昔は大家の財布は不動産屋に筒抜け | 【ゆめたか大家】ゆめたか大家の本文ブログ

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住宅ローンで10連敗した我が家ですが、融資を受けて築古木造物件買い進めて、10年で富裕層と呼ばれるまでになりました。私の「今までの道のり」と「10周年記念出版」は以下です。(訪問者プレゼントもあります)http://bit.ly/yumetaka-history

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■昔は大家の財布は不動産屋に筒抜け

☆2020年5月25発行
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こんにちは!「ゆめたか大家」と申します。


「スクラップ&ビルド 国家財閥連合軍の陰謀」

を大幅に増補して、内容を充実させました!


【パソコン閲覧用】

http://scene-ex.jp/L2485/b0/1t1171


ゆめたか大家の今までの道のりはこちらです。

http://scene-ex.jp/L2485/b0/2t1171

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■本文
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私は人の話を聞くのが大変上手です。


皆さん、得意になって

自慢話や昔話をされるのですが

今回はその中から

「昔は大家の財布は不動産屋に筒抜け」

という話をお届けしようと思います。


その昔、不動産賃貸業を行うのは

地主さんと決まっていました。


地主さんは

地元の不動産屋からアパート建設の提案を受け

地元の金融機関からお金を借りて

地元の税理士さんに確定申告を依頼します。


そしてアパート経営が始まると

不動産屋は

家賃の入金管理および修繕費の請求をしますので

経営状態がおおむね把握できます。


さらに税理士に連絡すれば

固定資産税や所得税を含めた収支を確認できて

金融機関に連絡すれば

預金残高や直近のお金の動きを

確認できたのだそうです。


そして大家にお金がある事がわかると

多額の修繕費用を要求したりしていたそうです。


ここで一番難しいのは築20年以降で

多額の修繕費用を要求して

「古いから建て直さなくては」

と思わせる一方で

あまりに多額の修繕費用を要求すると

新築のための資金がなくなってしまうのだそうです。


私はこの話を聞いて

「まったくもう・・・。」

と思いました。


ところがこの話には続きがあるのです。


不動産屋は、金融機関に連絡して

大家の貯金が2000万円であることを確認しました。


この大家のアパートは築30年でしたので

新しく5000万円のアパートを建てさせる計画を作り

金融機関に持っていきました。


不動産屋

「あの大家は貯金2000万円だから

 物件価格5000万円のうち

 2割の1000万円を頭金とする資金計画で

 大丈夫だよね。」


金融機関

「実は昨日、大家さんのお坊ちゃんが

 〇〇大学(私立)の医学部に合格して

 入学金や何やらで1000万円下していったんです。

 だから今の貯金は1000万円です。」


不動産屋

「そうかあ・・・。

 それじゃ取れねえかあ・・・。」


私はこの話を聞いて

「まったくもう・・・。」

と思いましたが

ここで1つ、口を挟んだのでした。


ゆめたか大家

「でも貯金が1000万円残っているなら

 それを頭金にして

 アパートを建てさせたりしないんですか?」


不動産屋

「それはできない。

 そんな事をしたら貯金ゼロになる。

 4月に入学した後、バカ息子は

 5月の連休明けに「車を買ってくれ!」と来る。

 その時に貯金ゼロでは親は対応できない。」


この不動産屋は

大家にお金がある時は取ろうとしますが

大家にお金がない時は取ろうとしないのでした。


つまり仁義なく

お金をむしり取ろうとするのではなく

「わきまえ」があるのでした。


しかし時は流れ、個人情報がうるさくなり

現在は、大家の財布を把握している不動産屋は

少なくなったそうです。


こうなると不動産屋は

大家の財布を把握しないまま

修繕費用を要求する事になりますが

すると修繕費用がオーバーした時に

以下のようになるのだと思います。


「売却します!」

http://scene-ex.jp/L2485/b0/3t1171


今回は

「昔は大家の財布は不動産屋に筒抜け」

と題して

私が聞いた話を書かせていただきました。


私はこの話を聞いて

「まったくもう・・・。」

と思ったのですが

この不動産屋は

大家にお金がある時は取ろうとしますが

大家にお金がない時は取ろうとせず

「わきまえ」があるのでした。


そして昔は、不動産屋がこのようにして

大家を破綻させないように配慮していたため

金融機関もそれを見越して

アパートローンは長期で組めるシステムに

なっているのかな?と思ったのでした。


そしてまた

不動産屋が大家の財布を把握していない現在は

大家にとっては

破綻の危険が高いように思ったのでした。


結局

「昔は大家の財布は不動産屋に筒抜け」

というのは、良い面と悪い面の

両方があるように思ったのでした。


今回の内容が参考になりましたら

以下を応援いただければ幸いです。

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