伊吹山ヒルクライム2019【参戦記】




ということで参加してきました伊吹山ヒルクライム2019。

スタッフの方々のご尽力と日頃の俺の行いの良さのお陰でフルコース開催。

前日から簡単に振り返り。



■前日

大阪からだし当日移動で全然余裕。

なのだがいつものごとくわざわざ前泊。


いや、レース前日に知らない土地でビジホに泊まるのが好きなのである。



前日の移動は電車で輪行なのだが、
電車でもすぐに現地に着いてしまう距離。


どこか途中下車して数十kmくらいは自走しようかとは思っていた。
彦根くらいで一旦電車降りようかなと。


当日は天気は微妙っぽいが、
前日はその分超快晴。春の陽気である。


なので、結構手前の野洲駅で下車。ここから会場の関ヶ原、宿の大垣まで自走。



駅のホームにあったポスター。

可能性は俺のそばにある。


外に出ると本当に天気が良い。

8号線→21号線走って最短距離で関が原に向かおうかと思ったがなんかモッタイナイ。

なので琵琶湖沿いをちょっと寄り道することに。




本当に快晴。



交通量の少ない田舎道をダラダラ走る。
桜がそこかしこで散り始め綺麗。
満開の桜よりも少し散り始めて緑の葉がチラリと見えてるくらいが風情があってなんか好きだ。


ていうかポカポカ陽気の中、田舎の風景を見ながら走るの本当に楽しい。

ゆ~っくり走る。

自転車の本来の楽しみとはこういうものでは無かったか。

レース?何それ?という気分になってくる。

トレーニング目的で走るばかりで、
実際こういうのは久しくなかった気がする。




琵琶湖沿い。

風もほとんど無く、暖かいし、景観良くて気持ちが良い。




桜と琵琶湖と私の自転車。(←語感が良い


そういやいつかビワイチしてみたいな。マッタリと。




ちょいちょい止まって琵琶湖の景色を楽しむ。


というか俺の自転車が格好良すぎる。
ため息出る。
私のミドリちゃんは本当に最高だニャ。

あらかじめ謝っておきますが、
俺の自転車は世界一格好良い上に、
世界一速い自転車ですからね。
他のレース参加者の皆さんすみませんね、こんなチート機材使ってて


その後彦根城行ってひこにゃん見てこようかと思ったが、
さすがにもう現地へ直線移動。
てか、その日はひこにゃんの誕生日だったらしい。やはり行けば良かった。


会場到着。

受付済ませる。

ていうかホント天気良い。明日もこの天気だったら!と思わざるを得ない。


大垣の宿に到着。



自分と愛車の2名で泊まるのでツインに泊まる。
いや、なんか勝手にツインの部屋になっていた。一個のベッド持て余す。


その後周辺ブラブラ。




お風呂屋さん発見。
鄙びた感じで良いやん。
入ってくかと思ったら営業してなかった。残念。




大垣競輪場。

そういや、競輪場って入ったことない。

なんか入れるっぽいので入る。



意外にこじんまりしてるというか、
客席とバンクの距離感が近い。一回観戦してみたいな。

レース自体はしてなかったので客席は人皆無だったが、
発券場は人が多い。



おっさんばかりである。

というか
この小汚い場内におっさんばかりの光景
大阪市民としては何かデジャヴ感ある。


その後夕飯。
どこかお店に入って、と思ったが、
外食だとついビール飲んじゃうので、今日は自重。
スーパーで惣菜と炭水化物買って宿で食事することに。
ノンアルビールで自分を誤魔化す。
でも最近のノンアルって結構ビール感あって良い。


