こんにちは。
今朝は産科で働く看護師の告別式だった。
理学療法士の同僚と共に教会へ向かう。
沢山の職員で埋め尽くされた教会。
最後に亡くなられた方の顔を拝み、ある人は一礼し、ある人は胸の前で十字をきり故人とお別れをする。
知らない人でもタンザニアの方々は同僚であれば告別式へ向かう。
私「日本だと知らない人のお葬式には行かないの」
同僚「私達は彼女が天に召され、安らかでいられるように祈るのよ。それがたとえ知らない人でも私達は神の子供で兄弟なのだから」
その後、ICUへ向かって階段を登っていると上の階で泣き声がした後に悲鳴が上がる。
息を切らして駆けつけると一人の白衣を着た女性(学生)が倒れていた。
その周りをタンザニア人の親族らしき人たちが大勢で囲んでいる。
が、皆恐れて近寄ろうとしない。
脈は触れるが弱く、呼吸は過呼吸。
通りかかったインターンと共に頸部を固定しながら近くのベンチに下肢挙上して寝かせる。
気道確保と
「その布貸して!」
とおばちゃんからカンガを奪い取り、
「医者呼んできて!」
と叫ぶ私の横で、
「おお、神よ」
と祈る親族!
バイタルチェックをしている横で祈り続ける家族は「悪魔のせいだわ」と‥
「何が起こったの?」
「彼女の家族がなくなったの」
「その後倒れて‥」
「頭は打っていない?」
「覚えてないわ、祈るので精一杯よ」
その後、意識が戻り医者に引き継いで私はその場を離れた。
キリスト教の考えも理解できるし、土着の風俗や習慣もある。
さて、私はどうするべきなのか、まだまだ悩みながら活動を続けていきそうです。