南アフリカでシュタイナー教育〜やんちゃ男児たちの子育て日記〜

南アフリカでシュタイナー教育〜やんちゃ男児たちの子育て日記〜

日本人夫婦による2010年&2012年生まれの男児2人の日本でのバイリンガル子育ての記録で始めたブログ。
2017年夏からは、夫の駐在先・南アフリカでのシュタイナー学校の様子などを伝えながら、生活の中から見えるアフリカの魅力などをお伝えしています。

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最近、年に2回更新するペース、、、

すっかりブログから遠ざかっていました笑い泣き

 

前々回の記事がこれ。

 

長男が中学受験をしたいと言い出し、

シュタイナー学校から日本人学校に

転校すると決断したことを書いた記事。

 

 

 

私としては、泣く泣く本人の希望を優先し、

今年の1月から日本人学校に転校させました。

 

日本人学校に入って半年経った6月の下旬、

 

「僕、シュタイナー学校に戻りたい」

と。

 

「え゙ーびっくり(私:嬉しい悲鳴)

 

それから、

親子での話し合いを持ち、

何度も本人の気持ちを確かめました。

 

最初は、50%くらいから、

日に日にその戻りたい気持ちは高まっていったのでした。

 

本人の気持ちが変わらないことを確認してからは慌ててシュタイナー学校の担任の先生に連絡。

 

7年生まで同じ担任の先生なので、戻ったとしたら同じ先生。なので、まずは、担任が受け入れてくれる意志がなければ無理なのです。

 

会って事情を話すと、すぐに承諾。

(ホッ照れ

 

次に、学務と財務に連絡。

こちらも問題なくOK.

 

次は、日本人学校に退学の意志を伝えなければ、、、

これが、心理的にとても苦しかったですショボーン

 

コロナで生徒数がぐっと減ってしまっていて、さらに長男がやめるとなったら、、、、

申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、

それは、大人の事情。

本人が自分が受けたい教育を選択しているのであるから、そこはぐっと堪えて、お伝えすることに。

 

怒濤の1ヶ月を過ごし、シュタイナー学校の3学期から戻りました。

 

南アフリカの学校は、2学期制、3学期制、4学期制があります。

 

3学期制の日本人学校は、7月22日で1学期修了で、冬休み突入。

 

4学期制のシュタイナー学校は、7月25日まで冬休みで、7月26日から3学期開始。

 

長男も休みがなかったけど、つまり私もお弁当の休みがなかった笑い泣き

 

みんなホリデーで、いろいろお出かけしてたけど、我が家はどこにも行けずえーん

 

 

で、シュタイナー学校に戻ることは、誰にも伝えずに、先生にも他言しないでとお願いをして、3学期の初日に、長男は突然クラスに出没しました爆  笑

 

みんなを驚かせたいと。

驚いてくれたらしい(笑)でしょうね。出戻りですから(笑)

 

シュタイナー学校のお友だちとは、定期的に遊んだりしていて、その数日前にもお泊まり誕生会があって、みんなに会っていたけれども、ひとことも言わなかったらしい。

 

おしゃべりの弟も1ヶ月我慢して、誰にも言わなかった(エライ!)

 

※次男は、「これ内緒だよ。○○くんのサプライズパーティ、みんなで計画してるんだよ」と○○くん本人に言ってしまった前科があります(笑)

 

私も仲のいいママ友にもひとことも言わず、、、後から「だましたわね!」と言われましたがてへぺろ

 

ま、そんなこんなで、また兄弟揃ってシュタイナー学校に行ってます。

 

半年前に担任の先生にお礼のカードに書いたことが、まさかの現実化してしまった笑い泣き

 

シュタイナー学校の6年生の授業の様子が見れるのが楽しみで仕方がない!

