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すべての仮説は検証しないと古代妄想かも知れません!新しい発想で科学的に古代史の謎解きに挑戦します!

【祝】日本建国(令和二年)

2020-02-11 13:06:31 | 古代史
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およそ千七百四十年前の今日、奈良県桜井市纏向遺跡で初代天皇(大王おおきみ)が祭祀王として即位されました。「記紀神話」では神武天皇が九州から大和に乗り込んで武力で征服したとしていますが、三世紀後半のヤマト王権発祥の地の纏向遺跡で出土する外来系土器に九州のものはほとんど有りませんから、神武天皇が東征したのではないことが分かります。九州に在った邪馬台国が東遷したのでもありません。つまり一方的に纏向ヤマトが敵対する北部九州の倭国を武力で滅ぼして日本を建国したのが考古学から分かる事実です。

纏向ヤマトによって滅ぼされた大国主と台与は祟ります。「日本書紀」では以下のような話になっています。崇神天皇の御代に伝染病が流行り、民も反抗するようになりました。三輪山の大物主大神(大国主大神の和魂にぎたま)の子供を呼んで祀らせれば収まるというお告げがあったので、その通りしたら国がおさまったという話です。実際は、纏向ヤマトの後ろ盾の呉が魏から帝位を禅譲された西晋によって280年に滅びましたが、親魏倭王卑弥呼の後を継いで西晋に朝貢していた宗女台与の倭国を滅ぼした纏向ヤマトは、今度は西晋に追討されることを怖れ、戦死した台与と大国主狗古智卑狗(久々遅彦)の間の子ホムダワケを探し出して祭祀王にしました。そして纏向ヤマトが女王台与の倭国を受け継いだ国であることを内外に知らせ、建国の地である纏向を卑弥呼の時代の倭国の都「邪馬台」国と同じYamatō̈(ヤマトゥ)と呼ぶことにしました。ホムダワケ応神天皇の即位によってそれまで敵対していた勢力が和睦して、大きな倭国=大倭国を創建したことから、纏向を大和と書いてYamatō̈(ヤマトゥ)と呼ぶようにしました。これが日本建国の真相だと突き止めました。(注1)(2020.2.20 注1を追加)

大和朝廷は建国時に不慮の死を遂げた三柱の貴人(卑弥呼・台与・大国主)の祟りを最も畏れ、地震や落雷などの天変地異や疫病を抑えていただくように、ゆかりの地である邪馬台国の宇佐神宮、縄文海人ムナカタ族の姫イザナミを母系とする卑弥呼や台与の出身地である不弥(うみ)国宗像大社・伯耆国宗形神社をはじめ日本各地で手厚く祀りました。特に、国譲りをした大国主については、その先代・先先代の久々遅彦らが造成した纏向ヤマトの地の大神神社で祀り、さらに出雲には日本最大の杵築大社を造り祀りました。今上陛下までの歴代の天皇陛下には皇祖神の霊(みたま)と一体になる厳しい修行によって、国家の安泰・国民の安寧をひたすら祈り続けていただいています。


日本は民を大御宝とする天皇陛下を戴く世界最古の国です。外来の征服民族が武力で造った征服王朝ではありません。日本は天御中主を始祖とする歴代の皇祖神によって護られた神霊の国なのです。皇祖神の力で列島に住むすべての人々の大きな和によって成り立つ和国なのです。今日は、日本国民にとって日本国が何故建国されたのか、その深い意味を静かに考え、ご先祖の霊に感謝する一日にしたいと思います(合掌)。

【参考記事】

【検証9】奴国の大王は凄かった(*^^)v


【刮目天の古代史】古代史を推理する(^_-)-☆



本当は怖い七福神の謎(;一_一)

日本神話の正体は?(その1) (その2) (その3)

(注1)「記紀」では応神天皇の父は仲哀天皇とされているが、「日本書紀」の記事から計算すると仲哀天皇は父ヤマトタケルが薨去して34年目に生まれたという勘定になる。住吉大社の伝承では仲哀天皇のモガリに神功皇后と住吉大神が夫婦の密事を交わしたとあり、仲哀天皇が応神天皇の本当の父でないことを暴露している。関祐二さんは本当の父親は常に皇后に寄り添っていた武内宿禰ではないかとしている。武内宿禰は五代の天皇に仕えた三百歳の老人という設定になっているが、魏志倭人伝で狗奴国の官狗古智卑狗が狗奴国王卑弥弓呼よりも先に紹介された狗奴国王の臣下の中でも最重要人物であることから「記紀」の中で武内宿禰とされた人物だと推理した。詳しくは、「狗古智卑狗という人物?(^_-)-☆」を参照。(2020,2,20 青字追加)

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