日ごろレース前日は結構レースのこと考えてたりしてるが、
なぜかこの日はレースのことまったく考えずに、ホテルでダラダラしていつの間にか自然に就寝。


翌朝起床すると天気はまだ晴れている。
予報では午後から雨っぽいが、レース中はもつだろう。
テンション上がってきた。



■当日

現地到着。


さすがに少し曇ってきたか。
まぁレース中は大丈夫っぽい。ていうか雨降ってもどうせ小雨だろう。気にはならない。

ゴール地点への荷物預けはスタート地点。

ただちょっと手荷物が多いので下山用荷物以外のものもどこかで預かってもらいたい。
会場で預かってもらえなさそうだったので、


駅前にある関ケ原駅前観光交流館のコインロッカー使う。



なにか一部のファンの間で有名らしい家紋ロッカー。

小サイズ100円で安い。便利。お勧め。




その後集合位置へ。

いよいよレースが始まる。



■レース本番

さて、今回のレースの目標であるが、
できるだけ上位5%に入りたい
というもの。

そのための作戦だが、
実はあまり考えていない。

というのがコースの予習をほぼしていない。
自分の実力でどれくらいのタイムになりそうか、というのをまったく把握していない状況。
パワーメーターで出力管理しながらという作戦もしない。


なので、今回は実力者に食らいつく。

というシンプルな考え。

事前に実力者をチェック。
彼らに付いて行ければ自然と上位を狙えるだろうという目論見。


前回入賞者、先月の菰野の入賞者のゼッケンをチェックし。
手にボールペンでメモ書き。(←可愛い

スタート地点からどこに誰がいるかを把握し、彼らに付いて行くというもの。


が、見つからん。


整列してる状態でものっそいキョロキョロ周りを見渡すが、
事前にチェックした人たちが見つからん。

あ、一人見つけた。

前回大会で上位、先月菰野でも上位だった人だ。
あの人にとりあえず付いて行くか。


ふぅ。


自分が苦手な長距離コース。

今年はそのための練習をずっとしてきた。

どこまで行けるだろうか。くっっそ楽しみ。


さぁスタートだ。




■スタート

実際のレースの動画↓



事前チェックの実力者を視野に入れながらスタート。



少し後ろからのスタートだったので、
なるべく早くその人に追いついて、後ろに着きたい。


が、なかなか距離が縮まらん。


すでに結構速いペースで進んでる。

やばい。追いつかん。



ギリ視界に収めながらしばらく進んでたが、
途中その方がペースアップ。

周りを走ってた人らを振り払うためのアタックか?


だめだ、もう追いつけない。

視界からも完全に消える。


「実力者に付いて行く」という作戦は
序盤ですでに崩壊。




あとはもう自分のペースで走りきるしかないか。

その後は良いペースで走ってる人が前にいれば、
その人たちを目標に付いて行く。

追いつけば後ろに付かせてもらって、少し足を貯める。
どこかのタイミングで追い越す。の流れに。


事前チェックの実力者に後ろから抜かれたら
その人には絶対に付いて行く、と思っていたが、
後ろから抜かれるというケースはなかった。
(動画見直してたらチェックしてた人に途中しっかり抜かれてた…気付けや!)




動画で事前に見てて、ちょいちょい速度上がる箇所あったので、
平坦な箇所多いのかなと思っていたが、
確かに斜度が緩む箇所が結構ある。

そこでもサボらない。

緩斜面で脚を休められるほど余裕なんて無い。
踏んで踏んで前の人に追いつこうとする。



さて、ショートコースのゴール地点に到着。

タイム見ると32分30秒。

ショートコース開催の過去リザルトからしても結構良いタイムか?

が、分からん!気にするな!
とりあえず前に速い人走ってる。追いつけ!



その後風景が荒涼とした感じに。

残雪。
果てしない道が天空へと続いていく。

好いなぁ。好いコースだここ。



何しろもう終盤のハズ。

予測タイムは分からんし、出力管理もしてない。

ただ、目の前に同カテゴリーの人が走ってるのは見える。

ならその人には絶対に追いつく。
ペースは死んでも落としてやらん。

もう何も考えずに全力でペダル回すというだけ。



というか風が強い。


寒々とした山道に強風。
何か自然と対峙してる感あって良いぜ!

