いつもアメブロのジャンル設定はこの(マイホーム計画中)で良いのか?と悩んでいる福井です、、、
私はマイホームを造る側、、、なので厳密にいえばジャンルが違うのかなと思ったりしますが、でも私自身も今家を建ててる最中だし、、ま、いっかって感じです
ただやはりこのジャンルでいく以上、家を造る立場として、家づくりを行なっている方々へ有意義な情報を提供できればなぁと思っております
一応家造りのプロの端くれとして、、、笑
なので今日はちょっと真面目に行きましょう!
普段我々が家づくりをしている中で、たくさん色々な質問を受けます、それをご紹介しながら私なりの回答(あくまでも私なりです!)を書いていきたいと思います
まずはよくある質問その1.
建物の坪単価はいくらですか?
この質問の回答は非常に難しいです
正確に回答する事はかなり難しいです、、、
と、いうのは、注文住宅はあらゆる部材を文字通り(注文)していくので、最終出来上がった時にその金額を建物の坪数で割り戻せばそういった意味では(坪単価)は出るのですが、そこにはあまり意味がありません
例えばお風呂やトイレ、外壁などは通常グレードにしても、キッチンをどーんと高いキッチンを入れたら結果的に坪単価はどーんと上がる訳です!
さらに言うと、その坪単価に家にかかわる費用のどこまでを含めるか、という話もあります!
例えば外構費用や設計費用、水道メーター分担金や地盤調査費用、太陽光発生、さらには地盤改良が発生した場合の改良費用、、、
それらをどこまで含めるかによって坪単価は大きく変わってきます
よく住宅会社の広告で「坪単価は〇〇万から」というのを目にしますが、それはあくまでも「から」です、やはり正確な金額はある程度の建築図面をもってではないと、算出する事は難しいようにおもます
では、よくある質問2.
自己資金はいくらいりますか?
この質問は本当に多いです
この質問を受けると私は逆に「ご自身が無理なく出せると思う金額に、さらに余裕をもって出せる金額はいくらですか?」とお聞きします!
一昔前のように「自己資金は物件価格の1割」というのはフル無視でいいです!
それは金利が高かった時代、なるべく借り入れはおさえた方が良いという時代の話しです!
今は金利が0.5だ0.6だという世界です、それなら無理せず借りた方が良いかと私は思います!
例えば全ての貯金が500万で、お子様2人の四人家族のお客様が家を買うとしましょう
もちろんお子様のこれからの教育や様々な出費がある中で、私はなるべくキャッシュは手元に置いておいた方が良いと思う
では例えばこの方が無理して500万のうちから200万を自己資金として出すとしましょう!
しかしよく考えてみてください、200万借り入れが減ったからといって、金利が0.5%としたら年間の金利はどれくらい減るのでしょうか、、、
はっきりいってわずかな金額です!
一方、手元の500万から200万減って残りは300万になると、かなりリスクは上がるのではないでしょうか
そのリスクを考えるお、200万の金利なんて保険料だと思えばかなり安いもんだと私は考えます
なので、なるべく借りましょう!で、良いかと思います!
ではその上で、自己資金がゼロでも買えるのか、、、というご質問が当然あると思いますのでお答えします!
これは銀行によっては可能です!
基本的に銀行の住宅ローンは土地建物の金額が基本になりますが、昨今は銀行も色々な商品があり、「諸費用ローン」なるものも存在します!
これは文字通り物件購入にかかわる(諸費用)のローンなのです
ただ、全ての銀行がこれをやっているわけではないですし、銀行によってその諸費用の内容についても対象になるものやならないものもありますので注意が必要です
さらにいえば、諸費用も借り入れする事によって、審査基準が厳しくなったり、審査には通ったけどあまり良い金利優遇が取れなかったりするケースもあります
それではよくある質問その3.
耐震や断熱性はどこまでこだわればいいですか?
