パリのノートルダム大聖堂再建に、フランスのマクロン大統領が5年以内という目標を掲げました。これは、2024年のパリ・オリンピック、パラリンピックを見据えての5年です。

しかし、専門家は十数年かかるかもしれないという見解の人もいます。歴史的建造物なので、再生がリニューアルではなく再現、修復になるため、現在の科学技術をもってしても難しく、時間のかかる作業になるんだと思います。

そして、この大聖堂再建には、莫大なお金も必要です。すでにフランスの大企業が巨額の寄付を申し出ており、世界各地でも民間や宗教団体が寄付を一般の人にも募っています。すでに900億円以上が集まっていて、おそらくこれからも集まって資金面は、あまり問題が無いのかもしれません。

しかし、最初に書いた大統領の声明のように、オリンピック＝観光客ありきで早計な修復や再建をするべきものではないと思います。きっとフランスの人たちならノートルダム大聖堂を世界遺産・歴史的遺産として大切に丁寧に修復し、再建すると信じています。