なぜフィナステリドで鬱になる?服用1ヵ月で発症した副作用の話。

公開日:  最終更新日:2020/08/31


フィナステリド飲んだら鬱になるの?
実際なった人はいるの?
怖いなぁ…飲むのやめようかなぁ…


今回はこういった疑問に答えていきます。


本記事の内容

・なぜフィナステリドで鬱になるのか?

・実際に鬱になった人はいる?

・服用1ヶ月で鬱になった管理人の体験談

・もし鬱になったらどうすればいいい?



こんにちは、管理人のyuuです。

AGA治療を開始して2年半ほどになります。

フィナステリドとミノキシジルの内服薬を飲んでおり、髪の状態はかなり回復しています。

このブログでは僕がAGA治療で体験したことや知識などを書いています。

これからAGA治療しようと思っている人は、是非参考にしてみてください。




なぜフィナステリドで鬱になるのか?


フィナステリドは薄毛の原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)を抑制する効果があります。

ジヒドロテストステロンは幼少期や思春期の性器の発達に必要な成分ですが、大人になると悪玉ホルモンとなり、AGA(ハゲ)の原因となることが分かっています。


フィナステリドで鬱になる原因ははっきりと分かっていませんが、このジヒドロテストステロンを抑えることでホルモンバランスが乱れてしまうのが、原因ではないかと言われています。



日本で初めて発売されたフィナステリドであるプロペシアでは、臨床試験で鬱の報告はされていません。

ただ「自発報告あるいは海外おいて認められている」とされており、精神面に影響を与える可能性はあると言えるでしょう。



実際に鬱になった人はいるの?


ネットやSNSなどの書き込みを見てみると、

・フィナステリド飲んでから鬱っぽくなった

・実際に鬱を発症してしまった

という書き込みはちょくちょく見かけます。


ただフィナステリドが原因かどうかをはっきりと確かめるすべはないため、(思い込みや別のところに原因がある可能性もある)あいまいなのが現在のところですね。



クリニックの先生に鬱の報告があるか聞いてみた。

僕の通っている湘南美容外科の先生に、鬱報告がどれくらいあるのかを聞いてみました。


たとえばプロペシア錠の取扱説明書を見ると発生頻度不明の欄に抑うつ症状の記載があります。
起こる可能性も絶対ないとも言えないが、限りなく原因として起こっている可能性は低いだろうという見解かと思います。
私の患者さんであれば抑うつ症状の訴えは1人2人いらっしゃるかどうかくらいです。
うつ病の有病率を考えるとフィナステリドの成分で明らかに起こっているとは考えにくいです。
AGAは見た目の治療になりますので、最悪副作用が気になれば治療を止めるという選択肢もあります。



服用1ヶ月で鬱になった管理人の体験談


実は管理人は、フィナステリドを飲み始めて1ヶ月後に、強いめまいと鬱に似た症状を発症しています。

ただこの症状も他にたくさん重なる事情もあり、本当に薬の影響なのかは分かりません


少々シビアな話になるので詳しく書いていきたいと思います。



この強いめまいと言うか発作のようなものですが、薬を飲み始めてから1ヶ月くらいたったときに起きました。

ただこれが薬の影響かどうかは分からない、と言うか、当時自分はものすごいストレスを抱える生活をしていたので、本当にAGA治療薬が原因なのか何とも言えないんです。

当時僕は収入がかなり不安定な状態にあり、お金をほとんど使わず、そしてあまり外にも遊びに行かず、ひたすら仕事とパソコンに集中すると言う生活をかれこれ4年くらい送っていました。

そのころフィナステリドとミノキシジルは飲んでいませんでしたが、もちろん体調はあまり良くなく、お腹もあまりすかないし目覚めや寝つきもスッキリしないと言う状態で、それでも無理して頑張っている感じでした。


この数年はご飯を食べてもあまりおいしくなかったですね。

気合で頑張っていたので自分では気づきませんでしたが、相当ストレスがかかっていたと思います。



そんな中2017年の10月には祖父が寿命により亡くなりました。

それとともに仲の良かった祖母が、精神的に不安定になって同じことを何度も言うようになったり、物事を忘れっぽくなったのですが、これが僕にとっては相当ショックだったことを覚えています。

そのころの喋り相手の大半も祖母でしたしね。


AGAの治療薬を飲み始めたのがその後の11月の半ばごろでした。


そしてその一ヶ月後、2017年の12月末ごろでした。


突然朝起きるとものすごい耳鳴りと吐き気に襲われ、フラフラになりながらトイレに駆け込みました。

そして強い不安に襲われながら、自分は孤独なんじゃないかとか、このまま死んでしまうんじゃないかとか、そんな気分が頭の中をぐるぐる回っていました。


たぶん「不安障害」「パニック障害」みたいなものだったのかなと思います。

これは本当にシャレにならないくらいきつくて、家に1人でいられなくなって、急いでその日は外に出たり友達に電話したりしていました。



正直今までこういう精神的なパニックがあったことなんてなかったので、まさか自分がこうなるとは思いもしませんでした。

その後も1人になるとなんとなく不安が押し寄せてくるようになったので、これが怖くて用事を作ったり生活習慣を大きく変えるようになりました。


もちろんすぐに病院(心療内科)にも行って、そこから3ヶ月くらいは通い続けるようになりました。

年末だったので中々空いている病院がなく、かなり焦ったのを覚えています。

それ以降はその発作は起きていないですが、なんとなく気分がすぐれなかったり、不調な状態がそこから半年くらいは続きました。

(2年位してからようやくほぼ完治するようになりました)