 

日本人学校ではたくさんのお友だちもでき、長男にとっては

 

日本の公立小学校⇒南アのシュタイナー学校⇒コロナ退避中の公立小学校⇒シュタイナー学校⇒日本人学校⇒シュタイナー学校

 

と何度目かの悲しいお別れでした。

 

私もこんなに日本人いたんだ(笑)と驚き、先生たちも含め、たくさんのよき人々に出会うことができました。もちろん、これからもプライベートでのお付き合いは続けます照れ

 

ここでご報告したかったのは、

 

長男が自分で

自分が受けたい教育を選択できる

自由がここにはあるということ。

 

実は、当たり前のようで当たり前ではないこの選択の自由。

長男はとても幸せものだと思います。羨ましい限りです。

 

シュタイナー学校に戻ったよー、と伝えると、大抵「受験はやめたの?」と聞かれます。

 

受験はするそうです。シュタイナー学校に通いながらでも受験準備はできる、との本人の見通しです。

 

さて、次のブログは、受験が終わった辺りかな爆  笑

 

 

 

 

毎年恒例コミュニティキャンプ

 

南アフリカの学校は1月始まり、12月終わり。

12月の2週に学年末を迎え、

その2日後から我が家の子どもたちは

9日間のコミュニティキャンプに参加。

 

学校と連携している教会が毎年開催している

このキャンプは大人気。

 

毎年100人の1~7年生とキャンプリーダーたちの

大人数で開催されていましたが、

今年はコロナの関係で半分の50人のみ。

 

9日間て、結構長いです。

 

やっと会える!とお迎えに行っても

もう「ママー」と駆け寄ってくる年齢ではなくなりました(笑)

 

私の顔を見ても

あ、来たの

みたいな表情で、手を振るでもないキョロキョロ

(うちだけじゃなかったです)

 

キャンプリーダーのお兄さんに

ぴったりとくっついて離れません。

 

最後のクロージングサークルでは

特に女の子たちが号泣えーん

 

この子どもたちの姿を見るだけで

どんなに楽しい時間を過ごすことができたのか

垣間見れました。

 

学校が始まるまで

これからまだ1ヶ月もあります。

みんなに、よいホリデーを!と

挨拶をし、帰路につきました。

 

 

体験を重ねる

 

家に着いてさっそく荷物の片付け。

 

2年前は荷造りから片付けまで

手伝ったような気がするけど

最近は旅行に行くときも

自分たちで荷造りし

片付けまでできるようになり

本当に成長したなぁ、と感じます。

 

さてさて、下の写真は

キャンプで制作してきた

工作や手仕事たち。

 

これを見て確信しました。

 

体験は一回で終わらせるのではなく

体験を重ねることが大切なんだってこと。

 

 

 

 

例えば、Tシャツのタイダイ。

もう何回やったんだろう。

確実にきれいな色の出し方が出来てきている。

自分が出したい模様を

ちゃんと出すことができるようになっている。

 

 

 

キャンドルディッピングも

毎年毎年やっている。

初めての頃は、

全色重ねているうちに

濃い緑になったり

茶色になったりしていた。

 

でも、今年は

赤黄青の3色だけを重ねることで

きれいな虹色のキャンドルを

長男が完成させてきた。

 

 

このインディアンクロスは次男。

初めて作った頃は、

色もそんなに考えず、

糸の張りも弱かったのに

こんなにきれいに糸もピンと張った

インディアンクロスを作ってきた。

 

私が日本で毎月参加していた

親子あそびでも

毎年おんなじ遊びを繰り返していた

これってとっても大事なこと。

 

ついつい、

大人は一回の体験で

子どもに体験させてあげたって

満足してしまいがちなんじゃないかな

 

って思いました。

 

 

どんなに小さなことでも

何度も体験を重ねることが

どんなに大切なことなのか

って、私自身最近体感したばかり。

 

今受講している

シュタイナー算数の教員養成講座で

コンパスと定規を使って

正五角形を作図するということをやりました。

 

一番最初に作図したとき

どうしても最後の点がピッタリと合わない。

どこかで0.1mmずれただけで

最後に5mmくらいずれてしまう。

 

3回やり直して、ようやく正五角形が描けました。

 

コンパスの中心がちょっとずれたり

鉛筆が太かったり

要因はいろいろ

 

でも、これって、自分で何度もやってみて

考えてみないとわからない

 

