いよいよ学校が再開!南アと日本の学校の新型コロナ対策はどう違う?
南アフリカロックダウン69日目。6月1日から、レベル3に段階的緩和になりアルコールが買えるようになったらしい。
日本に一時退避してから、早40日目。非常事態宣言が解除されたばかりだけれど、6月2日に東京アラート発令。
秋から冬に向かっているヨハネスブルグの最低気温は7℃、最高気温は23℃。
春から夏に向かっている今日の東京の最低気温は19℃、最高気温は29℃。今年に入ってからの最高気温で、真夏日らしい。
ヨハネスブルグのシュタイナー学校は6月2日から11年生と12年生の登校が始まりました。(公立の学校は教育大臣が6月1日開始を再検討する、と先日言っていたので、いつから開始になるのか???)
東京の地元の区では、6月1日から3週間は分散登校で、22日から通常登校の予定(状況によっては変更あり)。
ということで、今日からやんちゃ男児たちは地元の子どもたちに混じって分散登校。
通常は一年を通して集団登校していた学校ですが、コロナ対策として、集団登校はなくなるそうです。
分散登校期間(6/1〜19)は、クラスを3つのグループに分けて、3日に1回登校するというシステム。学年ごとに登校時間をずらし、玄関口が混み合わないように工夫しています。
学校によっては、短時間でも毎日登校するという学校もあったり、3部制にしたりという学校もあるようです。
さて、ここから学校再開にあたっての新型コロナ対策の比較。日本の学校は公立で、ヨハネスブルグの学校は私立なので、単純比較はできませんが、ところ変われば、対策も変わるということで、参考まで。
<東京のある区の新型コロナ対策>
・分散登校期間は、クラスを3つのグループに分けて、3日に1回の登校とし、教室内のソーシャルディスタンシングを保つ。
・毎日、登校前に検温の実施と風邪の症状の確認を自宅で行う。健康観察表に記録し、学校に着いたら提示する。
・マスクを着用し、清潔なタオルやハンカチ、ティッシュペーパーを持たせる
・集団登校はなし。
・下駄箱は利用せず、外靴は袋に入れて教室まで持って行く
・給食は、6月4日から簡易給食。基本、丼もの。通常給食とは異なり、本来の学校給食として摂取する影響価の基準は満たさない。配膳は調理委託業者と教員が行う。分散登校期間は公費負担。
給食が準備され、しかも最初の3週間は公費で賄われるあたり、さすが日本だなぁ、と思いました
<ヨハネスブルグのシュタイナー学校の新型コロナ対策>
・11年生、12年生から登校開始。小学校の登校は、まだいつからかは決まっていません。
・学校に着いたら、マスク着用、ゲートで必ず手を消毒すること
・各生徒に2枚ずつ洗濯可能なマスクを配給
・スクリーニングテーブルで、質問に答えること(多分、本人や家族に咳が出ている人がいないかなどの確認?!)
・講堂で検温してから、教室に行くこと
・車で送ってきた保護者は、学生がすべてをクリアして教室に入るまで、駐車場で待機すること。
・37度5分以上の熱があった場合は、保護者は速やかに医療機関に連れて行くこと。
・保護者ではなく、公的な乗り物で通学している学生が37度5分以上の熱があった場合は、隔離室で迎えを待つこと
・進入禁止区域には入らないこと(バスケットボールコートや校庭など)
・ソーシャルディスタンシングを保つこと
・食べ物や飲み物のの共有はしないこと
・マスクを外していいのは、食事中のみ
・ランチは基本的には持参だが、購入する人は、売店に前夜までに注文すること。注文した学生には、職員が教室まで届ける。通常の売店業務はなし。すべて事前注文による。
・迎えは、校庭にて。1.5m間隔で設置された椅子に座って保護者の迎えを待つこと。保護者は時間までに迎えに来て、車の中で待つこと。
・学生は、ゲートを出る前に手の消毒をすること。
治安の関係で、学生だけで通学できないヨハネスブルグ。保護者も仕事も始まるし、送迎大変です
ところ変われば、違いももちろんありますが、うつさない、うつらないための予防の基本は同じ。
南アフリカは、これから冬を迎え、特に7〜9月が感染のピークを迎えると言われています。小学生が安心して通えるようになるまでにはもう少し時間が必要な感じがします。
日本、特に東京は、これから夏を迎えるわけですが、我が区では夏のプールも無しになり、夏休みも2週間に短縮。このまま感染を抑えられるかどうかが、鍵ですね。
世界中で起きているパンデミック。教育現場で、子どもたちのために、一生懸命考えて、対応してくださっている先生を始めとする、すべての関係者の皆さま、本当にありがとうございます😊
さて、やんちゃ男児たち、初日の登校はどうだったかな?
これまでの話↓
①南アフリカでロックダウン その1ーコロナウィルスってなんだ?
②南アフリカでロックダウン その2-イースター休暇はヨーロッパへ
③南アフリカでロックダウン その3-振り返れば、とっても充実した2月だった
⑤南アフリカでロックダウン その5ーラマポーザ大統領、国家的災害事態を宣言
⑥南アフリカでロックダウン その6ーラマポーザ大統領の言葉は国民に届いたのか?
⑦南アフリカでロックダウン その7ーシュタイナー学校の休校対応(その1)
⑨南アフリカでロックダウン その9ー報道から見るロックダウン下の南アフリカ
⑩南アフリカでロックダウン その10ー南アフリカからもチャーター機飛ぶかも?
⑫南アフリカでロックダウン その12ーシュタイナー学校、遠隔授業(2)
⑬南アフリカでロックダウン その13ータウンシップの子どもたちに食糧の届け物
⑭南アフリカでロックダウン その14ーほんの少しの間、南アフリカとお別れ
⑮南アフリカでロックダウン その15ーエチオピア航空チャーター機の旅(申込みから出発まで)
⑯南アフリカでロックダウン その16ーエチオピア航空チャーター機の旅(出発当日)
⑰日本到着から2週間の隔離生活。 ディスタンス・ラーニング継続しています。
⑱南アフリカでロックダウン(帰国中) その18ーホテルでの2週間の隔離生活、ようやく終了、、、
⑲南アフリカでロックダウン(帰国中)その19ー新型コロナ対策から見えた南アのすごいとこ(1)
⑳南アフリカでロックダウン(帰国中)その20ー新型コロナ禍で見えた南アフリカのすごいところ(2)
㉑南アフリカでロックダウン(帰国中)その21ーやんちゃ長男、日本で10歳の誕生日を迎える!