で、これの原因なのですが、最初はよく分からなかったんですよ。

ストレスの積み重ねによるものなのか、AGA治療薬の副作用なのか。



その日から原因を探すために、不安障害とかパニック障害について調べまくりました。

パソコンのブルーライトが原因とか、深夜起きて朝方寝る生活が原因だったのかとか。


心療内科の先生ともいろいろと相談をしていました。

そこからいろいろと見えてきた結論なのですが、


まず1つめの原因は、

・ストレスや我慢を強いていた生活が長く続いたこと



これがまず確実にあると断言できます。

実は人生で初めてやる気になったのが今やっていた仕事なのですが、頑張りすぎるあまりストレスが溜まっているのを見て見ぬふりして頑張り続けたのがいけなかったですね。


今振り返ってみればかなりヤバい状態でゾっとしています。

ちなみに同業者の中にも同じような体験をしたり、病んでいたりする人も結構います。


そしてもう1つの原因は、

・AGA治療薬でホルモンバランスが乱れ、これが引き金となった



フィナステリドは男性ホルモンを抑制する作用があるため、それとともに自律神経を安定させる神経ステロイドにも影響を与えるようです。


よく高齢になると男性ホルモンの量が減り、不安障害やパニック障害を起こしやすくなる(更年期障害)になりやすくなるらしいのですが、恐らくこれと似たような症状で、これが引き金になったんじゃないかと考えています。



普通の生活をしていれば特に問題はないのですが、僕のようにストレスフルな生活をしていると要注意ですね。


その後生活習慣を変え、外に出たり運動したりする機会を増やしてからは、いつも通り元気に過ごしています



まぁ最初気持ちが安定するまでには半年くらいかかったんですけど。

今はもう昔のように普通に生活しててあの時のことは忘れつつあります。


その間AGA治療薬は休まず毎日飲んでいました。

今も週1で休薬しているだけで、あとは毎日飲んでいますが特に異常はありません。

これが薬を飲み始めてから起こった出来事と言う感じですかね。



この体験から個人的には、

AGA治療薬には、うつや精神障害を引き起こすリスクは少なからずあると思っています。


僕の場合は、元々ストレスを抱えている生活を送っていた事が続いた事と、フィナステリドでホルモンバランスが少し乱れたことで、今まで我慢していた糸がプツッと切れてしまったこと。



そんなイメージだと思います。

ネットで実際にAGA治療薬を使っている人を見ると、だいたい飲み始めて一ヶ月くらいたってから症状を引き起こすパターンがちらほらあるようです。


その多くはストレスをかなり抱えている人がほとんどです。


もちろん何も異常がない人もいるので、ストレスを抱え込みやすかったり、過度に我慢の生活をずっとしている人は、AGA治療薬の服用は考えた方がいいかもしれませんね。

ただ生活習慣を見直すことで、これらは改善できるかなと。


僕は一時的な不安障害?パニック障害?はつらかったですが、あれ以上無理を重ねて重症になる前に、生活を見直すきっかけとなって今では良かったと思っています。

現在は不安はあまり頭の中に浮かんでこず、昔のように元気に過ごせています。



働きすぎてちょっと疲れたなと思ったら、なるべく休息を取るようにしています。

AGA治療薬を飲んで1年たった人の意見として、参考にしてもらえればと思います。




鬱になったらどうすればいい?


一応鬱になったときの対処法を書いておきます。


心療内科に相談する

軽いうつやめまいなどであれば、まずは心療内科を受診しましょう。

精神科を思い浮かべる人が多いと思いますが、精神科は本当に自殺とか犯罪を起こすようなヤバい時に受診するようです。


心療内科ではカウンセリングをしてもらったり、睡眠薬や精神安定薬(僕は漢方でした)を処方してもらいます。

これだけで大分楽になります。


鬱とはいかないまでも、いまいち心の調子が優れないときには行ってみるといいと思います。

最近は心療内科の病院も増えてきたので、探せば近所に見つかるはず。



ストレスの原因を取り除く

鬱になる人は、必ず強いストレスを抱えています。

ストレスの原因を自分で見つけ、それを取り除くようにしましょう。


仕事や職場だったら、会社に相談するなり休養を取るようにします。

どうすればいいかわからない人は、心療内科で相談するといいと思います。


心療内科も自分に合ったところに当たるまで、いくつか受診することをおすすめします。




まとめ


今回の記事をまとめます。


なぜフィナステリドで鬱になるのか?

→ ジヒドロテストステロンの抑制でホルモンバランスが乱れる(と考えられている)


実際に鬱になった人はいる?


服用1ヶ月で鬱になった管理人の体験談

→ ストレスを抱えているときは要注意!


もし鬱になったらどうすればいいい?

→ 心療内科に行って相談しよう


以上になります。

絶非参考にしてみてください。



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