でも、やって、失敗して、考えてを

繰り返す中で、

ちゃんと自分の実になっていく

これが本当の学びなんだと思う。

 

紙上で0.1mmずれるだけで

5mmもずれちゃうって考えたら、

私達の住んでいる家や

高層ビルなどはちょっとの狂いも見逃せない

 

そんなこと

自分で正五角形を描いてみないと

体感できなかったと思う。

 

頭ではわかっていても

本当の意味で実感するには至っていない

ってこと、

まだまだたくさんありそう。

 

 

そうして、

正五角形を描けるようになって

できたのがこちらのキャンドルホルダー。

 

正五角形から☆が生まれる

素敵なキャンドルホルダーです。

 

 

体験を通して学ぶ

 

最後に、私の好きな言葉。

国際協力の仕事で現場に入るとき

バイブルのように持ち歩いていた

Helping Health Workers Learnという本で

紹介されているこの言葉。

孔子の言葉とも言われているようですが、、、

(私の意訳です)

 

 

<見て、やって、考えることを通して学ぶ>
 
耳で聞くだけだと忘れる。
目で見ると覚える。
実際にやってみると理解できる。
自分で発見したら、実際に使えるようになる。
 
 
 
もっともっと
子どもたちが体験を重ねる学習ができますように。
 
 
 
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長男11歳の決断

 

5円って、GOENって発音するんだよ。

GOENにはご縁って意味もあるんだ。

みんな、これまでありがとう。

これからも友達でいようね。

 

 

 

さようなら、シュタイナー学校

 

南アフリカの学校は1月始まり、12月終わり。

つい先日、学年末を迎え、長男は5年生を終えました。

 

今年の6月、突然

「ぼく、日本人学校に行く」

と言い出しました。

 

えっ?

 

寝耳に水!

去年、コロナ禍で日本に一時退避をしてる時、

半年ほど、日本の公立の小学校に通った長男。

(あ、次男も通いましたけど)

 

帰国するころには、中学生かも、、、

と考え、準備を始めようと思ったらしい。

 

本当に転校したいの?

 

数ヶ月間、事あるごとに、何度も何度も尋ねました。

 

彼の意志は固く、もう変わることはなさそうでした。

 

9月中旬、学校側に、来年度の在籍意志を

伝えないといけない時期がやってきました。

 

最後にもう一度尋ねました。

 

本当に転校したいの?

 

「うん」

 

お友だちもたくさんでき、

勉強もスポーツも楽しくやっているのに。

どうしてだろう?


私よりもしっかりと

自分の将来のことを考えているらしい。

 

本人がそのように希望しているなら

親としてはその意思をサポートしてあげないと。

私の意思とは反するけれど。

 

学校に事務的な連絡をする前に、

担任の先生にお茶でもしませんか?

と時間を作ってもらい、

本人が転校を希望していることを伝えました。

 

この段階で、私の方が泣きそうでしたえーん

 

先生も悲しいけど、

この半年間でとても成長した長男の様子を

話してくれました。

 

そして、もう準備ができたのかもね、と。

 

新たな出発を応援してくれています。

 

 

 

写真の5円玉の手作りネックレスは

学校最後の日に

クラスの一人ひとりに

メッセージと一緒にプレゼントしたものです。

 

 

シュタイナー学校で培った基礎力

 
小学校1年生の1学期まで日本の公立小学校に通い
急に英語の環境で、しかもカリキュラムが全く異なる
シュタイナー学校に通い始めた長男。
 
最初は緊張で体に力が入りすぎたり
筆圧も強かったり
一番にならないとすぐに泣いたりしていた長男も
だいぶ成長しました。
 
何でも早くやらないと気が済まなかった長男も
そんなこと気にしなくなりました。
 
筆圧が強く、乱れていた字も
4年生から万年筆を使うようになり
まー、美しいノートを書き上げてくるようになりました。
 
負けてすぐに泣いていた
(じゃんけんで負けても泣いていた)長男も
ついに泣かなくなりました。
 
先生の言うとおり、
もう準備ができたのかもしれません。
 
親の私の方が、
長男のクラスのコミュニティから抜けることが
とても悲しくて悲しくて、、、えーん
 
でも、長男が最後に担任の先生の書いたカードが
笑えるんです。
 
「先生、ぼくの先生でいてくれてありがとう。
もし、(日本人学校が合わなくて)戻ってきたら
また受け入れてくれる?」
 
って(笑)
 
