旅するニート – [小樽・田中酒造] –初絞り

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みのむしクリップ

主に電気関係で仕事をしてきたけれど、気が付いたとき、日本の電機の会社ってほとんどなくなっていた......... そんな需要のない今を 日々生きています。

小樽の田中酒造で、今年も初絞りを買った。
やや発泡気味で味が変わるから、早めに飲まないと・・・、
って、すでに飲んだけど、まあ、独特の風味。
ちょっと口当たりが乱暴というか荒っぽい。
すきっとしているわけではない。
度数も高いので、飲みやすくはない。
表記は、17度。
正月に絞り、すぐ瓶詰めなので、
発酵は進行するから多少は変わるだろう。
普通、アルコール度数は14度程度。
最近では 11度ってモノもある。
そういうのは、水みたいに飲みやすい。
だからといって、
「酒」に度数はナンセンスかも。
銘柄買いだしね。
度数を気にするのは税の都合。

初絞りは、初絞りとしての威厳というか、
凜とした荒々しさと冬の寒さが相まって、
味わい深い、いにしえへの慕情。
そういうことを年に一度は楽しみたい。
それが一年という、
時間の周り事のように感じる。

昔は北の誉や
今は余市で焼酎を造っている別な田中酒造、
花酵母の酒造、日本酒造など
いくつもの酒造が街にはあった。
お酒の味は、糖をアルコールに変える酵母や
米の味、削り具合に左右される。
食べるお米の油分や「うまみ」が、
お酒の雑味になる。
米は地元の米で、麹や酵母も地元の酵母で・・・
と、したいけど、
やっぱり協会酵母と山田錦を元にした
日本酒が多い。
それは美味しく飲みやすいから。そして、
それは、笑えるぐらい同じ味。
原料をそろえると、作り手の違いも分からない。
日本酒の違いって、環境なんだと思う。

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