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鈴木彩子『明日へつながる道』(2ndアルバム)

2020年07月02日 | その他(鈴木彩子,アマビエ様風味?,雑記など)
ビクターから 鈴木彩子名義のCDで出ていた分の 全作品が、 配信に対応したとのことで...

今回は、 2ndアルバム『明日へつながる道』について。

個人的には、 「太陽をつかもう」 「一度だけの昨日」 「黄金時代」 「地球サイズの Love Song」 「迷わないで あせらないで 止まらないで」 とかの、 若さがあって 明るい曲が 好印象。

全体的な印象としては、 通して聴くと 結構 魅力的だし、 もし これが全てなら 書くことは 色々あったのかもしれない、 が・・・

“普通に いい曲”としては 粒が揃っていても、 何しろ、 この数年後から メッセージ性が強い曲が 多数発表されることになるのを すでに知っている現在で、となると、 特筆するような部分は 挙げ難い、といった感じがする。
もちろん、 どんな曲でも メッセージはあるのだが、 好感を持てても 印象として 突出した“特別な何か”がある曲というまでには ならなくなった、といったところだろうか。

こういうところは、 『ALL TIME BEST ALBUM』の CDの方には 選抜されなかった、ということにも 表れているのかもしれない。


もう一ヶ所・・・

このアルバムには、“父”が歌われている曲が収録されている。
一般論としてなら、 悪いイメージを持たれるような視線で描かれた詞では ないだろう・・・ というか、 むしろ、 勧善的な道徳意識で “正しい”とされるような、 個別に異なる状況もあることを解さず画一化された美徳感に沿う視線だろう。

でも、 このアーティストの 家庭環境的な部分の経緯からすると、 その詞の内容は、 リアルなものでは ないかもしれない。
その経緯は、 ネットでの調べもので定番の 有名なところで 「SAICO」を調べてみれば、 多少は触れられているはずなので、 省略しますが・・・
アルバム『BORO BORO』に収録されている 「ミステリー ~運命(さだめ)~」という曲で ほんの一瞬だけ描かれるものの方が、 リアルな感覚を表現しているのだろうと思う。
これは、 前に 「愛があるなら」を挙げた時に、 “愛”と表される感情の対象として “家族”の類の要素を入れなかったこととも 関連する部分でもある。

そういうところから、 このアルバムに収録されている曲の方は、 半ば“黒歴史”的・・・というのか、 積極的には触れ難い扱いになっているものかもしれない。


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