【一口馬主】6月初頭の出資馬ズ。3歳軍団は勝負駆けへ！

　ダービーも終わって、今週末の開催から2歳の新馬戦がスタートします。我が馬也ホースレーシングの2歳馬軍団は、この春はややスローな進捗でしたが、夏に向けて少しずつペースを上げていってほしい今日この頃です。3歳馬は、それぞれに勝負の夏となります。

◆ロコポルティくん

　先日既報通り、ゲート試験を一発合格。デビューに向けての乗り込みのために6月5日にノーザンファームしがらきに放牧に出ます。今週は坂路で軽めに乗られていますが、西園正都調教師によればとくに試験による疲れはないようで体調は悪くなさそうです。

　血統、体つきそれぞれからダート馬である見込みでいてくれているようですが、父ヘニーヒューズ産駒の活躍の幅を見るに、アジアエクスプレスやワイドファラオのように芝の重賞を勝つような馬もいるので、適性はしっかり見極めたいとのことでした。現状、馬格は姉のサルトアトランテ（現1勝クラス）の同時期と比べてもいいものを持っているとの事なので、このまま順調にペースを上げていってほしいものです。

　距離適性的にはマイル前後になりそうなので、1400m戦の組まれる9月の阪神開催くらいでデビューでしょうか。小倉の1700m戦でも面白いとは思います。

◆シルブロンくん

　先日痛めた左後脚の飛節は回復したようですが、今度は左前を跛行してしまったとのこと。痛めていた部分をかばってのことでしょうか…。ただ、休ませたことが奏功して馬体重が460㎏台まで増えて、もう一声ほしかった馬格の部分には改善傾向のようです。脚元のケアをしつつしっかりと進めてくれればと思います。

　6月中の移動の予定は後ろ倒しになりそうですが、血統的にも馬体的にも少し長いところで使った方がよさそうなので、2000m以上の番組が出てくる秋以降のデビューでも問題ないと思います。

◆ビジューブリランテくん

　引き続き乗り運動は再開できず、ですが馬体重が500㎏台に突入してきました。夏の間は無理をさせず、くらいの進捗になるでしょうか。そうすると、デビューは寒くなってからかもしれませんね。

　ただ、馬体や血統的には時計のかかりがちになる年末～年明けの中山開催が向きそうな気はするので、まずはしっかりと立て直してほしいものです。この世代の抽優馬なので、期待しています。

◆ソナトリーチェちゃん

　オステオコンドローマの手術は無事に終了。1ヶ月ほどで運動再開可能とのことです。早期デビューを期待していただけに残念ですが、気候のいい北海道で「夏草を食わせる」事ができるのは、馬体づくりの点ではプラスに働くと思います。秋～冬にかけてのデビューができたらいいなと思います。

◆タイムトゥヘヴンくん

　引き続き北海道・吉澤ステーブルで乗り込まれています。坂路のタイムは十分に本州移動レベルまで来ているようですが、なにぶん気性の激しいところに課題があるようで、育成担当者からも「キレやすい」とのコメントが…。

　これが前進気勢につながってくれればロードカナロアのスピードを生かしてかなり走ってくると思いますが、母父にアドマイヤベガがいる通り、血統的な適性はマイル～2000mくらいだと思うので、気性面でのもう一段階の成長をしてもらいたいなと思います。

　3歳軍団も、ポレンティアちゃんが6/13の遊楽部特別出走に向けて函館競馬場に無事到着、スターズプレミアくんも今週帰厩の予定が立ち、次はより短い距離で使う方針も決まりました。それぞれ秋のクラシック参戦・未勝利戦期間内の勝ち上がりのかかった勝負駆けになりますので、きっちりと結果を出してほしいと思います。