途中横からの強風で煽られバランス崩す。

怖っ!

落車するかと思った。
てかこんなところで風で落車とか嫌すぎるわ。




ゴール地点が彼方に見えてきた。



前の同カテゴリーの人に追いつく。

そこから最後全力で踏む。
絶対抜かし返されるものか。




最後踏んで踏んでゴール。


タイムは49分ジャストくらい。

過去大会のタイム予習してなかったので良いのか悪いのか分からん。

事前に見たエキスパートの人の動画だと47分台じゃなかったか?
じゃああまり速くはないのか?

まぁ何しろ全力出した。
これが自分の実力だ。



■ゴール後

寒い。何しろ寒い。



4月だぜ?なんだこの光景は。




荷物回収、防寒着を着てテラスへ移動。

寒いしおそば頼も~っと。

注文するとすぐに出てきた。



温かい。美味い。冷えた身体に沁みるわ。


あ、そういやリザルトってネットでも見れるんだっけ?

スマホで見てみる。

リアルタイムで更新されるのか。便利だなこれ。

さて、自分のカテゴリーをチェック。

そばを食いながら自分の名前を探す。


5位



思わずデカイ声で「ぃよっしゃ!!」と叫んだ。そば食いながら。


正直この結果は予想してなかった。
自分が長距離ヒルクライムでどれくらい強くなれたのか、
それが試される伊吹山でのこのリザルト。


これまで何度か入賞の経験があったが、
おそらく今回が一番嬉しかった。
苦手だと思っていたものに、
自分で考え、練習し、挑んだ。その結果としてのこのリザルト。
素直に死ぬほど嬉しいわ。

おそば食べながら満面のニヤケ顔。
周りの方々はさぞ気持ち悪かったろうに。



■下山

天気は悪くなってくるだろうし、そば食べ終えたらさっさと下山。

寒い。

カッチコチになって身体中痛くなる。

雨が本格的に降ってきた。

死ねる。


会場に戻る。


ていうかネットのリザルトってあくまで暫定か?
正式リザルトの張り出しを確認したいが、自分のDはまだの模様。


Eさんに遭遇。
どうやらタイムでは勝てたようで、
前回菰野では負けてたし、この距離で実力者Eさんに勝てたのは正直内心すごい嬉しかった。


ていうか正式リザルト発表が遅い。
順位変わったりしないだろうな。

待ち時間でカレー食べる。



400円。

安いのにボリュームある。美味かった。

ていうか雨降ってるし寒い。はよしてくれ。

その後リザルト張り出し。

確認。




5位


…うん。

…うん。

死ぬほど嬉しいわ。


その後表彰式。




副賞はソックスとクリーナーだった。

雨でドロドロになったその汚らしい自転車をこれで洗いやがれってことか。
やったぜ。


というか今回の伊吹山の男子Dの入賞者、
なんと6人中5人が先月の菰野の入賞者なのである。(自分も含めて
菰野の表彰式で並んでた5人が今度は伊吹山の表彰式でまた一緒に並んでるという図。
なんかコレすごいな(笑



■まとめ

ということで無事に終了しました伊吹山ドライブウェイヒルクライム2019


目標は上位5%というものを考えていましたが、
まさかの5位入賞。

苦手な長距離に立ち向かってのこの結果なので本当に心から嬉しい。

今までは入賞しても自分の得意な短い距離のレースばかりだったし、
今回の入賞は今までのものと自分の中ではかなり意味が異なる。

正直少し自信につながる。

今年は十三峠ばかり登ってきたが、
やはり十三峠は俺を裏切らないし俺も十三峠を裏切らない。


さて、次戦は竜王山ヒルクライム。
短い距離だからやっぱり相性良いとは思うけど、強者揃いのようだし結果はどうだろ。
まぁ精一杯がんばろう。


それではお疲れ様でした。

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