４～５年前まではヒアルロン酸注入というと、ホウレイ線に直接注入して盛り上げるという治療が多く行われていました。
今はホウレイ線だけにいれるという治療ははっきり言って、すたれています。
ホウレイ線の治療には頬のリフトアップが欠かせない、というのが現在の考え方です。
頬がたるんで下がっているから、頬がホウレイ線に乗っかってしまって目立つ。
というわけです。
頬をリフトアップさせる打ち方をすると、ホウレイ線が目立たなくなるだけでなく、頬が引きあがるためとても若々しくなります。
目の下のたるみも同時に改善します。
皆さん、結果にかなり満足してくださるので、まずはこれをお勧めすることが多いかな。
でも、その上でさらに私が患者さんに提案し続けていることがあって。
それは、こめかみへの注入です。
目がすっきりと開けやすくなり、全体にリフトアップした印象になるんです。
before
after
この方は以前からお越しくださっていて、少しずつヒアルロン酸治療の階段を上っていかれている最中です(笑)。
こめかみに入れるのは初めてでしたが、片方を入れた時点で、
「あ！わかります！目が開けやすくてすっきりした感じです！すごいです！」
と言い出しました(笑)。
両方入れるとスッキリして、二重のラインも少し幅が広くなった気がするとおっしゃっていました。
こめかみがかなりくぼんでいる場合はもちろん、くぼみが気にならない方でも注入すると、とても良い効果が出るのが特徴です。
やってよかったと、皆さんが口をそろえて喜んで下さる治療です！
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＊ヒアルロン酸注入
今回使用したヒアルロン酸は、下記のとおりです。
●ジュビダームビスタ ボリューマＸＣ 1.4ml
●ジュビダームビスタ ボリフトＸＣ 1.0ml
価格は、トータル192,000円（税抜き）になります。
ヒアルロン酸注入には、内出血・紅斑・血流障害による皮膚障害などのリスクがあります。
内出血を完全に回避することはできませんが、使用する針の選択や、内出血拡散を防ぐ漢方薬など、できるだけ内出血を避ける治療を目指しています。
内出血が起きた場合は、１〜２週間で納まりますのでご安心ください。
注入による血管塞栓のリスクは、解剖学の熟知と手技の熟練により回避できるとともに、ヒアルロニダーゼやプロスタグランディンなどを常備し、万が一に備えた対策も講じています。