おいおい、戻ってくるんかい?(笑)
でも、いつでも自分が帰る場所があるって
思っていれば、大丈夫。
 
そして、大好きなサッカーのコーチにも
サッカークラブはシュタイナー学校のクラブに
継続して所属してもいいって了解を得たので、
友達ともサッカーは続けられるしね。
 
 
 
 
そして、もう一人の息子、次男は、、、、
 
「あなたはどうす、、、」
 
と言いかけている途中で、
 
No, thank you!
ぼくは、転校しませ~ん!
 
(君の方が、もっと日本語ちゃんと勉強した方がいいと思うけど、、、)
 
ということなので、
これからもシュタイナー学校とのお付き合いは続きます。
 
 
 
 
でもね、、、
日本人学校は、まだ通学も開始してないのに、
PTAの話やら、私が全くあったことも無い人が
シュタイナー学校に通っているチャパリータの息子さん
日本人学校に転校するんだって、と噂をされていると耳にしたり、
大量の書類を書かなければいけなかったり、、、
ちょっとぞっとしていますガーン
 
あー、狭い日本人コミュニティ、ちょっとびびってます。
 
私、適応できるかなキョロキョロ
 
 
 


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いよいよ算数の先生目指して勉強開始

なぜ私が算数の先生を目指して勉強を始めることになったのかまでの話は、前編に。

 

2020年12月、コロナ禍まっただ中に「シュタイナー算数教育教師養成講座レベル1第5期生」として、改めてシュタイナー算数を学び始めました。(今、第6期募集中ですので、関心ある方は、こちらをご覧下さい)

 

 

 

この講座、6ヶ月で、24レッスンをこなすという、結構時間的にはハードな講座でした。月に4本(一本1時間弱)のレッスンビデオを見て、課題をこなし、さらに月に2回は1.5~2時間のzoomレッスンを受けなければいけません。正確に言うと、2週間ごとにビデオレッスン2本、課題、1.5〜2時間のzoomレッスンの繰り返しです。

 

幸いなことに、というと語弊があるかもしれませんが、コロナのお陰で、子どもたちの学校が終わる時間も早くなったり、私のボランティアもお休みだったりしたので、私は十分な時間が確保できました。

 

「お父さん・お母さんのシュタイナー学校」受講の時は、子どもたちがとなりで美味しそうに食べているおやつを、私もおいしいね、おいしいね、と味見している感覚、と前編で書きましたが、今回の教師養成講座は、美味しかったから、実際にそれを自分で作ってみるという感じでした。

 

勉強をするには、まずリズムを作ること。自分の隙間時間がどこにあるのか、時には、レッスンビデオを2回に分けて見ることもあったり、夕飯の支度をしながら見たり、などもありましたが、そんな学び方ができるのもオンライン学習のメリットかもしれませんねニコニコ

 

 

 

 ※糸かけは息子の学校での作品です

 



ワクワクが止まらない!

 

もちろん、目標は、将来子どもたちに算数を教えられるようになること、ですが、この講座は、毎回

 

ワクワク!

えーっ!

なるほど!

 

の連続でした。そして、私が子どもたちに与えてあげたいものも、

 

ワクワク!

えーっ!

なるほど!