最近このご質問は多いです、、、
この質問への回答もなかなか難しい、、、
一言で返答するとすれば、費用対効果を考えながらどこまでこだわるかを決めてください、かと思います!
そうなんです、、、結局はどこまでやるか、なんです!
では耐震から考えていきましょう!
耐震基準は建築基準法のレベルを耐震性1と考えましょう!※厳密には違いますが、ひとまずはこうしておきます。
この耐震性1は、数百年な1度の超大きな地震でも倒壊しないレベル、だそうです
そして、その耐震性の1.25倍の強さがもつ耐震性が、耐震性2となります。
そして、耐震性1の1.5倍の強さをもつ耐震性が、耐震性3となります
ちなみに私達の建てる注文住宅は、全棟長期優良住宅です、その長期優良住宅の基準の中には「耐震性2」にする事がありますので、私達の住まいはすべて耐震性2です
私は個人的には耐震性2にはしておくべきだか耐震性3までは必要ない、と思っております
だって耐震性2でも数百年に一度発生する超大きな地震でも倒壊しないレベルの1.25倍の強さがある訳ですしね
ここは本当にその人の考え方だと思います!
いやいや私は地震が心配だから、MAXの耐震性3を取りたいんだ、という考え方は決して否定いたしません、それはそれでありだと思います!
ちなみに、耐震性が上がっていくと建物の構造は実際どうなっていくのか、、、
なんの事はありません、耐力壁(筋交等)が増えて、木と木を接続する金物が増えて、多少梁が太くなっていく程度です!
大きなコストではありません
ちなみに木造35坪の建物として、耐震性2を3に上げるのは十数万円で20万以下です!
結局はこの十数万をどうとるか、かと思います!
それと同じように断熱もどこまでコストをかけてどこまでやるか、という事かと思います
断熱については、耐震性ほどシンプルではありません、、、
耐震性は1.2.3で話しがほとんどできるのですが、断熱性はそう簡単にいきません
とりあえず今回は話をシンプルにする為に、断熱性は1から10まである事にしましょう
例えば建築基準法のレベルを3とした場合、もちろん3はクリアしないといけない!
その上でどこまでもっていくか、です!
私は個人的には省エネルギー等級4(最高等級です)で良いかと思っています!
ちなみに長期優良住宅の基準もこの省エネルギー等級4を求めています
ではこの省エネルギー等級4を、先ほどの断熱性能1から10の中で6としましょう!※実際これくらいの位置付けになります
ではここからどこまで上げていくか、です!
あとはコストとのバランスです、断熱性はコストをかけて物の性能自体を上げていくとどんどん上がっていきます!
その物、とは具体的には断熱材と窓の性能です、この二つだけと言い切っても差し支えありません
先ほどの私の断熱性能1から10までの中で、コストをかけてでも8.9.10を目指すのか、、、というお話しとなります!
ちなみに断熱性能が変わると、普段の生活でも相当感じるかと思います!
先日断熱の勉強の為、とあるメーカーのショールームに行ってきたのですが、そこに「昔の家」、「今の家」、「これからの家」と三つ並べてそれぞれサーモグラフィーで断熱性を見える化しているコーナーがありました!
外の気温が0度、冬の朝をイメージしています
これを見ると一目瞭然です!
そういや寒かったよな、昔の家
断熱性能が低いと、窓から暖かい熱が外に出ていくのですが、外からサーモグラフィーをあてるとこんな感じ
熱が逃げまくりですやん
と、まあこのようにサーモグラフィーをあてるとよく分かりますね
今回は私がお客様から受けるよくある質問を三つ、それに対する私なりの回答を三つご紹介しましたー
案の定、、、真面目なブログを書いてると肩が凝ってきた
前回の世の中から無くなる物?シリーズはすらすらかけたけど、今回は筆が重い
ちなみに、先日久しぶりに沖縄に行ってきました
これを作った人に弟子入りしたい
では今回はこの辺でー
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~注文住宅のTeamNext~
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