眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

躊躇いスライダー

2020-09-28 09:04:00 | 【創作note】
心が後ろを向いている時に
言葉を前に運んで行くことは難しい

直接言葉を組み立てることはできなくても
空想するくらいならできるかもしれない

縦には行けなくても
言葉を横に広げることはできる

合理的な取り組みができないからこそ
むしろ自由にイメージを膨らませたり
離れたものたちをつなぎ合わせたり
できることは案外残されているのかもしれない

前に前に書き出せてはいなくても
全く書いていないわけでもない
(書く周辺をさまよっている)

いつもいつも
前向きというわけにはいかないのだから
そういう時間を有効に使うということも
きっと大切なことなのだろう

「書けない」ということはとても苦しい
それは書くことがないこととも違う

得体の知れない躊躇いなのだ


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