 

 

ワクワクしたり、驚いたり、そんな学びを子どもたちに体験してもらいたい。そのためには、私自身が、ワクワクしないといけませんよね。

 

算数だけど、使うのは粘土やお手玉、色鉛筆だったり、へー、これが算数にこんな風に繋がるんだーなどなどニコニコ

 

シュタイナー教育の魅力は、ひとことで言うと、すべてが繋がっていること。

 

科目ごとに独立している教え方ではなく、算数の中に芸術があり、芸術の中に算数があり、体の動きの中に算数があり、算数の中にリズムがあり、、、うまく表現できませんが、すべてが繋がっている。


そして、生活に密着していること。


2021年6月に、このワクワクした講座も修了してしまいましたえーんレベル1の講座を修了したとは言え、ノートを見返してみたら、あれ?これはどうだっけ?どうやって教えるんだっけ?と、私の習得内容は、かなり虫食い状態であることに気がつきました、、、毎回、一生懸命に勉強していたのに爆笑
 
でも、シュタイナー教育では、忘れることを悪いこととはしません。あえて、忘却の期間になるブランクを入れるそうです。
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
一度深く学んだことは、意識の外へ追いやってしまいブランクを入れる。すると、ブランクの間、無意識の中で、学んだことは育つのです。そして、次にその内容に関係することに触れた時、むくむくと記憶が湧き上がってくる。記憶・・・つまり、学んだことだけでなく、それが、育っている。
 
育つというのは、他のことと自然に関連づいて、学びが膨らんでいたり、自分の考えが、無意識なのに、まとまっていたり、つっかえつっかえしかできなかったことが、すらすらできるようになっていたり・・・いろんな形があります。
 
出典「教室で活用するためのリズミックエキササイズマニュアル」(石川華代著、p23)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
忘れないために、休みにまで宿題を大量に出す日本の教育とは真逆の考えですね。
 
 

目下、学んだことをアウトプット中!

 
さて、私の場合、手っ取り早いのは、子どもに試すことですが、我が子たちは既にプロのシュタイナーの先生に教わっているため、何かを試そうとすると、「これはこうやるんだよ」とダメ出しされたり、「あ、これやったことある」など、なかなか、自分のアウトプットの練習にならない笑い泣き
 
学んだことをもっとオリジナリティあるもの、自分が向き合う子どもにあった形にしていくことがこれからの私の課題。
 
ということで、試しにFacebook上で、親子で私のレッスンの練習に付き合って下さる方を募集したところ、たくさんの方がシュタイナーの算数に関心を示して下さり、びっくり。こんなにシュタイナーって知られていたっけ?たまたま私の周りに多いのか?いずれにしても嬉しい悲鳴ですびっくり
 
今回は、私の学びをアウトプットする練習ですので、先着6組の親子に協力していただくことにし、現在オンラインでレッスンを行っています。
子どもへの声のかけ方、具体的に伝える練習をさせていただき、いただいたフィードバックを基に課題を明確化し、さらに親御さんへは論理的に説明できるように勉強を重ねているところです。

モニターの皆さん、お付き合いいただきありがとうございます照れ
 
次は、レベル2に突き進むべく準備開始。これから私の人生、どんな風に開花していくんだろう。とっても楽しみですおねがい
 
 
 


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南アフリカでシュタイナー教育を学ぶ

 

2017年の夏から南アフリカ共和国に駐在することになり、子どもたちが念願のシュタイナー幼稚園・小学校に入学。

 

そもそも、私がなぜシュタイナー教育に関心を持ったのかはこちら↓

なぜシュタイナー教育について書くのか? 〜シュタイナー教育との出会い〜

 

 

子どもたちの学校通いはじめの様子はこちら↓

ワクワク、ドキドキのシュタイナー学校初日!

 

 

 

さて、念願のシュタイナー学校に子どもたちが通い始めたわけですが、実際のところ、シュタイナー教育ってどんなことやってるんだろう?と興味津々だった私は、本を読んだりするのはもちろん、先生にお願いして、授業を見学させてもらったり、授業のお手伝いさせてもらったり、保護者会に参加したり、ボランティアして、いろんなお母さんと交流したりして、私なりにシュタイナー学校ってこんなことやってるんだー、と少しずつ学びを深めてきました。 

 

お母さんのためのシュタイナー学校

 

