女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

Sさんの得意技。

2019-08-15 09:10:40 | 日記

「pakuさん、このままやればいいのかな?」

昼礼前にHさんに尋ねられました。

「えっ」っと横を向くと、

もうすでにSさんがわたしとHさんの間に立っていて、

「これはさ、△◎☆×〇・・・」と説明を始めていました。

人の話に割り込みはSさんの得意技です。

作業が終わった後の洗濯室でHさんがいたので、

「さっきはすみませんでした。

もうSさんが説明してたのでお話しできなくて・・・」

「いえいえ、いいのよ。気にしないでよ」

そう言われたけれど、ちょっと申し訳ない・・・。

 

 

作業終了後タイムカードを押すために時間まで並んでいます。

きのうはSさんがわたしの後ろに並びました。

すごく近くまで寄ってきて、圧迫感がすごい。

それに常に大声でしゃべっている。

いやだなぁ・・・と思っていると、退出の時間が来ました。

手にタイムカードを持ったSさんが、じりじりと押してきます。

わたしがタイムカードを押すと、間髪入れずSさんも打刻。

わたしは急いでロッカー室へ向かいます。

階段でSさんが後ろにつくと大変です。

わたしの太ももに、Sさんの太ももが重なるぐらい迫ってくるのです。

だから階段から落ちそうになります。

前の人のことなどお構いなし、我が道を行くチョーマイペース。

これもまたSさんの得意技です。


 

昼礼は横2列に並びます。

最初は2列に並んだ人が向き合って、お互いの服装チェック。

後ろの列の人が前の列の人の後ろに並んでいないと、

だれとだれがチェックし合うか分からずにもたつきます。

するとSさんから厳しい言葉が発せられます。

「なにやってんだよ!」

「毎日なんだからちゃんとやんなよ!」

「・・・ったく!」

それを聞かされる他の人たちは毎回苦笑い。

大声で文句を言うのもSさんの得意技。

定年でパートになるまでは、同じ現場の責任者だったらしい。

職場の立場が変わっても、自分の立場を変えられないSさんです。


そんなに怒ったら美人が台無しだよって、言ってやろうと思って」とIさん。

「えっ??? 美人ですか、Sさんって???」とわたし。

「アハハハハ!!!、おかし~い!!!」Iさんは大笑い。

ちょっと胸がスッとしたわたしです。



 


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