ちょっとした世間話のはずだったんです。
「新型コロナ
また広まってますね」
感染は怖いから
気をつけないとね…って。
ちょっと前の話です。
「夜の街」での感染が多かった頃。
「びっくりな話で
あるキャバクラでは、感染が疑われる女の子を
ライバル店に送り込んで
ライバル店から陽性者が出るようにしたんですって」
びっくりです。
なんてことするんでしょう。
「ひどい事しますね」
「余計に感染が広がるじゃないね」
「それもそうだけど
その女の子がかわいそう。
まるで道具みたいに…」
「ま、キャバクラの女の子なんて
道具ですけどね」
この発言にびっくりです。
キャバクラだって
れっきとした仕事です。
キャバクラ嬢の仕事は
お店にきたお客様を接客することのはず。
鉄砲玉のように
ライバル店に送り込まれる筋合いはありません。
「え、いや道具ってことはないと思いますけど」
「でも、そういうことしてるってことが…」
確かに
健全なお店ばかりではないかもしれません。
「好きでしてる人ばかりではないし
そうせざるを得なかった場合もあるし」
「でも、どんな状況でも
他の選択肢だってあるのに
それを選んだのはキャバ嬢でしょ。」
なんと厳しいんでしょう…。
女性がリスクのある仕事しか選ぶことができない背景には
貧困
親との不仲
知識不足
いろいろあると思います。
若い女性一人では
どうしようもないものが
現代にはあるのだと思います。
しかし
本来
れっきとした仕事であるキャバ嬢という仕事。
選ばざるを得ず職業としている人だけでなく
選んで職業としている人だとしても
安全に働ける環境が必要です。
職場環境として感染対策をすることはもちろん
鉄砲玉のような扱いを受けるなんて
もっての外です。
女性が被害にあったとき
問題を女性が誘発したような発言があると
悲しくなってきます。
女性が被害に逢わないために
どんな行為が問題を誘発しやすいか
女性側が学ぶことは重要だと思いますが
問題が起こった場合は
どんな状況であっても
加害者が悪いのだということを
忘れてはいけないと思います。
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