修士で教育学をかじっていた私は、シュタイナー教育を知れば知るほど、私もこの教育学を学んでみたい!と思い始め、仕事もやめ時間ができたので、じゃ、勉強しよう!と思い立ち、2018年には当時、ドイツを拠点に展開していたe-waldorfお父さん・お母さんのシュタイナー学校受講することに。この頃は、まだオンライン受講に慣れていなく、さらにネットが不安定になることが多々あり、四苦八苦しながらでしたが、1年間なんとか勉強を続けました。

 

この時は、となりで子どもたちが美味しそうに食べているおやつを、私もおいしいね、おいしいね、とちょっと味見している程度だったかと思います。

 

子ども支援 x シュタイナー教育

 

さらに、2019年からは、シュタイナー教育アプローチを用いて災害や紛争でトラウマを抱えた子どもたちの支援活動をするNPOEmergency Pedagogy)に誘われ、週一回のペースで仲間たちと活動をともにしてきました。(この団体の本部はドイツにあり、私達は学校を拠点に南アフリカ支部としての活動をしています)

 

それまで17年間、国際協力の分野で働いてきた私にとって、子ども支援xシュタイナー教育という最高の組み合わせラブ

 

時を同じくして、2019年から、タウンシップの子どもたちに様々な体験をプレゼントする活動を幼稚園のアシスタントティーチャーの協力を得て始めることができました。

 

実は2005年から2年間、まだ子どもが産まれる前、夫を日本に残し、NGOスタッフとして、現地NGOと南アフリカのリンポポ州でHIV陽性者やエイズ孤児などの支援活動をしていた私にとって、南アフリカは特に思い入れのある国。この国の、もっと言えばアフリカの未来を担う子どもたちのために何かしたい!とは思いつつも、日本企業の駐在妻という立場では、いろいろと行動制限もあり、悲しいかな、特に経済的に脆弱な層が住む地域にひとりで足を踏み入れることは治安上かないませんでした。

 

私が行けないなら、子どもたちに来て貰えばいいチュー

 

発想の転換で、定期的に子どもたちを家に招いたり、本物の劇を鑑賞しに連れ出したり、タウンシップではできない様々な体験をプレゼントする活動を始め、徐々に協力者を増やしてきました。

 

一回目に我が家に来てもらったときの様子はこちら↓

いらっしゃい!タウンシップの子どもたち!

 

細々とでも、こんな風に子どもたちと活動できることは私にとってこの上ない喜びですおねがい

 

人生って面白い。ひとつひとつが、ちゃんと繋がっていく。

 

 

日本に帰ったら何をしよう?

 

日本に帰ったら、何をしようか、、、ショボーン日本企業から派遣の駐在妻。いつかは日本に帰らなければいけない、、、ずーっと働いてきて、専業主婦になって3年。ちょっと焦りも感じ始めていたのも事実。年齢もどんどん重ねるばかり、数年間もキャリアにブランクがあいてしまった、、、さて、どうしようか。

 

私の日本の拠点は、東京の下町。昔は中小企業が元気だったらしいですが、今では貧困と呼ばれる層の割合がとても高い区です。残念ながら、貧困は、子どもたちの学習にも影響を及ぼし、貧困の連鎖を繰り返す。よく耳にするのが3年生の壁。特に算数でつまづくらしいと。

 

だったら、日本に帰ったら、学習でつまづいてしまった子どもたちが、貧困の連鎖を繰り返さないための学習支援をしたい!ラブ

 

シュタイナー教育の学びを少しずつ深めていく中で、私はシュタイナー算数の美しさに、すっかり魅了されてしまっていました。と同時に、このアプローチだったら、算数が苦手な子どもたちにも算数を好きになってもらえるかもしれない!と思ったのです。

 

でも、シュタイナー算数の美しさに魅了されただけで、人に教えられるような知識は全然持ち合わせてない爆笑しかも、私はずっと文系。それなのに、算数を教えようなんて考えてしまったわけですキョロキョロ無謀と言えば無謀です。人生どう転ぶかわかりません。

 

そんなこんなで、私は2020年にe-Waldorf の「シュタイナー算数・数学教育の教師養成講座レベル1を受講することにてへぺろ

 

 

タイトルの内容にたどり着くまでに、こんなに長文になってしまいましたので、続きは後編ウインク

 

 


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