私の名前
連夜のように、終電で帰る『海』。
少しでも繋がりたくて、待ち侘びる。
電車の中でLINE交わして、お終いのときもあるし、
おうち帰ってきてから、ちょっと待っててね、
からのどこかで力尽きているときもある。
(こういうときはちゃんとベッドに入ってるのか心配になる💧)
たった「おやすみ」だけでも、
そこに辿り着く前に寝落ちて、翌朝の「ごめん」も、
愛おしい恋しい。
このごろ・・・
圧倒的にやりとり不足を感じるけど、
寂しいけど、
困らせたくない。
困らせない、が
私に出来ること。
頑張る。
この日も。
帰宅途中ぽい彼からLINE。
ラリー未満の。
まだ続くかな?
力尽きちゃうかな?
私の方もいつでも寝られるように準備しながら、
スマホを肌身離さずに。
ベッドに潜る。
潜ったら。
そりゃ寝ちゃうよね~・・・( ̄▽ ̄)
朝。
ぱっと起きてスマホを覗く。
彼から届いてたLINE。
「なぎ」
彼は私をひらがなで呼ぶことが多い。
私の名前だけがぽつんと届いてた。
私の名前を呼ぶ声。
なんで寝ちゃったんだろうって口惜しい。
応えたかったな。
名前だけのLINEに。
私の大好きなお友達のことを、一緒に思い出したりして。
そのお友達は彼さんに、毎朝名前を送ってもらうよう約束している。
きっと今も続いてる、そうだよね😊
思いがけない邂逅。
少しノスタルジックな。
心に灯りが灯る、あの色に。
なんて、
ゆっくり浸る暇のない忙しない朝。
怒涛の朝を、送り出して、
ひといき付きながらトーク画面を開いた。
あ~っ💧
u「お腹空いた~」
n「食べたいの作ってあげるよ~!」
からの
u「なぎ」
だった~(〃/ω\〃)
(私を食べたいの意味・笑)
寝る直前のやり取りをすっかり忘れてて。
でも。
なぎ、なぎ、なぎ
私を呼ぶ声を聴きたくなった。