貼り付けて行きましたよ。
すぐには固まらず、位置調整する余裕があるデコプリンセスが大活躍しました。
接着面積が少ない事もあり、固まった後でもちょっと強めに触れると取れてしまうので、接着した後はその辺には気を使いますけどね。




でも、塗装で表現するより精密感(と自己満足感)あると思います。激しく面倒だけど!

 

・墨入れ


最後に一部のパーツにだけMr.ウェザリングカラーのマルチブラックを使って墨入れをして、全パーツの塗装完了!



あとは組み立てるだけ!
どんな感じに仕上がるか楽しみですねー!!
最後に大失敗があるかもしれませんよ(予言)?

 


皆様この前の23日日曜深夜から月曜朝にかけて開催されていたインディ500は観ましたか?
週の始まりだとしても日本人なら当然観てますよね??

今年のインディ500は仕事の事なんて忘れ、徹夜してでも観るべきレースでしたよ!?

空調のききすぎたこの部屋だと発情を逃していくし、せめて前向きに見せたいと夜型の体質を変えていたところでしたが、ファイターズ中継でお馴染みのGAORAでガッツリ深夜2時から朝8時まで生観戦しました。

途中で寝るなんてあり得ないような展開でしたし。
まあ、自分の場合は月曜有給とってあったんですけどね。


佐藤琢磨さん(年上なのでさんをつけました)2度目のインディ500制覇!
1回優勝するだけでも凄いのに、まさかの2回目ですよ!?
109年の歴史を持ち、世界3大レースのうちの一つのインディ500(あとはルマンと有馬記念)ですが、最多優勝回数は4回で4人だけ。2回以上優勝したドライバーは琢磨さん含めて20人だけ。
日本人とか人種関係なく凄い事なんですよ!

しかも43歳で(見た目はもっと若くみえるけど)・・・マジ中年の星!

その歳でも、座右の銘の『No Attack No Chance (挑戦なくして チャンスなし)』を体現するかのようなアグレッシブな"疾り"!(ぶっこみの拓風)

インタビューとかでも決して奢らないし、誠実さと率直さが感じられる受け答えもまた良いんですよ~。
佐藤さんは現時点では間違いなく日本人最高のドライバーと言えるでしょう。
本当に感動したし、元気を貰いましたね。


インディカーレースはF1と違ってシャシーやタイヤは共通、エンジンは(今年は)ホンダかシボレーの2種類のみ。ワンメークに近いのでドライーバーの腕やチーム力、戦略が勝敗を分けるレースなんです。
その中でもインディ500の場合は、バンク角が少なく直角に近いコーナーのオーバルコースのインディアナポリスを平均速度370キロで3時間以上走り続ける。
ちょっとラインを外したり、前の車の影響で気流が乱れたりすると、壁に向かって一直線。まさにハイプレッシャー!
実際今回のレースでも、計7回のアクシデントによるフルコースイエロー(追い抜き禁止)が発生しました。
インディカーのシリーズチャンピオンになるより、インディ500のチャンピオン(インディ500は1戦だけなのに優勝者はチャンピオンて呼ばれます)の方が名誉とも言われています。

90年代のF1ブームの頃からモータースポーツを観てはいますが、サッカー・野球・格闘技とかの方が面白いと思っていました。わかりやすいし。F1観ててもたまに寝落ちしてたし。
でも、歳を取るとモータースポーツの魅力が増したように感じるんですよね~。
それはたぶん、ドライバー以外の影響(マシンやチーム力、戦略、運)が複雑かつ繊細に絡み合い、どれも結果に強く影響するところが奥が深いと思うし、自分自身の仕事にも通じるところがあるからなんだろうなと思ったり、思わなかったり。いや思ったんですけどね。

自分もやっと大人の階段を上り始めたのかなと思った、処暑の夜長ですよ。
まだまだ残暑厳しい季節ですが、くれぐれもご自愛くだ・・・ではまた!

 


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