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著書「仕事と日常を磨く人間力マネジメント」の読書ナビ

069:人間力を磨く

2020-02-19 | 新・知だらけの学習塾
069:人間力を磨く
――第5講義:考える
「考える力」と「感じる力」は、きわめて大切な「人間力」の骨格です。最初に西堀栄三郎の著作で、2つの意味を確認させていただきます。

――論理すなわち「考えること」と非論理すなわち「感じること」が重なって初めて創造性が生まれてくるのです。教育という言葉の「教」は論理つまり「考えること」を教えるのを意味しているのに対し、「育」は「感じる力」を育てることを意味していますが、この「感じる力」を育てることがリーダーの一番大切な役目です。そのためには部下に成功の味をしめさせる以外はありません。(西堀栄三郎『新版 石橋を叩けば渡れない』生産性出版)

塾長はたくさんの、若い人と接しています。彼らに共通する弱点は、「共感力」に乏しいことです。「感じる能力」アップの指導を、受けてこなかったせいだと思います。
人生の第1期(学生期)は、「教」一辺倒の世界です。西堀栄三郎が書いているとおり、「育」は、第2期(会社期)で鍛えられるものです。ところが「育てる」資質をもった上司が、少な過ぎるのが現状です。

それゆえ「感じる」力が希薄なまま、第3期(老齢期)を迎えてしまう人が多いのです。読書をしながら「WINKS」(知だらけ040参照)を繰り返す。共感した新聞記事や人の言葉は、すかさずメモにする。この習慣がなければ、いつまでたっても「感じる」力は伸びません。

塾生は自ら前記の習慣を身につけなければなりません。「人間力」についてもっと詳しく知りたい方は、塾長の本(『仕事と日常を磨く「人間力」マネジメント』医薬経済社)をお読みください。

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